世界のティーンを魅了する“SNS界の王子様”キャメロン・ダラスって何者?内気な少年がフォロワー4500万人超えのスターになるまで<モデルプレスインタビュー>
2018.09.28 12:00
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全世界で4,500万人以上のフォロワー数を誇り、世界中のティーンたちのハートを釘付けにしているキャメロン・ダラス(24)。巷では“SNS界の王子様”とも呼ばれている彼が、今秋日本での活動を本格始動させる。モデルプレスでは、早速来日してファンイベントも成功させたキャメロンに直撃インタビューを敢行。SNS一本でスタートし、瞬く間にスターダムに上り詰めた彼の素顔とは…?さぞかし豪快で型破りな青年なのかと思いきや、全く飾らない素直なトーンで、自身とSNSに対する思いをフラットに話してくれた。
目次
“SNSが生んだスター”キャメロン・ダラスとは?
キャメロンは高校1年のときにInstagramを開始。当時流行の兆しを見せていたVineにも目をつけ、ハンサムなルックスからは想像できない変顔やキュートな動画を次々に投稿し一気にブレイクを果たした。2013年には当時のソーシャルメディア・スターたちとグループを結成し、ファンミーティングイベント「MAGCON」をオーガナイズ。その後行ったワールドツアーの様子はドキュメンタリー番組化され、今ではティーンたちにとって憧れのSNS出身スターになっている。
その豪華な交遊録も有名で、「MAGCON」時代から仲の良かったショーン・メンデス、ジャスティン・ビーバーの婚約者として知られるヘイリー・ボールドウィン、ブルックリン・ベッカムなど数々の超有名セレブと仲がいいことでも注目を集めている。
ファッション業界でも第一線で活躍中
ファションモデルとしての活躍もめざましいキャメロン。2017年「ドルチェ&ガッパーナ」のランウェイにトップバッターで登場。「カルバン・クライン ジーンズ」のキャンペーンモデルにも起用されたり、多くのファッション誌の紙面も飾ったり、今年2月には「トム・フォード」のコレクションにも出演するなど活躍の場を広げている。キャメロン・ダラス、ついに日本で本格始動
― 2回目の来日ですね。東京は楽しんでますか?すごく楽しんでる。今回は父も一緒に連れて来ることが出来たんだよ。友だちも2人連れてきて、前僕が行ったところを彼らに紹介したり、自分も初めての場所に行ったり、とても楽しかった。自分の好きなエリアに限るけど、東京の道が分かるようになってきたことも嬉しいね。地図が頭の中になんとなく浮かぶようになってきたから、3、4回目くらいには東京は完璧になるかも(笑)。
― 日本のどういうところがお気に入りですか?
カリフォルニアと全然違うところ。世界各国の色々なライフスタイルを自分の目で見てみたいっていう野望があるんだけど、東京は文化も全く違うよね。あとは、街も人も本当に美しい。
― 日本での活動を本格的にスタートするということで、意気込みや思いを聞かせてください。
最高に嬉しい。そして謙虚な気持ちになる。僕のスタート地点は、自分の部屋で、自分でカメラを置いて、自分を撮影していたところだったけど、今では有名なファッションブランドや、世界的にも興味を持っていただいているからね。
あとは自分の中で、“ファッションといえば日本”という思いがあって。ファッションの最先端で、業界の中でしっかりとした位置づけもある国だから、そんな日本で活動が出来てとても嬉しいよ。
― “ファッションといえば日本”というのは、どういうところから感じますか?
僕はカリフォルニアのチノ出身なんだけど、そこはアジア系が結構多いエリアなんだよ。小さい頃から、日本人たちを目にしたときにはファションが際立ってると感じてた。カリフォルニアの普通の人たちはそんなに着ないけど、日本の人たちは明るい楽しい色を着ているし。
そして実際に日本に来て、原宿とかに行っていわゆる“KAWAIIファッション”みたいなのも目にして、日本の人たちのファッション性の高さを肌で感じたよ。
― 日本にも女性ファンが多いですが、日本のファンの印象は?
基本的には世界中のどの国のファンの子に対しても、いつも同じ気持ちでいるよ。特に日本の女の子について言うなら、明るい子が多いけど、ちょっとシャイな部分もあるかな。ただシャイというよりかは、ちゃんと相手の空間を大事にして接してくれるように感じる。それはすごく素敵なことだよね。
― ファッションの面はどうですか?
やっぱりファッションセンスは素晴らしいよ。他の国だったら怖気づいちゃって着られないようなものも着こなしてる。あとはミックス&マッチが上手だよね。僕だったら想像が出来ないようなものを組み合わせていたりして、アートみたい。
“一流ファッションモデル”キャメロン・ダラスの裏側
― モデルとしても第一線で活躍されていますが、体型キープのために心がけていることはありますか?全く。好きなものは何でも食べて、ワークアウトもしてない。実際はやらなきゃいけないんだろうけど…ほんとに何もやってないんだ。
― それでその腹筋ですか!?
