「まだ、間に合う!Season3最終回&全話一挙配信直前記念!異世界居酒屋『のぶ』千客万来プレミアムファンイベント」に登場した(左から)水田信⼆、好井まさお、武田玲奈、大谷亮平、品川ヒロシ監督、庄司智春(提供写真)

武田玲奈、アクションシーン撮影で驚いたこと明かす「侮れない」<異世界居酒屋「のぶ」千客万来プレミアムファンイベント>

2023.03.02 13:55

女優の武田玲奈が1日、東京国際フォーラムにて行われた俳優の大谷亮平が主演を務めるWOWOW連続ドラマW-30「異世界居酒屋『のぶ』Season3~皇帝とオイリアの王女編~」(毎週金曜午後11時~放送・配信中)の「まだ、間に合う!Season3最終回&全話一挙配信直前記念!異世界居酒屋『のぶ』千客万来プレミアムファンイベント」に登場。アクションシーン撮影で驚いたことを語った。


大谷亮平主演「異世界居酒屋『のぶ』Season3~皇帝とオイリアの王女編~」

今作は、蝉川夏哉氏によるシリーズ累計発行部数500万部を突破した人気シリーズの同名小説を実写ドラマ化。異世界につながってしまった居酒屋を舞台に、庶民的な居酒屋料理や酒を通じて温かな人間ドラマが繰り広げられるグルメファンタジードラマとして、2020年5月にSeason1、2022年5月にSeason2を放送していた。

プレミアムファンイベントには、居酒屋「のぶ」の大将・矢澤信之を演じる大谷、「のぶ」の看板娘として店を切り盛りする千家しのぶを演じた武田のほか、異世界から「のぶ」にやってくる客のなかから、ガラス職人・ローレンツ役の庄司智春(品川庄司)、大司教の腹心・エンリコ役を演じた好井まさお、WOWOWドラマの魅力を語る配信番組「ハイツW 水田信⼆の半休 ~WOWOWドラママニアの夜をのぞき見!?~」より水田信⼆(和牛)、そしてSeason1から引き続き、脚本も手がける品川ヒロシ監督が登壇した。

大谷亮平、セット裏話に「全然気づかなかった」

まずは、大谷が「原作の先生もいらっしゃっているんですよね」と会場にいる原作の蝉川氏らに声をかけ「楽しい時間になればと思います」と挨拶を。最終回目前、熱い「のぶ」ファンの皆さんが集まってくれた本イベントに、品川監督は「コロナ禍のすごい時期に撮影していたので、これまでこんなに多くの皆さんの前に立つことがほとんどなかったんですよね。今回、こうやってイベントができてうれしい」と感無量といった表情。大谷が「今日は僕らが話しますけど、本当はドラマ見てくださった皆さんの感想を聞きたいくらい」と感慨深い表情で客席を見渡していた姿もあった。

また、ステージには「のぶ」のセットが登場。看板とのれん、ちょうちん、“営業中”と書かれた木札は実際にドラマで使われたものとあって、武田からは「懐かしいです。とっておいてくださったんですね。すごい!」という声が。品川監督からは、Season1と2、3を比べると店の外観がちょっとだけ変わっているという裏話も。入口の窓が⼀つ増えたというが、これに大谷は「全然気づかなかった…」と苦笑。品川監督は「売上でリフォームしたという裏設定です(笑)」と明かした。

その後、撮影の思い出を尋ねられた庄司が「僕の役もシーズンを重ねるごとにセリフ量が多くなってきていたんですけど、監督からのコンビを超えた愛情を感じましたね。特にSeason3の第7回!めちゃくちゃいいですから!僕、自分の芝居で泣きましたよ。しかも、監督が褒めてくれたんですよ。長文で自分の思いを送ったら、同じように長文で返してくれて⼀生ついていこうと決めました!」と品川監督への熱い思いを語る⼀幕も。これには「漫才でそんなことやったことない(笑)」と品川監督は照れ笑い。コンビらしいエピソードも挙がる中、好井からは「品川監督は演技論というか空き時間にディベートをふっかけてくるんですよ!」というクレームも飛び出した。

武田玲奈、独特なイントネーションの説明を暴露される

そんな品川監督のもと、今作はシリーズ3作を通して吉本芸人の皆さんも数多く出演していることからコラボレーション企画として、スペシャルゲストに水田が登場。異世界居酒屋「のぶ」の魅力をもっと知りたい!とやってきた。実は水田はWOWOWオンデマンドで「ハイツW 水田信⼆の半休 ~WOWOWドラママニアの夜をのぞき見!?~」という番組を持つほか、WOWOWのドラマ好き。もちろん今作のファンでもあるということで、今回はそんな水田からの質問に登壇者がフリップで答えていくことに。

まず「異世界居酒屋『のぶ』いったい何がすごいの?」という質問には、品川監督が「やっぱりなんといってもアツアツ料理!」と⼀言。料理ができあがるちょっと前にカメラまわすようにしているそうで、リアルな「うまい!」を引き出すための工夫だったと明かした。

