橋本環奈「ヤンドク!」メインビジュアル(C)フジテレビ

橋本環奈、月9初主演で“元ヤンドクター”に 実在女医モデルの医療ドラマ描く【ヤンドク!】

2025.11.21 05:00

フジテレビでは、2026年1月期の月9ドラマ枠にて「ヤンドク!」(1月12日スタート/毎週月曜21時~※初回30分拡大)を放送することが決定。女優の橋本環奈が主演を務めることがわかった。


橋本環奈主演「ヤンドク!」放送

橋本環奈(C)フジテレビ
橋本環奈(C)フジテレビ
本作は、橋本演じるバリバリのヤンキー娘が猛勉強の末に、脳神経外科医となり、病気に苦しむ患者に寄り添いながら旧態依然とした医療現場をパワフルに改革していく痛快医療エンターテインメント作品。主人公は、ある病院の脳神経外科に勤める実在の女性医師をモデルにしており、彼女の半生を基にしたオリジナルストーリーとなっている。

主人公・田上湖音波(たがみ・ことは)は、レディースとして荒れた毎日を過ごしていた16歳当時、親友とバイクで走行中に事故に遭う。搬送先での緊急手術により湖音波は一命を取りとめるも、脳に重傷を負った親友は帰らぬ人に。激しく動揺する湖音波は、手術を担当した医師・中田啓介(なかた・けいすけ)から「もう命を粗末にするのはやめろ。助かった命をこれからどう使うか真剣に考えろ」と叱責され一念発起。その後は寝る間も惜しんで猛勉強を重ね、念願の脳神経外科医に。働き始めてからもガムシャラにトレーニングを積み、「外科手術」と「血管内(カテーテル)治療」の両方を行うことができる数少ない名医に成長したのだった。

そんな湖音波を、中田が自身も勤務する都内の病院に呼び寄せたことで物語がスタート。しかし、湖音波を待ち受けていたのは、患者の事情よりも病院の利益を優先する非情で合理的な経営陣、何をするにも上司の許可と書類提出が必要となる縦割り組織の実態だった。細かい規則や一筋縄ではいかない人間関係でがんじがらめとなった医療現場を目の当たりにし、医師として、そして1人の人間としてさまざまな難題に立ち向かっていく。

圧倒的な“主人公力”で病院をバシバシと改革していくエンタメに特化した医療ドラマではなく、リアリティーある医療現場の実態や人間模様を描き、主人公が等身大の人として悩み苦しむ姿も垣間見える本作。元ヤンで真っすぐな湖音波と、冷静沈着な中田の忖度しない2人が考える“医療”とは。

橋本環奈、月9初主演に決定

橋本環奈(C)フジテレビ
橋本環奈(C)フジテレビ
橋本演じる田上湖音波は、都立お台場湾岸医療センターの脳神経外科医。新米ドクターながら「外科手術」と「血管内治療」の両方を操ることができるスゴ腕の持ち主。患者とは手術前に3回以上の面談を行い、私生活や性格、さらには手術後にどんな生活を送りたいかまでリサーチし、1人1人に合わせた手術や治療方法で寄り添う。

学生時代はバリバリのヤンキーだったが、親友の死をきっかけに人の命を救う医師になりたいと一念発起。毎日睡眠時間3時間の猛勉強を経て念願の脳神経外科医になった。性格は基本ポジティブで負けず嫌い。ヤンキー時代のマインドが抜けず、「たぁけか!(岐阜弁で“愚か者”という意味)」とついつい熱くなりがち。患者や同僚からはビビられているが、義理人情は本物。あらゆる理不尽に真っ向からぶつかり、矛盾と問題だらけの医療の現場を改革していく。

橋本は、是枝裕和が監督を務めた映画「奇跡」(2011年)で俳優デビューを果たすと、映画初主演作品となった「セーラー服と機関銃 -卒業-」(2016年)で「第40回日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞。その後も話題作への出演が続き、幅広い役どころを器用に演じ分け俳優としての地位を確固たるものとしている。そして今作の脚本を手がける根本ノンジ氏とタッグを組んだ連続テレビ小説「おむすび」(2024~25、NHK)でも主人公を演じるなど、活躍は衰えることを知らない。フジ制作の連ドラ作品としては「ルパンの娘 第2シリーズ」(2020年、フジテレビ系)以来の出演となり、月9作品の主演は初となる。

