

「キレートレモンと豆乳を飲むだけで美肌になる」って本当?管理栄養士が解説
すっきりした酸っぱさのキレートレモンと、健康に良いイメージの強い豆乳。これらを飲むだけで、肌がきれいになると話題になっています。本当に肌に良いのでしょうか?それぞれの飲み物がもつ成分のはたらきや飲み方を詳しく解説していきます。取り入れるか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
「キレートレモンと豆乳」の組み合わせが人気なのはなぜ?
キレートレモンと豆乳を飲むだけで本当に肌がきれいになるなら、お手軽でうれしいですよね。でも、なぜこのふたつを組み合わせるのでしょうか?それは、キレートレモンと豆乳に含まれる成分には肌に良い作用が期待できるからです。それぞれ具体的に見ていきましょう。(※1,2,3,4)
キレートレモンと豆乳の効果
キレートレモンの効果肌をきれいに保つ「ビタミンC」
ミネラルの吸収を促す「クエン酸」
肌をきれいに保つ「ビタミンC」
加齢、ストレス、紫外線によって体内で活性酸素が増えると、シワやしみの原因に。ビタミンCは強い抗酸化作用があり、活性酸素のはたらきを抑えてくれます。キレートレモン1本(155ml)で1,350mgものビタミンCを摂ることができるので、肌をきれいに保つのに役立ちますよ。(※1,2)
ミネラルの吸収を促す「クエン酸」
キレートレモン1本(155ml)あたり1,350mg含まれるクエン酸は、ミネラルの吸収を助けるはたらきがあります。ミネラル単体では吸収されにくいうえ、現代人は不足しがち。カルシウムは健康な肌を作ったり、亜鉛は肌のターンオーバーを促したりと美容のためにミネラルは重要なはたらきをするので、クエン酸と一緒に摂ると良いですよ。(※2,5,6)
レモンの栄養を管理栄養士が詳しく解説!皮の栄養&おすすめレシピも必見
豆乳の効果肌のハリを保つ「大豆イソフラボン」
肌や髪を作る「たんぱく質」
健康的な美容に欠かせない「ビタミンB群」
全身に栄養素を届ける「レシチン」
酸化から身体を守る「サポニン」
肌のハリを保つ「大豆イソフラボン」
豆乳には女性ホルモンであるエストロゲンと似たはたらきを持つ、イソフラボンが含まれます。肌のハリを保つにはコラーゲン、潤いを与えるにはヒアルロン酸が必要ですが、エストロゲンの分泌が減ると、これらを作る力が落ちてしまうのです。豆乳からイソフラボンを摂ることで、潤いやハリのある肌を保つことが期待できますよ。(※3,4)
肌や髪を作る「たんぱく質」
豆乳100gにたんぱく質は3.6g含まれます。たんぱく質は身体を作る重要な成分のひとつですが、肌や髪の美容のためにも欠かせません。さらに豆乳はたんぱく質の質を表す「アミノ酸スコア」が100です。良質なたんぱく質である豆乳を摂ることで、肌や髪の潤いをキープできますよ。(※7,8,9)
健康的な美容に欠かせない「ビタミンB群」
ビタミンB群は8種類の栄養素からできていて、お互い助け合ってはたらきます。豆乳はビタミンB12以外の7種類が含まれる飲み物です。なかでも、ナイアシンは皮膚や粘膜の炎症を抑える役割があり、豆乳100gあたり1.4mgと豊富。ビタミンB6は皮膚の抵抗力を高めるはたらきがあります。(※7,10,11)
全身に栄養素を届ける「レシチン」
肌のくすみや乾燥、吹き出物ができる原因として血行不良によるターンオーバーの乱れがあります。豆乳に含まれるレシチンは、水と油を混ぜ合わせる乳化作用があります。それによって血流が良くなり、酸素や栄養素などが身体全体に行き渡り、必要な栄養素が肌にも届くのできれいな肌を保てるのです。(※12,13,14)
