モデルプレスのインタビューに応じた森川葵(C)モデルプレス

森川葵、苦手意識消え“変化の1年”「これまでとは比べ物にならない」 モデルプレスインタビュー

2016.10.24 18:00

女優の森川葵(21)が、モデルプレスのインタビューに応じた。映画「A.I.love you」(12月10日より全国順次公開)に主演する森川は、同作品をひっさげ13日~16日に京都府で開催された「京都国際映画祭2016」に出席。今年は、同作のほか、月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(フジテレビ系)での熱演、トーク番組「A-Studio」(TBS系)のアシスタントに抜てきと、様々な方面で話題を振りまいた彼女。今回のインタビューでは、映画「A.I.love you」での撮影秘話はもちろん、活躍の2016年を振り返ってもらった。

  
同作は、夢を追う主人公の女の子がエリートイケメンシェフとA.I.(人工知能)と前代未聞の三角関係を繰り広げる禁断のラブコメディ。森川演じるパティシエを目指す主人公・遥の前に彗星のごとく登場した救世主・A.I.(人工知能)。その運命的な出会いをきっかけに彼女にモテキが訪れる…というストーリーで、全編スマートフォンにて撮影されている。

人工知能とラブストーリー「撮影では苦戦しました」

― 京都はいかがでしたか?

森川:3年前に映画の撮影で来たのが初めてで、今年も映画の撮影で来て、今回で3回目。すべて映画とセットです。今回は時間の関係で観光は出来ないんですが、オープニングセレモニーで二条城に入れたので、ちょっと京都気分を味わえたかなって。

― 映画「A.I.love you」は、人工知能との恋模様を描いているということですが。

森川:今技術がどんどん進歩して、人工知能が近い存在になってきてるので、あと数年経ったら、人工知能との恋愛もあるんじゃないかと思うんですよ。今だと、携帯ゲームでも恋愛ものってありますし、それよりもダイレクトに反響が返ってくるので。身近なお話だと思ってぜひ観ていただきたいです。

―人工知能とのやりとりも多いですが、演技面についても教えてください。

森川:人間同士だと目で感情表現を読み取ったりすると思うんですけど、人工知能なので目も合わないし動きもないし、撮影では苦戦しました。

― ドラマ「テディ・ゴー!」(フジテレビ系、2015年)では、ぬいぐるみが相棒でしたが、同じ感覚で?

森川:あのときも1人でのお芝居ではあったんですけど、ぬいぐるみだと目があるので、今回の方がさらに難しかったです。あとは、「テディ・ゴー!」のときは、(ぬいぐるみの声を担当した)哀川翔さんが現場でお相手してくださったこともありました。「A.I.love you」は携帯の画面に映っているだけで、何も感じないし何も動かない。映画なので、スケジュール上、声も後乗せでした。斎藤工さんが、私のお芝居に合わせて声を入れて、出来上がったので、完成版を観て「こんな風になったんだ~」って。

斎藤工の“イケボ”にうっとり

― 以前、斎藤さんの声をついて“イケボ”(=イケメンボイス)だとおっしゃっていましたね。

森川:すっごく素敵な声ですね。あと、上杉(柊平)くんもだし、“イケボ”な2人に囲まれて。聞いていて落ち着く声をしているんです、2人とも。だんだんトロンとしちゃうような…。

― 女性は耳から恋をする…とも言いますが、“イケボ”の男性はいかがですか?

森川:グッときます!声がいいと警戒心が緩くなるというか…。

― 甘くなる?

森川:甘くなる(笑)。落ち着いた柔らかい声がいいです。癒やされたい!

― 森川さんも癒し系なイメージです!

森川:私、「ふわっとしているように見えて、意外とズバズバ言うよね」って言われます(笑)。

― ギャップ!

森川:「似合わないけど、それがいい」って言ってもらったこともあります。多分ふわっとしたイメージが強いんですよね。友だちはもう慣れているんですけど、新しく現場で一緒になった人には言われます。最近だと、陽月華さんとか、舞羽美海さんとか、高橋一生さんとか…わりといますね(笑)。

苦手意識消え、変化…飛躍の1年を振り返る

― 森川さんと言えば、この1年、多岐に渡ってご活躍されていましたが、ご自身で振り返ってみていかがですか?