今回、橋本の特攻服姿が“マブい”ティザービジュアルも解禁。かつてレディースだったころの思い出写真が公の場で突然投影されてしまい、焦っているユニークなデザインとなっている。

橋本環奈、根本ノンジ氏と「おむすび」以来再タッグ

実在する医師の半生をモデルとしたオリジナルストーリーを紡いでいくのは、脚本家・根本氏。「有吉ゼミ」(2013年~、日本テレビ系)などバラエティー番組の構成をはじめ、「ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜」(2021年、日本テレビ系)、「正直不動産」シリーズ(2022年ほか、NHK)、「パリピ孔明」(2023年、フジテレビ系)など人気ドラマ作品の脚本を担当しており、コメディから重厚な人間ドラマまで、確かなストーリー構成力と切れ味あるせりふ使いを得意としている。橋本とは「おむすび」でも組んでおり、2年連続のタッグになる。

さらに演出には、佐藤祐市氏が決定。フジの人気作「古畑任三郎」(1999年ほか)、「ストロベリーナイト」(2012年)などを担当したほか、近年は「シティーハンター」(2024年)、「六人の嘘つきな大学生」(2024年)など話題となった映画作品でもメガホンをとった。今作でも主人公をはじめ、個性豊かなキャラクターが多数登場予定のため、小気味良いせりふの掛け合いや奥行きあるキャラクター演出が期待される。(modelpress編集部)

橋本環奈コメント

― オファーを受けた際の感想、月9作品初主演への意気込みをお聞かせください。

「今回お声をかけていただいたプロデューサーさんは以前もご一緒したことがあり、安心感を持って撮影に臨んでいます。“ドラマっ子”な私は小さな頃から“月9作品”をたくさん見て育ってきたので、オファーをいただいた時は“自分があの月9の主演に!?”と、うれしさもあり驚きもありました。そして、脳神経外科医という挑戦的な役どころに挑むことができて光栄です。撮影はまだ始まったばかりですが、ドキドキワクワクな高揚感でいっぱいなので、どんな作品に出来上がるのか私も今から楽しみです!」

― 脳神経外科医という主人公を演じてみていかがですか?

「今回の役には、モデルとなる脳神経外科の先生がいることにビックリしました。学生時代はヤンキーで高校を退学してしまっていたのに、悲しい出来事がきっかけで並々ならぬ努力を重ねてドクターになる…簡単になれる職業ではないですし、実際にドクターになってからもさまざまな知識や技術が必要。私には想像できないくらい大変なことだと思うのですが、“根性”で夢を叶えるという生き様がすごくかっこいいと思いました。今まで漫画や小説など原作のある実写作品には出演させていただきましたが、実在する方をモデルとした主人公を演じるのは初めて。実際に先生ともお会いして、いろいろなお話を聞きながらすてきなお人柄を身をもって感じたので、湖音波という役を大切に演じさせていただきたいです」

― 台本を読まれていかがですか?

「第1話から湖音波の元ヤン感が全面に出ていて、すごく面白くなっていると思います。その一方で、医療ドラマとして繊細な部分や現代社会が抱える問題など、まじめに伝えなければならない部分もある。湖音波の過去やこの作品で伝えたいテーマも丁寧に描かれているので、その部分もお楽しみいただけると思います。湖音波以外にも濃いキャラクターの人たちがたくさん登場していきます(笑)。キャラ同士のテンポ良い掛け合いにも注目です!」

― 視聴者の皆様にメッセージをお願いします。

「週初めの月曜よる9時から家族団らんのお供として見ていただけるとうれしいです。今作は痛快医療エンターテインメントになっていますので、湖音波が患者さんの病気と闘う姿、元ヤンらしい口調や格好いい姿など、笑いあり涙ありでお届けできると思います。放送スタートを是非お楽しみに!」

