モデルプレスのインタビューに応じた清水富美加【モデルプレス】

朝ドラ「まれ」で輝く清水富美加「自信なく怖かった」 期待値急上昇“ブレイク女優”の葛藤と夢

2015.07.18 08:15

“ブレイク女優”を多数輩出する朝ドラ。現在放送中の「まれ」(NHK総合ほか/月~土、あさ8時)で、ヒロインに負けず劣らずの存在感を放つ女優といえば、同級生・一子役を演じる清水富美加(20)だ。

こじれた想いを熱演「つらかった」

主人公・希(土屋太鳳)と固い絆で結ばれた能登の幼なじみメンバーの中で、希と最も激しくぶつかり合ったのが一子。勝ち気ではつらつとしたポニーテール姿が印象的だった一子だが、着々とパティシエとしてのキャリアを積む希とは真逆の方向へ。夢を求めたはずの都会でキャバ嬢として働き、荒れた生活を送る現状を打破すべく、希に正面衝突の“対決”を挑んだ―。

感情的な一子を演じてみて―
感情的な一子を演じてみて―
夢、そして親友への思いをこじらせてしまった一子を体当たりで演じた清水に、その感想を聞くと「単純に、つらかったです」と一言。「女子だとよくあると思うんですが、例えばいつも元気に明るくふるまっていても、自分よりすごく元気な人が現れると、ふとテンションが下がったりするじゃないですか?一子の場合は、それがもっと根深いところにある感じ。希が夢へ向かって着実に進んでいるのを見ると、どんどん自分のダメなところばっかり見えてきちゃう。やりたいことをやるためにやりたくない仕事をしているという状況もつらくて、1シーンやるたびにイライラしたり、悲しくなったり、優しいことを言われると逆に苦しくなったり…かなり感情的になっていました」。希と一子の関係がこじれてからは、仲の良い土屋ともあえて距離をとったりと、実生活にも影響するほど役にどっぷりと浸かった。

一子と重ね合わせた想い
一子と重ね合わせた想い
キラキラと太陽のような友人にコンプレックスを抱く一子に感情移入し、2人の友情に涙した視聴者は多いだろう。清水自身、一子に「最近では共感できる部分が多い」といい「太鳳ちゃんは同い年なのに、自分よりしっかりしてるし、毎日朝から晩まで撮影で大変なのに、どんなときも笑顔で接してくれる。すごく尊敬している分、自分がすごい眠がりなのもあって(笑)真似できず『私もあんな風になれたらな』と落ち込むこともあるんです」と一子さながらの想いを告白。放送開始と同時に「ポニーテールの一子が可愛い」と話題になったが、当時の清水は「自信がなさすぎて、カメラを見るのも怖かった」ほど。同世代の共演者と打ち解けるのにも苦労したといい「やっと慣れてきました!前はメイク室の鏡の前に1人でいたりしたんですけど、最近は皆さんがいる前室に自分から入っていけるようになって。この前は(門脇)麦ちゃんと太鳳ちゃんと3人で水炊きを食べながら語りました。『なんで女優をやっているか、どうなっていきたいか』という、割とアツめの!(笑)」。

朝ドラの反響「自信につながった」

「レプロガールズオーディション2008」の“グッドキャラクター賞”で芸能界デビュー、「仮面ライダー フォーゼ」(テレビ朝日系/11)のヒロインや映画「HK/変態仮面」(13)など、天真爛漫なキャラクターを押し出した清水の活躍を見てきた視聴者にとっては、少し意外な素顔かもしれない。だからこそ朝ドラの反響の大きさは、彼女の心境を確実に変化させるきっかけになったという。

作品の反響が自信につながる
作品の反響が自信につながる
「自信がちょっと…つきましたね。これまでは『誰に評価されているんだろう?』と思いながらやっていたけれど、オーディションで朝ドラの出演者に選んでもらい、街で気づかれることも増えてくると『仕事してるぞ!』って感じになるし、それが自信につながる。前よりもすごく明るくなったと思います」と笑顔。「他の人と比べるとクリエイティブの意欲が足りない。集中力もまだまだ」と今の課題を冷静に受け止めると共に「『まれ』が終わる頃には、もうちょっと大人になって貫禄がついていればいいな」とさらなる成長願望も。「期待値がすごく上がっているのを感じる。『朝ドラに出ただけあって、芝居固まってるな~』って思ってもらいたいです(笑)」と意欲は高まる一方だ。

清水富美加

夢は「事務所の稼ぎ頭です!」

そんな試行錯誤をしつつ、人気コミックを実写化したドラマ「となりの関くん」(TBS系)、24時間テレビドラマスペシャル「母さん、俺は大丈夫」(日本テレビ系)と話題作への出演が続く“今求められる女優”。「まれ」にちなんで“今の夢”を聞くと「やっぱり、事務所の稼ぎ頭ですね!」とストレートな宣言。「支えてくれた人たちへの恩返しです。そして自分ほど普通な人はいないと思っているので、どこまで行けるのかを見てみたいっていうのもあります」。未来を見据える瞳は、キラリと輝いていた。(modelpress編集部)

清水富美加
清水富美加

清水富美加(しみずふみか)プロフィール

1994年、東京都生まれ。2008年デビュー。2009年より「ラブベリー」(徳間書店)の専属モデルとして活動をスタート。2011年にはシリーズ40周年記念作品「仮面ライダー フォーゼ」のヒロイン・城島ユウキ役で、初の連続テレビドラマに出演したのを皮切りに、以降、映画、舞台、バラエティ番組など数多くの話題作に出演。代表出演作は映画「HK/変態仮面」、映画「振り子」、映画「龍三と七人の子分たち」、映画「ズタボロ」、ドラマ「ペテロの葬列」(TBS)、ドラマ「魔法★男子チェリーズ」(TX)など。放送中のNHK連続テレビ小説「まれ」では、ヒロインの同級生・蔵本一子役として出演中。今後はドラマ「となりの関くんとるみちゃんの事象」(MBS:7月26日日曜深夜0時50分/TBS:7月28日火曜深夜1時11分スタート)、24時間テレビドラマスペシャル「母さん、俺は大丈夫」(日本テレビ系、8月22日よる9時ごろ)などが控える。

清水富美加
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