<綾瀬はるか×坂口健太郎インタビュー>お互いの印象は?夢を叶える秘訣は?ほんわかトークが可愛い“奇跡のカップリング”
2018.02.09 17:00
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映画『今夜、ロマンス劇場で』(2月10日公開)で、本格的な初共演を果たす女優の綾瀬はるか(32)と坂口健太郎(26)が、モデルプレスのインタビューに応じた。映画『海街diary』(2015年)、映画『高台家の人々』(2016年)などで共演しているものの、芝居での絡みは今作が初。モデルプレスでは今回、お互いの印象や作品にまつわる恋愛観、さらには“夢を叶える秘訣”を聞いた。
綾瀬はるか×坂口健太郎インタビュー
完全オリジナル作品となる今作は、映画監督を夢見る青年・健司(坂口)と、彼が長年憧れ続けたスクリーンの中のお姫様・美雪(綾瀬)の物語。“逢いたい”という気持ちが奇跡を起こし、出会うはずのなかった2人は次第に惹かれ合っていくが、美雪には<人のぬくもりに触れたら消えてしまう>という秘密があった。この真実に2人はどう向き合い、どんな答えを出すのか、ロマンティックで切ないラブストーリーを『のだめカンタービレ』シリーズを生み出したヒットメーカー・武内英樹内監督が描き出す。綾瀬、坂口のほか、映画撮影所で助監督として働く健司に密かに思いを寄せる映画会社の社長令嬢・成瀬塔子役を本田翼、撮影所の看板作品をいくつも抱える大スター・俊藤龍之介役を北村一輝、健司と同じく映画監督を志す、良きライバルであり友人でもある山中伸太郎役を中尾明慶がそれぞれ演じ、物語のカギを握る役どころとして石橋杏奈、加藤剛が出演する。
お互いの印象は?坂口健太郎は“いじられキャラ”
― 今回、本格的な共演は初ということですが、お互いの印象を教えてください。坂口:柔らかい雰囲気があるんですけど、一本強い芯もある方だなと感じました。今回お姫様役だったからかもしれないですけど、お会いする前はどちらかというと柔らかいイメージの方が強かったんです。でも、お芝居をして、目と目が合うと、目の奥に何かがあるなって思いました。あとは、やっぱり綾瀬さんが現場に来ると、スタッフの方も僕も気持ちが華やかになるというか。そういうオーラを持っている方だなと思います。
― 綾瀬さんはいかがですか?
綾瀬:坂口くんの印象ですよね?
坂口:それはもうね…
綾瀬:何だろう?
坂口:さてさて?
綾瀬:いつもニコニコしている。あと、本当はすごく頭がいい方なのかなという印象があります。
坂口:おお!
― それはお話されているときに感じたことですか?
綾瀬:いや、お話しているときはあまり感じなかったです(笑)。
坂口:どういうことですか(笑)?
綾瀬:お芝居しているのを見て。現場では「今日の俺もかっこいいよね」みたいな話しかしてないので。
― (笑)。
坂口:もっと色々話したじゃないですか!
綾瀬:(笑)。
― その話題が多かったということですか(笑)?