酸化から身体を守る「サポニン」
大豆サポニンには抗酸化作用があります。活性酸素を除去し、身体をサビつかせず、シワやしみから肌を守ってくれますよ。さらに、身体の中に蓄積し、皮膚老化の原因となっているカルボニル化たんぱく質を除去する可能性があることもわかっています。(※1,15,16)
豆乳の気になる6つの効果とは。飲み方や注意点を管理栄養士が解説
キレートレモンと豆乳の飲み方
ポイント一日おきに交互に飲む
豆乳は無調整豆乳を選ぶ
キレートレモンは瓶タイプを選ぶ
飲むタイミングはキレートレモンは食後がおすすめ
一日おきに交互に飲む
きれいな肌を目指すための実践方法は、キレートレモンと豆乳を交互に飲むだけ。キレートレモンを飲んだら、翌日は豆乳を飲むといった具合です。簡単なうえ、一日おきに変わるので毎日同じものを飲むより飽きにくい点もメリットと言えるでしょう。豆乳は無調整豆乳を選ぶ
コンビニやスーパーなどでさまざまな豆乳を見かけますが、美容のためには無調整豆乳を選ぶようにしましょう。調整豆乳は飲みやすいように砂糖や植物油脂、塩などが加えられています。また、大豆固形分で見ると無調整豆乳が8%以上なのに対し、調整豆乳は6%以上。大豆が持つはたらきを得るにも無調整豆乳のほうが良いですよ。(※17)
調整豆乳と無調整豆乳の違いは?成分や味の比較&おいしい飲み方を紹介
キレートレモンは瓶タイプを選ぶ
ビタミンC、クエン酸をしっかり摂るためには、キレートレモンの瓶タイプのものがおすすめです。一般的な瓶タイプのものは1本(155ml)でビタミンC、クエン酸ともに1,350mg含まれます。炭酸入りのペットボトルタイプだと、1本(500ml)でビタミンCが1,000mg、クエン酸3,000mgなので瓶タイプのほうが効率よく摂ることができます。(※2,18)
飲むタイミングはキレートレモンは食後がおすすめ
空腹のときに摂った栄養成分は素早く吸収されますが、キレートレモンに含まれるビタミンCは過剰になった分は排出されてしまいます。空腹時に比べ満腹のときに摂ったほうが約1.6倍吸収されると言われるので、食後に飲むのがおすすめです。一方、豆乳は飲む時間は特に問われないので好きなタイミングで飲むのが良いでしょう。(※19)
【Q&A】キレートレモンと豆乳は混ぜて一緒に飲んでもよい?
A:キレートレモンの酸味や無調整豆乳が苦手な方は、ふたつを混ぜて飲んでも良いでしょう。混ぜ合わせることによって、ラッシーやヨーグルトドリンクのような風味になりますよ。1対1で割るとほど良い塩梅になりますが、ご自身の好きな割合を見つけるのも楽しいですね。
【Q&A】キレートレモンと豆乳はダイエット中に飲んでもよい?
A:豆乳に関しては無調整のものを選べばダイエット中も問題ありません。キレートレモンは飲みやすくなるよう砂糖が入っているのがネックです。1本(155ml)あたり炭水化物が26.7g含まれます。気になる場合は無糖のものにしたり、100%レモン果汁と豆乳を割ったりする飲み方にしてみてはいかがでしょうか。(※2)
【Q&A】キレートレモンと豆乳は毎日飲んでもよい?
A:ふたつとも毎日飲むことに問題はないでしょう。ただし、飲み過ぎには注意が必要です。豆乳に含まれる大豆イソフラボンアグリコンは、摂取目安の上限量が一日70~75mgとされています。豆乳100g中に含まれる平均値は24.8mgなので、紙パック1本(200ml)が適量です。(※4,20)
【Q&A】キレートレモンと豆乳の組み合わせに相乗効果はある?
