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【エストネーション】おしゃれのヒントがいっぱい。冬は「ミックスコーデ」で決まり!
年末年始は新しいおしゃれを楽しみたい気分に誘われる時期です。まだ寒さが厳しいので、しっかり防寒しつつ、着ぶくれフリーの装いを心がけたいところ。もこもこに見せない着こなしには、複数のテイストを組み合わせる「ミックスコーディネート」がおすすめ。六本木ヒルズ店が20周年を迎えたセレクトショップの「エストネーション(ESTNATION)」は多彩なテイストをそろえていることでも知られています。今回はエストネーション六本木ヒルズ店のファッションショーで披露されたルックから、ミックスコーデのポイントをご案内していきます。
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一般的なファッションショーはそれぞれのブランドがそのブランドだけのアイテムを使って新作を披露することがほとんどです。でも、2023年11月に開催したショーはエストネーション六本木ヒルズ店の単独開催で、エストネーションのオリジナルブランドをはじめ、いろいろなブランドのアイテムをミックスしてスタイリングしました。様々なブランドを取り扱っているエストネーションならではの試みです。新トレンドや注目アイテムがしっかり盛り込まれていて、真冬に向けてのミックスコーデでお手本にしたい提案がいっぱいです。
「厚×薄」でめりはり コントラストくっきり
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手軽に決まって、温度調節も楽な冬のスタイリングに「厚×薄」のミックスがあります。防寒向きの厚手アウターとシアー(透ける)系の薄手ウエアを組み合わせる着方です。全身がかさばって見えにくいのに加え、適度に涼やかな雰囲気も出るので、真冬特有のもたつき感を遠ざけられます。
キラキラパーツの付いたチュールトップスに、ふんわり素材のボアアウターを重ねました。質感の違いが装いに立体感をもたらしています。両袖を通さない肩掛けで羽織って、華奢感を引き出しているのも上手な着方。ボトムスはハンサムなパンツで合わせて、ジェンダーレスのたたずまいに。どれもゴールドの眼鏡とネックレス、パンプスでリッチなアクセントが効いています。
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詰め物をたっぷり入れて膨らませた「パフィ」なアウターが人気アイテムになっています。丸みを帯びたフォルムが朗らかで愛らしい。上手に使えば、着やせ見えするところも人気の理由。薄手アイテムとのコンビネーションはパフィ感を引き立てます。
パッファーのボリュームアウターを主役アイテムに起用したルックです。着ぶくれ感を抑えられているのは、スリーブレスのおかげ。両腕がのぞいているから、すっきりした見た目に。シアーの柄スカートと黒いタイツで透け感を添えました。ショートブーツで足元を整え、上下の素材コントラストを際立たせた着こなしです。
シルバーで華やぎ レトロフューチャー的な雰囲気
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お出掛けが増える流れを受けて、装いに華やぎを盛り込む傾向が強まってきました。まばゆいメタリックの輝きは強さやリッチ感も漂わせてくれます。ゴールドほど強めではなく、色なじみがよい、シルバーが注目の的です。アクセサリーや靴だけではなく、ウエアに取り入れるパターンが増えています。
シルバーを編み込んだ、プルオーバーのニットトップスは、ふわふわした風合いが優しげなたたずまい。ボトムスには白パンツを選んで、上からチュールスカートをレイヤード。靴はシルバーのフラットシューズできらめきを足元にも投入。全体をカジュアルな雰囲気に整え、気負わないシルバールックに仕上げました。
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グリッターを品良く迎えるコツは、ピカピカ、ギラギラのまぶしすぎる印象を避けるところです。いぶし銀のようなくすませ加減や、しわ加工、重ね着などがトーンをやわらげてくれます。アウターやトップスよりは、ボトムスのほうが目立ちすぎを避けやすいポジションです。
アルミホイルのような生地にシワ加工を施したメタリックスカートに、ニットのプルオーバーを重ねました。変形ニットの垂れ下がった裾がスカートにかぶさって、シルバーの印象をトーンダウン。懐かしさと未来感が入り交じる「レトロフューチャー」のムードも帯びています。ニット特有の穏やかな質感が装い全体をやさしげに落ち着かせました。上下で素材の風合いをずらして、表情を深くしています。
テーラードを崩す「きちんと×カジュアル」使い
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セレモニー服に代表される、かしこまったムードのウエアを普段使いする着こなしが広がってきました。出番が少なくなりがちなフォーマル服をカジュアルめにアレンジ。こなれた雰囲気に整えるスタイリングです。「きちんと感」の高いテーラードジャケットをマルチに着回すのにも役立ちます。
ビスチェ風トップスの上からタキシードのようなテーラードジャケットを重ねました。センシュアル(官能的)なトップスとマスキュリンなジャケットが交差して、ジェンダーレスな印象に。肩掛けで羽織ってこなれたムードに見せているのも巧みなところ。デニム仕立てのロングスカートを迎えて、カジュアル感をプラス。正面にベルトを長く垂らして、のどかな雰囲気を添えました。
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ジャケットを組み入れたスーツやセットアップは「お仕事ルック」の代表格です。でも、アレンジを工夫すれば、普段使いにも重宝します。着こなしのコツはトップスでムードをずらすところ。オフィス仕様のシャツやブラウスは避けて、がらりと雰囲気の異なるトップスを選ぶのがポイントです。
ランジェリー風味を帯びたトップスが秘めやかなムードを呼び込みました。色もライラックトーンでミステリアス。ジャケットはややオーバーサイズ気味のゆるっとしたシルエット。トップスのランジェリーテイストと相反するムードを融合させました。キャップでボーイッシュな気分をプラス。足元はバレエシューズを選んで、「スーツ見え」をはずしています。
エストネーション流 大人にふさわしいテイストミックス
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ミックスコーデを上手に決めるポイントは異なるムードや素材をやや強引に引き合わせるところです。両者のずれがあまりに小さいと、平凡にまとまってしまうので、両極端に近いぐらいのスリリングな食い違いを意識して。冬は重ね着が多くなるから、ミックスコーデを取り入れやすいシーズンです。
「エストネーション六本木ヒルズ」は多彩なテイストをそろえているので、ここだけで上質なミックスコーデが決まります。一度にいろいろと試して、見え具合を確認できるのはセレクトショップならではのメリット。世界のトレンドをしっかり押さえたラインアップに強みを持つ「エストネーション六本木ヒルズ店」で、新しいおしゃれを見付けてみては。
ファッションジャーナリスト 宮田理江
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