うん。
― そうなんですね…。モデルとして有名ブランドの看板を背負うこともあるかと思いますが、そういった仕事のときに気をつけていることや意識していることはありますか?
うーん、あんまり考えすぎずに、例えば撮影だったら楽しんでやっていこうっていう感じかな。時々デザイナーさんたちが見に来てそばにいることもあるけど、基本的に撮影のときはカメラマンと自分の関係がとても親密になってるから、とりあえずその場の人たちが求めている写真が撮れるように。
もちろん外で撮影があるときは、ブランドの看板を背負ってるし、あまりクレイジーなことはみんなの前ではやらないよ。でも、さっきも言ったように楽しまなきゃいけないって思うし、カメラマンと自分の世界を作っていくような感じで、あんまり構えすぎず。そもそも自分をモデルとして選んでくれたのは、素の自分を気に入ってくれたからだと思うしね。
ランウェイに関しては、一番やったらいけないのは転ぶことだけど、誰だって2、3歳から歩いてるし、男子だからヒールを履いてるわけじゃないし、多分転ばないでしょ(笑)。あとは終わった後のインタビューで変なことは言わないように、なるべく遠くでひっそりしてる(笑)。それと、謙虚でいることが大事。
「実はシャイだった」キャメロン流、人と仲良くなる方法は?
― 先ほどのお話にもありましたが、日本の女の子は少しシャイなところがあります。そんな女の子たちにアドバイスを送るとしたら?僕はシャイなのはカワイイと思うよ。シャイであることは悪いことでは無いと思う。けど、そこから脱却したいっていう思いがあるのなら……実は僕もシャイだった時期があったんだ。小さい頃はクラスのみんなの前で発言するのも怖かったようなタイプだったんだよ。母親に「演技スクールに入ってみる?」って言われたけど、「カメラの前なんてゾッとする」って断固拒否したほどシャイな子だったんだ。
それを乗り越えるために、あえて自分から話しかけにいったんだよね。深い会話をいきなりすると、ぎこちなくなっちゃうときもあるけど、ただ「Hi!」っていうのは誰でもできるから、そこからじゃないかな?
キャメロン・ダラスが今、リアルに感じていること
― キャメロンさんといえば“SNS界の王子様”とも言われていますが、その実感はありますか?特になにも(笑)。
― えー!そうなんですね。キャメロンさんのように、SNSからスターが生まれるということについてはどう感じていますか?
SNSの何がクールかっていうと、“誰にも平等に機会を与えてくれる”ってこと。そして年々より平等になっていく。僕がSNSを始めた2011年くらいにはまだ、“カウボーイインディアン時代”の荒れ狂う西部みたいな無法地帯で、今みたいにエージェンシーがあったわけじゃないし、決められたマーケティングのシステムとかもなかったし、全て試行錯誤だったから、全然ビジョンが見えてない人たちがいたり、自分を利用する人たちがいたり、まあいろいろあって、大変ではあった。
けどこの7年間でこのマーケットはものすごく成長したよね。5年後くらいには、従来のメディアよりSNSの方が影響力が強くなってると思う。本当は今もそうなんじゃないかなって思ってるくらいなんだけど。さらにどんどん広がっていっているから、20年後にどうなってるのか、すごく楽しみ。
僕は近年、今までの普通のメディアと、SNSのギャップを埋める役割を果たそうとしているんだよ。本当に、誰にでもチャンスがあっていいんじゃないかなって思う。
― なるほど。SNSをするときに気をつけていることや意識していることはありますか?
僕のファンは若い子が多くて、彼らに対する責任もあるから、そこは意識してる。英語って、結構汚い言葉を合間に入れたりするのが若者文化なんだけど、さすがにそれは投稿で気をつけてるよ(笑)。あとはクレイジーなことも…楽しいクレイジーならいいけど、夜遊びとかそうハチャメチャなものは投稿しないようにしてるかな。だけど自分に誠実でいなきゃいけないっていう面もあって、そのバランスが難しいんだよね。皆さんにちょっとしたアドバイスをするとしたら、まあ、自分らしい投稿をするべきっていうことかな(笑)。
― SNSからスターになったキャメロンさんが考える“夢を叶える秘訣”があれば教えてください。
うーん…、僕自身は、この夢を必ず叶えてやるぞ!っていうタイプではなかったんだよね…。やっぱり夢っていうのは個人個人でいろんな形があるから、“夢を模索する過程”も夢を叶えるために必要なことなんじゃないかなって思うよ。
あとモデルプレスは10代20代の女の子がよく見ているそうだけど、夢を叶える上で“女の子だから”っていうのは特に関係無いと思う。夢っていうのは1人1人がそれぞれ持っているものだから。
― ちなみに今、夢はありますか?
