

レンジで即席!植松良枝さんの北欧風ホットワイン3レシピ【赤・白・ロゼ】
2021.12.25 18:44
ヨーロッパでは定番のホットワインですが、日本でも冬になると飲みたくなる方も多いのではないでしょうか。この記事では電子レンジで作るホットワインレシピをご紹介。料理研究家の植松良枝さんに、3レシピ(赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン)教えていただきました。
冬はホットワインで温まろう。電子レンジなら即席で簡単♪
スパイスやフルーツを入れるのが定番のホットワイン。各国で愛されているホットドリンクで、グリューワインやヴァンショー、モルドワインなど、呼び方はさまざま。寒さで震えながらも香りのよいホットワインを飲む時間は、冬らしさを感じ、なんだか特別感がありますよね。鍋で作るホットワインレシピが多いですが、じつは電子レンジでも十分おいしく作れるそう。この記事では料理研究家の植松良枝さんに、電子レンジで簡単に作れるレシピを3つお聞きしました。意外と奥深いホットワインの世界、アレンジやおいしく作るコツも必見です。 料理研究家/植松良枝さん
季節を食や生活に取り入れながら暮らすスタイルが人気。野菜を多く使った、シンプルな料理を得意とする。大人気の料理教室「日々の飯事」を主宰。15年前から取り組み始めた野菜づくりは今やライフワークに。2歳児の母でもある。著書に『春夏秋冬ふだんのもてなし』(KADOKAWA)、『春夏秋冬 土用で暮らす』(主婦と生活社)、『ヨヨナムのベトナム料理』(文化出版局)など多数。
@uematsuyoshie|Instagram
植松さんご自身も、ホットワインを冬のテラスやアウトドアで飲んだり、雪の予報が出た日や風邪気味のときなど、ほっと温まりたいときに作ったりすることが多いそう。「ホットワインには寒い空気が似合いますよね。北欧のクリスマスを連想させる飲み物でもあるのでクリスマスシーズンにもぴったり。
あとは、芋煮会やおでん会など冬ならではの会にも日本の甘酒のような立ち位置でお出しすることもありますよ。それくらい、身体が芯から温まり、リラックスできる飲み物だと思います」
それではさっそく作り方を教えていただきましょう。赤ワイン、白ワイン、ロゼワインの順にご紹介。どのレシピも冬のくだものを必ず使用しているのが特徴です。
1. 赤ワインで作るホットワイン
「風邪気味のときや身体を温めてリラックスしたいときには、定番の赤ワインレシピがおすすめ。ご紹介するのは、温かみがある香りのクローブやシナモンと、フルボディ寄りな赤ワインで作るホットワインです。冬にたくさん出回るりんごとオレンジの組み合わせは、ホットワインの王道。どちらも皮ごと使いますが、特にオレンジは皮の香りが重要です」
材料(2〜3人分)
・赤ワイン……300cc・オレンジ……1/2個
・りんご(大)……1/4個
・はちみつ……大さじ2〜3杯
・シナモンスティック(小)……1本
・クローブ(ホール)……3粒「どのレシピにも共通して、ホットワインを作るときは、飲み残しのワインや安価なもので十分です。むしろ、そんな感じで気軽に作るのが良いと思います。
もし購入する場合は、どっしり系の赤ワインをチョイスしてみてください。味が薄まらず、果実味がありつつもコクのあるホットワインが楽しめます。力強く濃厚な『カベルネ・ソーヴィニョン』がおすすめです」
作り方
1. オレンジは皮ごと厚めの輪切りスライス、りんごは皮ごとひと口大にカットする2. シナモンスティックを2つに折り、耐熱容器にすべての材料を入れる
3. 密閉せずに少し隙間を空けてフタをし、電子レンジ500Wで5〜6分様子を見ながら加熱する
おいしく作るコツ・おすすめのアレンジ
「オレンジ、りんごの皮のワックスが気になる場合は、手に水をつけた状態で、皮に粗塩をすりこみ、研磨剤のようにして洗うとワックスがある程度取れてさっぱりします。スパイスは漬けっぱなしにすると渋みや苦みがでるので、10〜20分くらいしたら取り除きましょう。オレンジではなく、ゆずやみかんを使えば日本の冬らしいアレンジに。はちみつを甘酒に変えてみると、また違ったやさしい甘さが楽しめます」
