Travis Japan松田元太「嘔吐しそうになった」クズ男演じる不安「放送して良いのか」主人公の色気への解釈とは【「はだかんぼうたち」インタビュー前編】
2026.09.21 07:00
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10月3日スタートのテレビ朝日系オシドラサタデー「はだかんぼうたち」(毎週土曜よる11時~)で主演を務めるTravis Japanの松田元太(まつだ・げんた/27)にインタビュー。台本を読んで感じたことや、“クズ男”を演じる心構えについて語ってもらった。【インタビュー前編】
松田元太主演「はだかんぼうたち」
本作は直木賞作家・江國香織の恋愛長編小説「はだかんぼうたち」を初映像化。興味を持った女性には、恋人や配偶者がいるかどうか関係なく、無邪気に近づいていく鯖崎涼(松田)を中心にした、美しくも危険な大人の三角関係が描かれる。松田元太、主人公を演じる上で感じた不安
― 本作は、話題を呼んだドラマ「東京タワー」(テレビ朝日系/2024年)と同じ久万真路監督が手掛けますが、今回のチームへの期待を教えてください。松田:前回「東京タワー」でお世話になった久万監督をはじめ、チーム自体が一緒で、撮影に臨みやすい良い環境を整えてくださったことに感謝しています。「東京タワー」のときもコミュニケーションを取りながら撮影できましたし、今回も同じインティマシーコーディネーターさんに入っていただくので、そこも安心しながら、話し合って丁寧に1つひとつ作れそうだなと楽しみです。
― 台本を読んだときの印象は?主人公・鯖崎涼について思ったことも教えてください。
松田:文字で見たときは、気持ち悪くて酔いました。本当に嘔吐しそうになったんです(笑)セリフでもあるように、“欲望に手足が生えた”ような鯖崎涼という役を演じるんだなと思いながら、「このご時世にこういう作品は本当に大丈夫なのか」という不安もありましたし、「地上波で放送して良いのか」という怖さもあって。それくらい危険な世界観なのですが、作品的にはすごく面白いですし、映像化したときにどう美しく描けるか、世間で言われているような“クズ男”というものをどこまで視聴者の方に「気持ち悪い」と思ってもらえるかがすごく楽しみです。
― 鯖崎に対して「“クズ男”だな」と思う部分は?
松田:半端じゃない“クズ男”だなと僕自身ももちろん感じるのですが、鯖崎的には悪いと思っていなくて。誰にでも手を差し伸べたくなってしまうのは理解できる部分もあって、登場してくる人間にどんどん好意を抱いていくところが本当に欲望剥き出しの人間ですし、周りから見たらもちろんクズですが、鯖崎的には何か別の考えがあるというのをちゃんと根っこに持ちながら演じたいです。僕自身も台本を読むタイミングや、自分の精神状態によって、鯖崎への理解の仕方が変わったり、違うように見えたりするので、そこがすごく面白いなと思いますし、大事に丁寧に向き合っていきたいです。
― 鯖崎に共感できそうな部分はありますか?
松田:もちろん女性に対してのリスペクトはありますが、鯖崎なりの愛情表現というか、大事にしたい気持ちはわかりそうでわからない、すごく絶妙なもので。だから見る人によって見え方が変わるなと思います。今、そこを明確にして演じた方がいいのか、逆に自分もそのラインを探りながら撮影を進めて、視聴者の方にもそれを楽しんでもらうのが良いのか、いろいろなパターンを考えています。でも読むとまた酔ってしまうのですが…(笑)。
松田元太「はだかんぼうたち」への期待
― 「東京タワー」と同じく江國香織さん原作の作品ですが、江國さんの作品ならではの共通することを教えてください。松田:白黒つけないというか、良い意味でグレーでいていいのだと感じます。全体的に美しいなと思いますし、ドラマすぎず、日常にありそうなリアリティもあって、ハラハラドキドキしますし、ドロドロだけど美しいという不思議な世界観を「東京タワー」で感じました。今回の「はだかんぼうたち」ではもっとすごいものを感じられそうです。
― 「東京タワー」のときに演じられた耕二は、最終的には禁断の本気の恋になっていくという役柄でした。耕二と似ている部分もあるかと思いますが、今回の鯖崎を演じる上で重なる部分はありましたか?