A:キレートレモンに含まれるクエン酸は、「キレート作用」というミネラルの吸収を促すはたらきがあり、豆乳に含まれるカルシウムを溶けやすい形に変えてくれるのです。カルシウムは体内への吸収率があまり高くないため、キレートレモンと豆乳を組み合わせることによってカルシウムの吸収が促進されることが期待できます。(※2,7,21)
キレートレモンと豆乳で手軽にきれいな肌を目指そう♪
一日おきにキレートレモンと豆乳を飲むだけの簡単な美容法。それぞれが持つ成分のはたらきは、肌にとってうれしいポイントがたくさんあります。キレートレモンは食後、豆乳は無調整のものを選んで飲んでみてください。ふたつを混ぜ合わせて飲む方法もおすすめですよ。【参考文献】※1 抗酸化による老化防止の効果|健康長寿ネット
※2 キレートレモン(155ml)|キレートレモン|レモン|商品・キャンペーン|ポッカサッポロフード&ビバレッジ
※3 イソフラボン|成分情報|わかさの秘密
※4 大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A|食品安全委員会 - 食の安全、を科学する
※5 クエン酸|成分情報|わかさの秘密
※6 乾燥肌によい食べ物はある?美肌を目指す食事術|大正製薬
※7 文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」豆類/だいず/[その他]/豆乳/豆乳
※8 美容に健康に…1日にどれくらい摂取すればいい?「たんぱく質の摂り方」について|from ハウス|Come on House|ハウス食品グループ本社の会員サイト
※9 Soymilk News|たんぱく質とアミノ酸の関係を知ろう|日本豆乳協会
※10 ビタミンB群 - オーソモレキュラー栄養医学研究所
※11 ビタミンB6/B12の働きと1日の摂取量|健康長寿ネット
※12 冷えない体に 冷えと血行|大正製薬
※13 レシチン・コリンの効果と摂取量|健康長寿ネット
※14 豆乳の栄養成分|日本豆乳協会
※15 サポニンと効果と摂取量|健康長寿ネット
※16 大豆の“老化タンパク質蓄積抑制機能”を発見|FANCL
※17 無調整豆乳、調製豆乳、豆乳飲料の違いは何ですか。|コープ商品のQ&A|コープ商品サイト|日本生活協同組合連合会
※18 キレートレモン Wレモン(500ml)|キレートレモン|レモン|商品・キャンペーン|ポッカサッポロフード&ビバレッジ
※19 『ビタミンC』の効率的な摂り方とは|いわい中央クリニック
※20 豆乳 - カロリー/栄養成分/計算|カロリーSlism
※21 レモンで健康に貢献|サッポログループの研究トピックス|サッポロホールディングス
(2023/09/07参照)牛乳と豆乳はどっちが体にいい?管理栄養士が栄養や効果の違いを詳しく解説
関連記事
「グルメ」カテゴリーの最新記事
-
包丁もまな板もいりません!材料はたったの3つ!春キャベツとあさりの絶品おかずレシピmichill (ミチル)
-
シャトレーゼ行ったらこれだけは買わなきゃ!限定だから急いで~!満足感が高い和スイーツ5選michill (ミチル)
-
待って、かわいすぎませんか? 「シュガーバターの木」がスヌーピーと初コラボanna
-
セブンの新作…普通に見えるんだけどウマいのよ!専門店レベルのやみつきグルメmichill (ミチル)
-
「大人から子どもまで好きな味」ヒガシマル醤油の“牡蠣だし醤油”+ツナで作る「炊き込みご飯」が話題All About
-
北海道の人気ラーメン店が関西にくるで!濃厚海老ラーメンを梅田でanna
-
【中之島】新しく生まれ変わった老舗ホテルで!GW限定の贅沢ディナービュッフェを楽しもうanna
-
シャトレーゼがしれっと凄いの出してきた!お願いだからずっと売って♡食べたら沼る限定商品5選michill (ミチル)
-
ファミマが凄いの出してきた!大胆すぎて鬼リピ確定♡食べなきゃ一生後悔しそうな新商品michill (ミチル)