モデルプレスのインタビューに応じたJY(C)モデルプレス

JY(知英)“偶然の出会い”が生んだ挑戦 神曲「好きな人がいること」で芽生えた苦悩<モデルプレスインタビュー>

2018.03.14 12:00

これまでバラードやポップスなどジャンルに捉われず、次々と違う顔を見せてきたアーティストJY(知英・ジヨン/24)。そんな彼女がまた新たな企画に挑戦した。偶然の出会いが引き起こしたという今回の試み。モデルプレスは完成までの苦労や、経験から得た新たな発見、記録へのプレッシャーなど、本人に話を聞いた。<インタビュー前編>

JY、新しい試みに挑戦

JY『星が降る前に』(提供写真)
JY『星が降る前に』(提供写真)
JYは映画監督・岩井俊二氏とのコラボプロジェクトにより、3月28日に企画EP『星が降る前に』をリリース。同プロジェクトは、岩井氏による『星が降る前に』と題した歌詞をもとに、5人のプロデューサーがそれぞれ楽曲を制作する新しい試みだ。

参加するプロデューサーは岩井氏、亀田誠治氏、Seiho氏、MONJOE(DATS、yahyel)氏、山本加津彦氏。LAで岩井氏とJYが同乗したタクシーの移動中、しきりに空に浮かぶ星と月を見上げるJYの姿からインスパイアを受けて書かれたという歌詞に、複数のプロデューサーがそれぞれ魂を吹き込んだ。

5人のプロデューサーとコラボ

JY(C)モデルプレス
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― 今回は5人のプロデューサーとそれぞれコラボ。全部全く違う曲でしたが、企画を聞いたときの感想から教えて下さい。

JY:まず岩井さんが歌詞を書いて下さったことが、夢のようでした。女優ではなく、歌手・JYとして一緒に作品ができることが嬉しかったです。

― この曲はJYさんの姿を見て、岩井さんが書き下ろしたそうですね。

JY:一昨年の1月頃、岩井さんと私がたまたまアメリカにいたとき、知り合いを介してご飯を食べる機会があったんです。ホテルも偶然、一緒のところに泊まっていたので、食事後に岩井さんと一緒のタクシーに乗りました。そのとき、私が車の中で「すごい月がきれい」と写真を撮って。完全に独り言だったんですけど、岩井さんがそれを聞いていたようで、今回の歌詞はそのときのことを思い出しながら書いて下さいました。

― 偶然によって生まれた曲なんですね。5曲は全て違う雰囲気ですが、曲によって変えようと意識しましたか?

JY:はい、全部違う表現にしようと思いました。例えば亀田さんの曲は可愛らしい曲だったので、すごく可愛らしい女性をイメージして語尾を少し上げて歌いました。亀田さんは明るくてテンションが高い方なんです。そんな亀田さんの曲だからこそ、ちょっと可愛らしい女の子を演じるような気持ちでした。

― Seihoさんとは『好きな人がいること -Seiho Remix-』以来ですね。

JY:前回はお会いできなかったのですが、今回はレコーディングでやっとお会いできて!Seihoさんはすごく自分の色がある方で、見た目もオシャレで個性的。それが曲にも出ていると思います。なので、歌うときはSeihoさんに合う女性をイメージしました。

― 違いを出す上で苦労したことはありますか?

JY:どの曲もそれぞれ大変でしたが、特に亀田さんの曲はリズムを取るのが難しくて苦労しました。ミディアムテンポで女の子らしい可愛い曲になっているので、これまでのJYにはあまりなかった曲。『好きな人がいること』や『女子モドキ』のような可愛い曲はありますが、このテンポで可愛く歌うことは意外となかった。でもKARAのときからファンでいてくださる方々は、きっとすごく好きだと思います。

JY、MV撮影の様子は?『好きな人がいること』はプレッシャー?

JY(C)モデルプレス
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― ミュージックビデオも岩井さんと作られたんですよね。

JY:そうです。実は岩井さんの演出で、ミュージックビデオには私のカメラ目線が1回もない。私以外の女性が何人か出ていますが、みんなその空を見て思うことは違う。例えば同じように携帯をいじっていても、相手は家族、恋人、友だち、とそれぞれ違うだろうし。私は家を離れて1人だけど、空はつながっているから一緒にいるような気もする。そういうのもミュージックビデオに表現されてるんじゃないかな、と思います。

― なるほど。JYさんというと『好きな人がいること』のミュージックビデオで“3000万回超え”の再生回数を記録していますが、その数字はやはり新曲をリリースする出すたびにプレッシャーになっていますか?