松田:似ているところもありますが、また違う人物な感じがしていて。耕二もそうでしたが、鯖崎も周りの人や環境によって変わるんです。誰しもがそうかもしれないのですが、そこがすごく分かりやすいのが鯖崎かなと思います。人間ではないのかなと思う瞬間も、人間味をすごく感じる瞬間もあって、良い意味でよくわからない不思議な感じです。
松田元太、靴職人役で心掛けたいこと
― 体作りなどの面で準備していることはありますか?松田:ジムに行ったり、食事管理をしたりしています。ジムに関しては普段から行ってはいたのですが、よりパーツを考えてトレーニングするようにしています。
― 靴職人の役として心掛けたいことを教えてください。
松田:先ほども先生のお店や作業されている場所にお邪魔させていただいて、何も分からない状態で行ったのですが、職人さんの手や目つき、空間がやっぱり違って、知らない世界がそこにありました。もちろん興奮もしましたし、それをどういう風に丁寧に演じられるかなと考えながら、靴職人のことを教わりました。
先生がオーダーメイドで鯖崎の靴を作ってくださったのですが、それが足の形など全部にピッタリで、すごく履きやすかったし、一生ものだなと感じて。いただいたときの嬉しさをちゃんと役や作品を通して届けられたらいいなと思ったし、靴職人さんがいるおかげで靴をこういう風に履けているんだと改めて感謝の気持ちも持ちました。
― ちなみに松田さんは職人気質なところはありますか?
松田:職人気質ではないです。雰囲気に任せている部分が大きいかも…(笑)。職人さんには敵わないです!
松田元太が考える主人公の色気の理由
― 松田さんから見て、鯖崎の色気に女性たちがなぜそこまで惹かれるのかという魅力の部分をお聞きしたいです。松田:人間味も、職人さんとしての顔も、お仕事に真摯に向き合う顔もあるのですが、一方でホワーッとしているような一面もあって、ギャップを持っているんです。人によって見せる顔が決まっているだけなのかもしれないですが、それが自然で楽しそうに見えますし、鯖崎自身も気になったら「どうしたの?」と素直に聞くストレートさを持っています。その真っ直ぐさが、周りから見たら「どこか可愛いな」と思ってもらえるような性格なのかな。表情や感情がコロコロ変わるからこそ、そこに対して僕も鯖崎に魅力を感じたし、視聴者の方にそういう風に思ってもらえるように、丁寧に演じたいなと思っています。
― ありがとうございました!
★後編では芝居との向き合い方や、芯となっている考え方について語ってもらった。
(modelpress編集部)
松田元太(まつだ・げんた)プロフィール
1999年4月19日生まれ、埼玉県出身。2022年10月にTravis Japanとして全世界配信デビュー。2026年は「Jリーグ2026/27シーズンスペシャルアンバサダー」に就任した。近年の主な出演作は、映画「君が落とした青空」(2022)、「ライオン・キング:ムファサ」(2024)、「たべっ子どうぶつ THE MOVIE」(2025)、ドラマ「ゼイチョー ~『払えない』にはワケがある~」(2023/日本テレビ系)、「東京タワー」(2024/テレビ朝日系)、「ビリオン×スクール」(2024/フジテレビ系)、「人事の人見」(2025/フジテレビ系)、「カラちゃんとシトーさんと、」(Prime Video/2026)、舞台「俺節」(2026)など。「ぽかぽか」(フジテレビ系)月曜レギュラーや、「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」(フジテレビ系)などバラエティーでも活躍している。
【Not Sponsored 記事】
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