綾瀬:そうですね、「今日もかっこいいね」って返して。
坂口:僕がいじられるポジションだったんです。監督と綾瀬さんと北村(一輝)さんとかがいて、ふざけて言っていたら、それがどんどん広がって。
綾瀬:ふざけそう言っていたのかは、分からないですけど(笑)。
坂口:…っていう和やかな現場でした(笑)。
― お2人の今のやりとりからもそれが伝わってきました(笑)。楽しそうな現場ですね。
坂口:楽しかったです。作品的にもそうですし、ポジティブで楽しい現場でした。
綾瀬はるか、坂口健太郎の“走り泣き”を絶賛
― とてもロマンティックで感動的な作品でしたが、お2人が特に印象に残っているシーンを教えてください。綾瀬:健司が帽子で涙を隠しながら走るシーンがあるんですけど、そこが好きです。
坂口:あれは思いっきり走ったら帽子が脱げそうになっちゃってグってやったら、今度は深く被りすぎちゃって(笑)。
綾瀬:涙を堪えてるみたいに見えて、それがすごく良かったです。あと、健司が塔子さんに触るシーンが切なかったです。分かってるんだけど、美雪は触れられないから、すごく悲しくなって…。当たり前のことができない状況になると、そのあたり前のことがどれだけ大事か気付かされるというか。映画を観て、それを一番思いました。
坂口:2人の決断って本当に大変なことだし、だからこそ、そこまで思い合える2人が羨ましくもなりました。
綾瀬:ほかの登場人物のおかげで、2人の切なさとかまっすぐさがより伝わってきますよね。あそこまで一途に「この人だ」って思えるのはすごいことだと思います。
坂口:素敵な2人ですよね。
ツンデレ女子&まっすぐ男子はどう思う?
― それぞれ演じた役柄に共感する部分はありましたか?綾瀬:結構あったと思います。本当はこう言いたいんだけど、違う言い方をしてしまうところとか。私も、そう言いたかったんじゃないんだけどなということがあるので。
坂口:健司は意外とエネルギーを使ったんです。嬉しいときは本当に嬉しがるし、失敗をすると本当に落ち込むので、その振り幅が僕より大きくて。でも、どんなときに嬉しいのか、どんなときに悲しいのか、なぜ美雪姫のことを愛しているのか、という部分や方向性は一緒だったなと思いました。
― では、美雪のようなツンデレな女性、健司のようなストレートに愛情を伝える男性については、それぞれどう思いますか?
坂口:美雪姫のような女性は好きです。結構きつい部分もあるけど、それは“触れられない”からって言うのもあって、本当は拒絶したくないのにしてるんだって思うと可愛く見えました。あの行動が逆にすべて愛せてしまうというか。あのツンデレな感じがいいですよね。あの美雪姫だからこそ、健司も受け入れて許したんだろうなと思います。
綾瀬:私も好きです。まず、健司は本当に優しいですし、まっすぐだし、色々悩んだり考えたりしてるんですけど、最終的には覚悟を持った決断をしますし。男らしさがかっこいいなと思います。
― 確かに優しさだけではなく、男らしさも。健司はロマンチストな一面もあると思いますが、お2人はいかがでしょうか?
坂口:健司はロマンチストでしたね。夢見がちでもあるし。
綾瀬:私は健司と比べると、現実的かも。…でも、ぶっ飛んでいるところもあるので(笑)、現実的な部分半分、ロマンチストな部分半分で。
坂口:(笑)。僕は健司の気持ちが分かるなと思いました。基本的にはロマンチストだし、美雪姫に振り回されるんだけど、シナリオハンティングに誘うシーンとかはグイグイいっていて、そういう部分は意外と健司のペースなんですよ。ロマンチストでありながら、ガツガツしたところもあって、そのバランスがいいなと思います。
綾瀬はるか&坂口健太郎の“夢を叶える秘訣”
― では、最後にモデルプレスお決まりの質問を…坂口:僕知ってます(笑)。“夢を叶える秘訣”!