うーん。特に無い。
― 全く無いですか!?
やりたいことは結構あるけど、夢って言うよりも、「やりたいことだから実現させようかな」っていう感じ。「こうなりたい!」っていう妄想みたいなのはないかな。「こういう風になればいいな、じゃあそういう風にしよう」って、現実的に考えることはある。
例えば、アリーナ級の会場をソールドアウトにして、何万人もの前で歌いたいっていう願望みたいなものはない。今までも自然にそうなったり、やってみたらそうなった、みたいなことが多いんだよね。今は音楽の方に自然に流れが行っていて、50人の前だろうと、それ以上であろうと、自分のパフォーマンスを見てもらえるならどっちでも嬉しい。どうなるかは全然わからないけれどね。
― とっても現実的なんですね。
うん。自分にプレッシャーをかけたくないんだよ。こういう仕事をしてると失敗っていうのは外部にあんまり見られることはなくて、成功ばっかりを見てもらえる。けど、人生っていうのは失敗が沢山あるものだよね。
自分の好きなものだったり、自分の得意なものが見つかるまでは失敗だらけだよ。そして何が自分に向いてるのかも、いろいろ経験してみないとわからない。
― 確かに。
モデル業にしたって、Instagramがあったから、この機会に可能性を広げていこうと思ってやり始めたんだ。お姉ちゃんのパソコンを「貸して貸して!」ってねだって(笑)。自分で編集作業もしたし、カメラも買って自分に投資していった。身長も180cm強ってわけではないから、モデルエージェンシーは契約してくれない。だからSNSで、自分で機会を作っていこうと思ってやってみたんだよ。
― 素敵なお話をありがとうございました。では最後に、日本のファンへメッセージをお願いします。
みんな愛してる。今後楽曲も発表する予定だから、それを聞いてなにか君たちのためになってくれたらいいな、ためにならなかったとしてもサウンドを聞いて何か好きになってもらえればいいな。時間をかけて丁寧に作り上げたから、よろしくね!
―――――明るくてハイテンションで笑えちゃうSNSの投稿からは考えられないほど、落ち着いて今を生きていたキャメロン。まったく難しくは考えず、やりたいことを“夢”だと思わずひょいとやってみてしまう。決して欲もなく、努力を努力と思わずやり遂げることができる人なのだ。
そんな彼だから、誰でもいつでも、自分のやりたいときに自分のやりたい方法で、ナチュラルに自分を表現できるSNSを使いこなすことが出来たのかもしれない。
いつもフラットで自然体な彼だからこそ、皆が魅了されるのだろう。いよいよ新たなスタートを切るキャメロンの今後にも目が離せない。(modelpress編集部)
キャメロン・ダラス<プロフィール>
出身:アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス生年月日:1994年9月8日(24歳)
身⻑:175cm
【略歴】
<2011年>
高校1年生のときにInstagramを開始
Vineなども駆使し一躍人気者に
<2013年>
SNSスターたちとファンミーティングイベント「MAGCON」をオーガナイズ
<2014年>
・映画「EXPELLED」で主演デビュー。iTunes1位を獲得
<2015年>
・Streamy Awards 「視聴者が選ぶエンターイヤー」最優秀賞
・Teen Choice Awards「チョイス男性ウェブ・スター賞」受賞
・Fullscreen 製作「OUTFIELD」主演
<2016年>
・Teen Choice Awards「ソーシャルメディア・キング賞」受賞
・People‘s Choice Awards「最も好きなソーシャルメディア・スター賞」ノミネート
・「MAGCON」ツアー敢行 (全米、ヨーロッパ、オーストラリア)
・Netflixでキャメロンの活動と「MAGCON」 ツアーに密着した オリジナル・ドキュメンタリー番組放送開始
・「カルバン・クライン」のキャンペーンで Men’s Fashion Week に参加
・「ドルチェ&ガッバーナ」とのパートナーシップに加え「GQ」「VOGUE」など ファッション誌に登場
<2017年>
・GQ Mexicoで「デジタルインターナショナル賞」受賞
・「ドルチェ&ガッバーナ」のモデルとしてファッションショー ランウェイトップバッターに登場
・「カルバン・クライン ジーンズ」のキャンペーンモデルに起用
<2018年>
2月ニューヨーク・ファッションウィークに登場
6月イタリア・ミラノでの「ドルチェ&ガッバーナ」ファッションショー出演
【Not Sponsored 記事】
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