森川:本当に素敵な作品にたくさん携わることが出来て、現場でもみなさんとすごく仲良くなれたし、良い1年になりました。それに、「A-Studio」のアシスタントをさせていただいて、これまでとは比べ物にならないぐらいたくさんの人とお話をさせていただく機会が出来て、物の見方が変わったなって。前は人と話すことに苦手意識があったんですけど、色々な方々の話を聞けば聞くほど、どんどん色々な考えが自分の中に入ってきて、狭い隙間から見ていたものが、扉を大きく開けて世界を見ることが出来るようになりました。

― 変化の大きな1年だったと。

森川:「A-Studio」での経験は自分に大きな影響を与えています。慣れない部分も多くて、難しいなって思うこともありますけど、楽しいが勝っているんです。少しでも、成長出来てたらいいなって。

― プライベートの変化はありましたか?以前、お話させていただいたとき、「お休みの日は加湿器のお水を変えたくらいしか覚えてない」とおっしゃっていたのが印象的で。

森川:家で何したか覚えてないのは、変わってないかも…(笑)。インドア派なところは同じで、今でもお休みがあると、誰かに会うより家にこもっています。

― そこはブレない(笑)?

森川:ブレないです(笑)。自分の軸は変わらず同じ場所にあって、その範囲が広がったイメージです。

― いいところは残しつつ、色々吸収して。この1年は挑戦の年になったかと思いますが、今後やってみたいことを教えてください

森川:もっとたくさんの人と話したいです。人と関わることに興味が出てきたので、「A-Studio」での経験を活かしながら、幅広く色々なことをやっていければと思っています。

― ありがとうございました。

変わったこと、変わらないこと

今の自分に必要なものを自然と取捨選択しながら、前に進んでいく。

変わったこと、変わらないこと。どちらもあるけれど、ナチュラルな印象は同じまま。彼女の周りだけ、違う空気が流れているような、ふわっとオーラに包まれているような、不思議な魅力を放つ人だった。(modelpress編集部)

森川葵(もりかわ・あおい)プロフィール

生年月日/1995年6月17日/出身地:愛知県/趣味:睡眠

2010年、女性ファッション誌『Seventeen』専属モデルとしてデビュー。2012年に女優デビュー、『スプラウト』(日本テレビ系)でドラマ初出演。主な出演作に映画『スクールガール・コンプレックス‐放送部編‐』(13年)、映画『渇き。』(14年)、映画『チョコリエッタ』(15年)、映画『おんなのこきらい』(15年)、ドラマ『ごめんね青春!』(TBS系/14年10月)、ドラマ『監獄学園‐プリズンスクール‐』(MBS・TBS系/15年10月)など。『テディ・ゴー!』で連ドラ初主演を飾る。2016年は映画『NINJA THE MONSTER』『ドロメ【女子篇】【男子篇】』『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』などに出演。さらに映画『金メダル男』(10月22日公開予定)『花戦さ』(2017年公開予定)も控えている。またドラマでは『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系/16年1月)『遺産相続弁護士 柿崎真一』(読売テレビ・日本テレビ系/2016年7月)などに出演。

10月25日からはNHK BSプレミアム「プリンセスメゾン」(23:15~23:44)がスタート。また、映画「A.I.love you」が12月10日より全国順次公開される。

映画「A.I.love you」

12月10日より全国順次公開

監督:宮木正悟
キャスト:森川葵、斎藤工、上杉柊平ほか

<あらすじ>
映画「A.I.love you」に出演する森川葵(C)モデルプレス
パティシエになって自分の店を開きたいという夢を持つ主人公・星野遥(23)。老舗洋菓子店のアシスタント採用に応募するも不採用の連続。そんなある日、一通のスパムらしきメールが…。

『あなたはラッキーです!AI搭載通話型アプリ試用期間につき完全無料』

夢を諦めかけていた遥は、そのスパムらしきメールをなんとなく開いてしまう。そこには“あなたの夢、叶えます”の文字が。遥はついインストールボタンをタップ、画面上に『A.I.』というアイコンが浮かび上がる。

アプリは起動したがそれ以上の変化はなかった。しかし…突如、遥のスマートフォンから男性の声が…「こんにちは」この一言から始まる2人?の出会いが、遥の運命を変えることになるとは、その時の遥には知る由もなかった…。

遥は『A.I.』に『ラヴ』というコードネームを付け、その日からやりとりが始まる。パティシエになるためにも恋をするべきだという『ラヴ』の無茶な提案をきっかけに、遥は同僚のエリートシェフ・相田直斗を意識するようになり…一方、遥は『ラヴ』に自分でもよくわからない不思議な感情を抱き始める…遥の夢を叶えるために尽くし続ける『ラヴ』。『ラヴ』のアドバイスによって急接近する遥と直斗。

しかし、遥の中で徐々に膨れ上がっていく『ラヴ』への想い…。3人?の行く末は…?遥の夢と恋の結末は…?
【Not Sponsored 記事】

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