― いつもありがとうございます!ぜひ、お2人が考える“夢を叶える秘訣”や夢に向かって頑張っている読者にアドバイスをお願いします。
坂口:僕は毎回「色んなものを広くやって、夢を固めすぎない」みたいな答えを。夢にしちゃうと手が届かない感じがするので、考えすぎず、色々なことにチャレンジすることが大事だと思います。
綾瀬:なるほど。確かに夢って捉えると大きな感じがするので、小さなことや身近なことからやっていくのがいいのかも。例えば、夢や目標が目の前に来たとき、それにいつでも乗れるように日々、準備をすることが秘訣かなと思います。
― ご自身のキャリアの中で、それを実感した瞬間はありますか?日々努力していたことや準備が役に立った瞬間など。
坂口:僕はモデルになったとき、かなりがっしりしていて、今より10kg以上体重があったんです。でも、そこから痩せて、「MEN’S NON-NO」だけじゃなくて女性誌さんにも呼んでいただけるようになったので、それも“準備”と言えるのかもしれません。意外と後になってから気づくものなので、「あのときそうだったかも」と思い返すとそうなのかなと思うことが多いですね。
綾瀬:それ分かります。感覚的に「これは今出来るな」っていうのがあって、それは実は自分の中で準備が出来ていたものなんですよね。やってみて「あれが準備だったんだ」って気づくから、やっぱり積み重ねなんだと思います。
― ありがとうございました。
企画発案から10年…綾瀬はるか×坂口健太郎“奇跡のカップリング”が実現
柔らかなオーラをまとった2人は、トークもほんわか温かい空気の中進行。その空気感は映画の中でも活きており、今作においてカップリングの相性がいかに重要だったかを感じさせる。映画の構想は遡ること10年前、2008年「綾瀬さんの魅力を最大限引き出せるようなラブストーリーを作りたい」と当時『ハッピーフライト』を担当していた本作の稲葉直人プロデューサーが発案しスタート。そこから約7年、2015年『ヒロイン失格』の坂口を見て「ついにめぐり逢えた!」と相手役が決定した。10年の月日をかけ、実現した今作。切なくロマンティックな“愛の奇跡”を見届けてほしい。(modelpress編集部)
綾瀬はるか(あやせはるか)プロフィール
1985年3月24日生まれ。広島県出身。2000年のデビュー後、多くの作品で主演やヒロインを務め、2013年にNHK大河ドラマ「八重の桜」で主演、「NHK紅白歌合戦」の紅組司会を2度つとめた。近年の出演作は、映画「海街diary」(2015年)、映画「高台家の人々」(2016年)、映画「海賊とよばれた男」(2016年)、映画「本能寺ホテル」(2017年)、ドラマ「わたしを離さないで」(2016年)、ドラマ「奥様は、取り扱い注意」(2017年)、大河ファンタジー「精霊の守り人 悲しき破壊神」(2016年~2018年)など。今後は、2018年に映画「今夜、ロマンス劇場で」(2月10日)が公開するほか、2019年大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」への出演も決定している。坂口健太郎(さかぐちけんたろう)プロフィール
1991年7月11日生まれ。東京都出身。2010年に、MEN’S NON-NO専属モデルとしてデビュー。また、2014年には、専属モデルとして20年ぶりの単独表紙を飾るなど快挙を成し遂げ、2017年に同誌を卒業。俳優デビューは映画「シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸」(2014年)で、近年の出演作は、映画「64-ロクヨン- 前編/後編」(2016年)、映画「高台家の人々」(2016年)、映画「君と100回目の恋」(2017年)、映画「ナラタージュ」(2017年)、ドラマ「東京タラレバ娘」(2017年)、ドラマ「ごめん、愛してる」(2017年)、ドラマ「コウノドリ」シリーズ(2017年)など。今後は、2018年に映画「今夜、ロマンス劇場で」(2月10日)が公開するほか、3月16日に1st写真集「25.6」(にじゅうごてんろく)を発売する。映画『今夜、ロマンス劇場で』概要ストーリー
映画監督を夢見る青年・健司はスクリーンの中の美雪に恋をして、何度もくり返しその映画を観ていた。そんなある日、美雪が健司の目の前に現れる。
モノクロの世界しか知らない美雪にカラフルな現実世界を案内する健司。2人は次第に惹かれ合っていく。
けれど、美雪には秘密があった。それは彼女が人のぬくもりに触れたら消えてしまうこと。
好きだから触れたい、でも、好きだから、触れられない。この切ない真実に2人はどう向き合い、どんな答えを出すのか…。
【Not Sponsored 記事】