<窪田正孝「エール」インタビュー後編>“妻”二階堂ふみの印象は?唐沢寿明と親子役で「新しい境地に」
2020.03.25 08:00
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3月30日スタートのNHKの連続テレビ小説「エール」(NHK総合、月~土曜8時ほか)に主演する俳優の窪田正孝(31)が、モデルプレスなどのインタビューに応じた。今回はヒロイン演じる二階堂ふみや、プライベートでも親交のある俳優の唐沢寿明について語った<後編>をお届け。
窪田正孝、“妻”二階堂ふみの印象は?
連続テレビ小説第102作となる今作は、福島で代々続く老舗呉服屋の長男で、昭和という激動の時代に人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田)とその妻・関内音(二階堂)の物語。今作が“朝ドラ”初出演となる二階堂。窪田は「人を立てるのが上手い女優さん」で、“臨機応変型”とその印象を明かす。
現場の雰囲気については、「基本的に笑いが絶えない現場。台本もポップですし、監督もポジティブな方なので、皆生き生きしているんです。ふみちゃんも良く笑っているし、『そろそろロケ行きたいね』とか他愛もない話をしています」。
また、「不思議なんですけど、音楽のシーンになると皆体が揺れているんですよね。カメラマンさんとかもテストだからいいのかもしれないけど、ちょっと頭が動いている(笑)。一体感があります」と和気あいあいとした様子を伝えた。
唐沢寿明と「本当の親子に」 窪田正孝、感謝語る
唐沢が演じるのは、裕一の父・三郎。窪田とは「ラストコップ」シリーズなどで共演し、窪田が影響を受けた人物として度々唐沢の名前を挙げるほどの仲。唐沢自身も以前行われた今作の取材会で「この仕事を引き受けたのは窪田くんが主演だから」と語っていた。唐沢の出演に関し、窪田は「自分が“朝ドラ”をやるということでスケジュールを空けていただいて、本当に感謝しかないです。僕がこうなれたのも唐沢さんのおかげですし、現場での立ち振る舞い、人へのケア、全員が気持ちよく回るってなかなかないんですけど、それをやってくださる。何より俳優部が楽しくやっているとスタッフさんに伝染していくので、その背中を見させてもらっています」と尊敬の念。
「ラストコップ」では義理の父という関係性だったが、「やっと今回本当の親子になれて、新しい境地にいったなと思っています(笑)」と親子役としての共演を喜んだ。
窪田正孝「愛嬌のあるおじさんに」
第1回は、窪田と二階堂が原始人に扮したり、西部開拓時代のカウボーイに扮したり、“いつの時代も音楽は側にある”というメッセージが込められたプロローグからスタート。劇中で窪田は17歳の裕一から、今後自身の年齢を超え、さらに年齢を重ねた裕一を表現していく。「(裕一自身は)大人になってもあまり変わっていない。老けメイクとかありますけど、愛嬌のあるおじさんになっていられるよう頑張っていきたいと思います」と完走に向け気を引き締めた。(modelpress編集部)
「エール」あらすじ
第1週「初めてのエール」大正時代。福島の老舗呉服屋の長男・古山裕一(石田星空)は不器用で内気な少年で、いじめられがち。しかし担任の藤堂先生(森山直太朗)の勧めで作曲を始めると、秘めた才能を発揮する。
一方、父の三郎(唐沢寿明)と母のまさ(菊池桃子)は店の経営に行き詰まっていた。そこに裕一の伯父・権藤茂兵衛(風間杜夫)からある申し出があり…。ある日、音楽家を夢見る裕一は、ガキ大将の村野鉄男(込江大牙)の秘密を知ってしまい!?
窪田正孝(くぼた・まさたか)プロフィール
1988年8月6日生まれ。神奈川県出身。2012年6月「平清盛」に平重盛役でNHK大河ドラマに初出演し、2014年NHK連続テレビ小説「花子とアン」、ほかドラマ「Nのために」(TBS系)、「デスノート」(日本テレビ系)、「アンナチュラル」(TBS系)、「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」(フジテレビ系)、映画『東京喰種』シリーズ、『銀魂2 掟は破るためにこそある』など話題作への主演が続き、様々な役をこなす演技力が各界から高く評価され、世代を問わず注目を集める実力派俳優。2020年は、映画『初恋』、『ファンシー』が公開された。
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