2. 白ワインで作るホットワイン
「白ワインでホットワインを作ると新鮮な印象になりますね。近年サングリアもフレッシュハーブなどを用いた白いサングリアが人気だとか。清涼感のあるスパイス、カルダモンとジンジャーをあわせて、ほどよい甘みと爽やかさが楽しめる味わいに仕上げました。冬のくだものである洋ナシは、白のホットワインにぴったりなので手に入れば使ってみてください」
材料(2〜3人分)
・白ワイン……300cc・洋ナシ または りんご(大)……1/2個
・はちみつ……大さじ2〜3杯
・しょうが……1片
・カルダモン(ホール)……3粒「白ワインもコクのあるちょっと重ためのものがホットワインには合います。『ソアヴェ』のような、軽めでさっぱりしたぶどう品種で作られるワインよりは、甘くコクのある『シャルドネ』のほうが向いています」
作り方
1. 洋ナシ/りんごは皮ごとひと口大にカット、しょうがは皮をむき、薄くスライスする2. カルダモンを手で軽く潰し、耐熱容器にすべての材料を入れる
3. 密閉せずに少し隙間を空けてフタをし、電子レンジ500Wで5〜6分様子を見ながら加熱する
おいしく作るコツ・おすすめのアレンジ
「カルダモンやしょうがの香りをしっかり出しましょう。長時間加熱するわけではないため、しょうがはなるべく薄くスライスしてくださいね。アレンジではあくまでも、爽やかさを堪能するのが良いと思います。スパイスと一緒にレモングラスの葉を加えると、華やかな爽やかさに。加熱後の熱いうちに、フレッシュミントを入れて香りをプラスするのもいいですね」
3. ロゼワインで作るホットワイン
「ロゼワインに潜むベリー系の味わいを大切にした組み合わせです。こちらも冬にたくさん見かけるいちごを使い、甘い香りを際立たせつつも、ローズマリーの薬草的な香りをふわっとまとわせています。見た目もかわいらしく、元のロゼワインよりも一段濃いピンク色に仕上がり、お祝いの席にもぴったりです。ブラックペッパーはいちごと相性がよく、身体も温まるのでぜひ加えてください。奥行きのある味わいに仕上がります」
材料(2〜3人分)
・ロゼワイン……300cc・いちご……3粒
・はちみつ……大さじ2〜3杯
・ローズマリー……1/3本
・粗挽き黒こしょう……6粒「ロゼワインは辛口と甘口がありますが、その部分はあまり気にせず、色が濃いものを選ぶとロゼ色が楽しめます」
作り方
1. いちごはヘタを取り縦半分にカットする2. 粗挽き黒こしょうを軽く潰し、耐熱容器にローズマリー以外の材料を入れる
3. 密閉せずに少し隙間を空けてフタをし、電子レンジ500Wで5〜6分様子を見ながら加熱する
4. 熱いうちにローズマリーをワインに数分漬け込んで香りを移す
おいしく作るコツ・おすすめのアレンジ
「フレッシュハーブを加える場合は、短時間で取り出すのがポイント。ローズマリーは加熱しすぎると風味が変わってしまうため、香りづけできたら必ず取り除きましょう。ハイビスカスやローズヒップを加えると、酸味とフルーティーさがプラスされるのでおすすめです」
お気に入りのホットワインでほっと一息
最後に、北欧で親しまれているグロギ(またはグロッギ)という飲み方を植松さんがおすすめしてくれました。赤ワインで作る基本レシピにアーモンドとレーズンを入れて作るそうで、本場では、ふやけたレーズンやアーモンド(粒のままだったり刻みだったり)を食べながらいただくんだとか。赤ワインにスパイスと果物が入っている王道のものしか知らなかった筆者ですが、いろいろな楽しみ方があることを知り、冬にホットワインを嗜む機会が増えそうです。
冬季はこれからが本番。みなさんも冷え込む日やリラックスしたいときなどに、電子レンジで即席ホットワインを作って、ほっと一息ついてくださいね。取材・文/内山 栞(macaroni 編集部)
秋とハーブが香るホッとドリンク。植松良枝さんのホットハニーレモネード
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