

『NCIS』ギブス役のマーク・ハーモン、シーズン4で降板寸前だった理由
米CBSの大ヒット犯罪捜査ドラマ『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』(以下『NCIS』)で、シーズン1よりシリーズの顔であるギブス役として出演しているマーク・ハーモン。だが実はショーランナーとの関係で、シーズン4で降板する寸前だったことがわかった。米Screenrantが報じている。
本シリーズには、人気キャラクターとしてトニー役のマイケル・ウェザリーやジヴァ役のコート・デ・パブロなど、様々なキャストが出演してきたが、マークはスクリーンの中でも外でもチームをまとめる役割を果たしてきた。『NCIS』は全米で最も視聴されているネットワーク局の番組の一つとして定着しており、20年近くこの作品のためにチャンネルを合わせている忠実なファンは多い。これほどまでに長く続く大ヒット作品になった同作だが、もしマークがわずか4年で降板していたら、どうなっていただろうか?
マークが同作を去ることを考えていたのは、オリジナル版『犯罪捜査官ネイビーファイル』からのショーランナーであるドナルド・P・ベリサリオとの間に緊張関係があったからだと言われている。
当時の報道によると、二人は時間や締め切りを巡って対立していたそう。マークはギブスのように、冷静で統制の取れた人物として知られている。そんな彼が、プロデューサーと対立するとは想像もつかない。衝突の原因は、ベリサリオが脚本を仕上げるのが遅く締め切りに間に合わないことと、マークが毎日長時間労働を強いられ家庭に悪影響を及ぼしていたことだったといわれている。
また米TV Guide誌によると、マークは自分がマイクロマネジメントされていると感じており、ベリサリオの「混沌としたマネジメントスタイル」を嫌っていたそうだ。だが完璧主義のプロフェッショナルであるマークは、結局1日もこのドラマの仕事を休むことはなかった。2007年にマークが本当に番組を降りる寸前までいったかどうかは不明だが、CBSは問題を認識し、こう着状態がこれ以上進む前にベリサリオをショーランナーとヘッドライターから外し、チャス・フロイド・ジョンソンとシェーン・ブレナンが現場の指揮を執ることに。(今でもベリサリオの名前は製作総指揮として残されているが、製作には関わっていないそうだ)
この出来事はマークが『NCIS』チームにどれだけ影響を与えてきたかを物語っている。どんな番組でも、主役はストーリーやファンにとって非常に重要な存在だが、スクリーン上だけでなく、現場でもマークが主導権を握っていたことがわかる。本作がこれだけ長くファンに愛されているという事実こそが、マークがわずかシーズン4で『NCIS』を去らずによかったことの証明だろう。(海外ドラマNAVI)
Photo:
『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』マーク・ハーモン
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