JY:プレッシャーですよ、あの数字は(笑)。KARAのミュージックビデオでもあまりない数字なので。「次はどうする?この曲を超えるは曲あるのかな?」と心配です。

― 今回のミュージックビデオの反応はいかがですか?

JY:みなさん「映画みたい」「やっぱり岩井さんの味がしっかり出ている」と言っています。エンドロールも出ますし、本当に映画のようなんです。照明は使わずに、全て自然光だったんですけど、夜の真っ暗な中でも、きれいに明るく撮れていて。あと今回は、撮り方が変わっていたのも印象的でした。2倍速で歌って、映像を編集するときに元の楽曲のテンポで再生して、リップシンクを楽曲にはめていく方法だったんです。最初は、全然ピンとこなくて、どうしてそんな撮り方をするんだろう、と不思議でした。スピードに慣れなくて最初は笑ってしまいそうでしたが、出来上がりが素晴らしくて!スローモーションで、髪の毛の動きなどもきれいに表現されていて、映像の力のすごさを感じましたし、それを岩井さんは全て自分の頭で考えて撮っていらしたということにも驚きました。

1人7役への挑戦を終え、知英が学んだこと

JY(C)モデルプレス
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― 連ドラ初主演作となった『オーファン・ブラック~七つの遺伝子~』では1人7役に挑戦されていましたが、今回の曲作りに活かされたことはありますか?

JY:7役に挑んで気付いたんですけど、同じ顔でも声を変えるだけで、全然イメージが違う別人に見えるんです。お芝居だと表情や姿勢など他にも変えるところはありますが、歌は声だけじゃないですか。なので今回はその曲ごとに声を変えてみよう、と意識していました。とは言え、声帯は同じなので、声のニュアンス、表現に変化をつけて。曲ごとに主人公を想像しながら、曲に合わせてやってみました。

お芝居もそうですが、私はやりながらそのときに感じたものを表現することを大事にしています。もちろん台本や歌詞は決まっていますが、歌っているときに「この歌詞に対して、今この感情が生まれたから、こういうふうに歌ってみよう」とか「声をこういう風に変えてみよう」とか、細かく試しました。

― 『星が降る前に』はライブも楽しみですね。

JY:ちょうど「ライブはどうしようか」と話していたんです。メドレーになるのかな?でも全部同じ歌詞だと、聞いている人も戸惑っちゃうかな?5曲で約30分はあるから、ライブの4分の1がこの曲で終わっちゃうのも困るし…って(笑)。みなさんと相談しないといけないですね。衣装も変えたら面白そうですし。

― では改めて、聴きどころを教えて下さい。

JY:今回は変わった形で挑戦しました。同じ歌詞ですが、違う自分を出すことができて、また新しい私を見せられて嬉しいなと思っています。聞く方によって感じることは全然違うので、今回の曲たちは楽しみ方がいっぱい!今までと違うJYを味わって下さい。

※後編に続く。

(modelpress編集部)


JY(C)モデルプレス
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JY(知英)プロフィール

JY(C)モデルプレス
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1994年1月18日生まれ。韓国出身。2008年K-POPユニット・KARAとしてデビューしブレイク。2014年4月に卒業し、8月より日本を中心に女優活動をスタート。『地獄先生ぬ~べ~』(2014/日本テレビ系)、『ヒガンバナ~警視庁捜査七課~』(2016/日本テレビ系)など人気ドラマや映画『暗殺教室』(2015)などへ続々と出演。映画『レオン』(公開中)では主演を務め、さらに今夏公開予定の映画「私の人生なのに」で主演することが発表された。また2016年3月にアーティスト名「JY」名義でシングル『最後のサヨナラ』で日本ソロデビュー。2016年7月期に月9ドラマ『好きな人がいること』(フジテレビ系)の主題歌に抜てきされ、昨年4月期は木10ドラマ『人は見た目が100パーセント』の主題歌『女子モドキ』を担当し話題を集めた。今年は、映画監督・岩井俊二氏とのコラボレーションによる音楽プロジェクトを始動。完全生産限定の企画EPとして3月28日に『星が降る前に』をリリースする。
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