

『デアデビル:ボーン・アゲイン』観る人を没頭させるために施された“2つの工夫” とは?
マーベルが贈る最新ドラマシリーズ『デアデビル:ボーン・アゲイン』がDisney+(ディズニープラス)で独占配信中。
配信以降、「MCUの中でもかなりリアルな作風」、「リアルでもありそうなのが魅力なんだよな」と、これまでのMCU作品とは一線を画す“リアルさ”で視聴者を魅了している本作。そんなリアルさを生み出すために、キャストと製作陣は[アクション]と[撮影環境]にこだわっていることを言及。派手な演出をするのではなく、この2つの要素を“より現実に近づけること”に重点を置いていることを明かした。
[アクション]と[撮影環境]にこだわり
本作の主人公は、昼は弁護士、夜はヒーローと二つの顔を持つデアデビルことマット・マードック(演:チャーリー・コックス)。あらゆる犯罪が蔓延るニューヨークの街を良くしたいという一心で、弁護士として正義を追求しつつ、夜になるとデアデビルとして悪人を完膚亡きまでに叩きのめしていく。
パワード・スーツを着用して闘うアイアンマンや、特殊な血清を打ち極限まで肉体が強化されたキャプテン・アメリカ、雷を操る能力を持った神であるソーや、桁外れのパワーを誇るモンスターへと変身するハルクなど魅力的なヒーローが多く存在するMCU。
そんな中本作の主人公デアデビルは、幼い頃に事故で失明して以降視覚以外の感覚が発達し、普通では考えられないほどの聴力や嗅覚を持ってはいるが、肉体は常人と同じ。そのため日頃から生傷が絶えず、殴られるのは日常茶飯事で、時には銃弾が身体をかすめるなど常に死の危険が迫っている。
キャラクター自体も他のヒーローと比べリアルさが際立っているが、より視聴者を惹き付けるべくデアデビル役のチャーリーは「CGを使ったアクションは素晴らしいものをもたらしてくれる反面、個人的にはキャラクターの感情を少し奪ってしまうと思うんです。そのため、僕たち自身が実際にスタントアクションをすることで、CGで作られるものよりも観客はキャラクターや物語により没頭できると思います」と、CGに頼りすぎないアクションにこだわっていることを明かした。
デアデビルの闘いでは、一発一発の打撃が緻密に描かれ、反応や動きが自然であり、生身の人間が闘う臨場感を味わうことができる。実際に起こり得るようなリアルな動きを重視したアクションシーンが展開されることにより、視聴者はそのリアルな痛みや激しさを感じ取ることができるのだ。
そしてもう一つのこだわりが、リアルな撮影環境にある。物語の舞台は、ニューヨークの街“ヘルズ・キッチン”。プロダクション・デザイナーを務めているマイケル・ショウは「私がこの作品を手掛ける上で一番エキサイティングだったのは、できる限り現実に近づけることでした。セットやルックのクオリティを高くすることで、キャラクターやアクションをよりリアルに感じ、感情移入させることができるんです」と語った。
実際に本作の多くのシーンがロケやセットで撮影されており、グリーンバックなどでCGに頼ることは少ない。細部までこだわった手作りのセットやロケ地で撮影することにより、視覚的なリアリティさが格段に増し、まるで本当のニューヨークの街で物語が展開されているかのような没入感を味わうことができるのだ。
これらの工夫によって、リアルで深みのある作品として視聴者をぐっと物語の世界観へと惹きこんでいる本作。<街を良くしたい>という一貫する想いを胸に、弁護士もヒーロー活動もしているデアデビルは、果たして暴力による負の連鎖を止められるのか―?
『デアデビル:ボーン・アゲイン』は毎週水曜にディズニープラスにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『デアデビル:ボーン・アゲイン』©︎2025 Marvel ディズニープラスにて独占配信中
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