プロデューサー:髙木由佳氏(フジテレビ ドラマ制作部)コメント

「橋本さんは、6年前に私の初プロデュース作品に出演してくださいました。なんといっても初めてのプロデューサーでしたので、戸惑うことや心折れることが多く、苦難の連続でした。そんな時、橋本さんはヒロインとして等身大の女子高生を見事に演じてくださるだけではなく、“良い作品を作る”という目標のために共に走り抜いてくださいました。まさに戦友のような存在です。その時から、またご一緒したいと切望しておりましたが、この度やっと実現できることとなりました。橋本さんの出演が決定してから、彼女の魅力を最大限に活かせる物語を考え探しておりましたところ、今作のモデルである脳神経外科医の先生の存在を知りました。初めて先生にドラマ化のお話をさせていただいた時は、モデルになることをご遠慮されていたのですが、どうしても諦められず、何度もお話させていただき、ついに今後の医療の発展に貢献できるのなら、というお言葉を頂戴しました。橋本さんと先生の初顔合わせは、波長が合いすぎて、初めて会った2人には見えませんでした。その時に、唯一無二の医療ドラマが誕生すると確信しました。ヤンキー×医者という漫画のような設定ではありますが、しっかり命と向き合って作っている作品です。このドラマが1人でも多くの方の心を動かし、医療に関する理解が深まるとうれしいです」

プロデューサー:貸川聡子氏(共同テレビ)コメント

「この企画は、奇跡的な出会いの連続で出来上がりました。髙木さんも私も、過去それぞれにご一緒した橋本環奈さんを主演に迎えられたこと。モデルとなる先生に出会えたこと。根本ノンジさんに脚本を引き受けていただけたこと。すべてが嚙み合って、このドラマが走り出しました。モデルとなった実在の先生の、一本筋を通して患者さんに向き合う真摯さに強く感銘を受け、『元ヤンドクター』という強烈なキャラクターでありつつも、医療と真剣に取り組むストーリーを根本さんとともに紡ぎだしています。橋本環奈さんをはじめ、コミカルかつ強烈な個性を持つ登場人物も満載、掛け合いを楽しみながらも現代の医療の問題点も鋭く突く、盛りだくさんのドラマです。唯一無二の医師・湖音波の成長を、皆さんも見届けていただけたら幸いです」

「ヤンドク!」第1話あらすじ

都立お台場湾岸医療センターに、新米ドクター・田上湖音波(橋本環奈)がやってきた。清楚なかわいらしい服装で、すれ違う人々も思わず「アイドル?」「今の子、見た?」と漏らすほど容姿端麗。病院内をザワつかせながらさっそうと歩き、脳神経外科のスタッフルームに辿り着く。ルーム内では脳神経外科医・大友と循環器内科医・村井が、緊急搬送されてきた救急患者をどちらの科で対応するかもめていた。緊急にも関わらず押しつけ合う2人に「ええ加減にしやあ!たぁけかっ(愚か者)!」と、ドスのきいた岐阜弁でタンカを切る湖音波。驚く大友と村井から不審者扱いされる中、かつて湖音波の命を救った中田啓介がやってくる。自身が医者になるきっかけにもなった中田との久々の再会に「…うす」と照れる湖音波。そして、中田指示のもと、救急患者の手術を湖音波が執刀することになるが、見事な手さばきでカテーテル手術を成功させる。手術後、「自分、変わったっしょ?」と再会を喜ぶ湖音波に対し、中田は「何も変わってなく見えるが?」と素っ気ない。さらには、病院幹部にこびへつらい、合理的な組織の犬のようになってしまった中田の姿に「なんか中田先生、ダサいすわ」と湖音波はうんざり。そんな彼女に中田は「13年も経てば、人は変わる」と返すのだった。その後もガチガチなルールだらけの勤務環境や事なかれ主義のヌルい同僚たちの姿にあきれるも、ヤンキー上がりのポジティブマインドで突っ走りながら患者と向き合っていく湖音波だが…。
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