続く大谷は「安心感とワクワク感。回を重ねるごとに『のぶ』の居心地の良さが深くなっていくところに加えて『どんな料理が出てくるのかな』『どんな展開なのかな』というワクワク感がある」と回答。そして、「チームワークのよさ」と答えた好井からは、“茶碗蒸し”のイントネーションがうまく言えず何度もNGを出したときに武田が「“タランチュラ”と同じ言い方」と教えてくれたことで言えるようになったというエピソードが。これには、「“スフィンクス”とも⼀緒」という品川監督の声もあり、何度も「茶碗蒸し、タランチュラ、スフィンクス」を繰り返す好井には客席から笑いが起きていた。

武田玲奈、撮影で驚いたこととは?

水田からの2つ目の質問は「品川組ってやっぱり怖いですよね?」。映画『ドロップ』の印象や格闘技の経験があるという理由からの質問だという水田からは、若いころに目撃した品川のやんちゃエピソードも飛び出したが、品川監督は「当時のとがっていた品川は死んだの!」と笑いながら否定した。

その後、大谷が「ドラマのときはすごいいい人なんですけど、バラエティのときはするどいときがあるし。本当はどっちなんですか?」と相方の庄司に尋ねる姿もあったが、ここでそんな品川監督に今だから言いたいことを登壇者がそれぞれに披露することに。まずは武田が、驚いたこととして「アクションシーンが数行でも侮れない」と台本では1~2行だったアクションシーンを丸1日かけて撮影したことに驚いたと明かした。

水田信⼆「異世界居酒屋『のぶ』」出演を熱望

さらに、庄司からは「とにかくやさしい」と再びコンビ愛溢れるコメント。「そこまでお芝居をやった経験がないので不安があったけど、皆さんがいる前で『めちゃくちゃよかったよ!』と言ってくれる」と続ける庄司だったが「ここからは文句いいます。それもっと若手のときにやってくれよ。それがあったら、もっと早く品川庄司として結果を出せたんじゃないかなと!」と本音もちらり。そんな庄司には「本当に庄司はすごいんですよ。どんなにセリフがあっても間違えない。長セリフの中に一言足してもしっかりやってくれる」とべた褒めの品川監督。とはいえ、最後には「でもクランクアップの挨拶で5回噛んで滑ってた(笑)」という暴露も飛び出した。

また、水田からの最後の質問となった「水田がやるならどんな役?」には実際に料理の仕事をしていた経験があるという水田に、品川監督が「手元!」と一言。「顔も出したいな~」とぼやく水田だった、一斉に披露したフリップには大谷と品川監督が「クレーマー」と全く⼀緒の回答。大谷は「細かいところがあるイメージなので『のぶ』に来てクレームをつけて、僕らからもお客さんからも『また来たよ』と言われながら毎日来るという憎めないキャラクターがいい」と説明した。

一方、監督は「大将が悩んでいるときにクレームをつけて、それをきっかけに大将の料理がうまくなってしまうというキャラクター」と、すでにストーリーがしっかりとできているようなコメントが飛び出し「それ、いいじゃないですか!」と乗り気になる水田。原作の先生次第という品川監督に「先生!演技がしたいです!」と猛アピールしていた。

大谷亮平&武田玲奈「異世界居酒屋『のぶ』」はどんな存在?

また、Season1~3、スピンオフを含めると全34話と長く愛されている今作は自分にとってどんな存在か?という問いかけには、大谷が「ホーム」と回答。パッと浮かんだ言葉だという大谷だが「こんなに安心感があって、いい意味でノンプレッシャー。いろんなことを雑念なく相談できますし、これに関わっているキャストをテレビで見るとうれしい気持ちになるんですよ。それぞれ別の場所で活躍して、ここに戻ってきてまた新しいシリーズを作りたいです」と話すと、武田も「私もほぼ同じなんですけど『帰る場所』です。こんなに長い時間同じセットで撮影にすることもないんですけど、楽しく飽きずに撮影できたので、この先もずっと続いていってほしい作品です」とその思いを語った。

2人のうれしい言葉に笑顔を見せていた品川監督の回答は「拠り所」。「ほかの作品だと、ロケで点々とすることも多いんですけど、『のぶ』は大将としのぶちゃんがずっとこのセットだけで4か月間ほぼ毎日撮影し続けているんですよね。ほかの作品も思い入れがあるけど、この作品は店ごと落ち着いて撮影できる。コロナ禍で撮影中に多めに作った『のぶ』のつまみが食べられなくなってしまったので、そういうこともまた楽しみたいですし、今後もシーズンが続いていったらうれしいです」と熱い思いを明かした。

イベントの最後には大谷が17日に迎える最終回に向け「Season3まで続けてこられたのは、見てくださっている方々の応援があってこそですから、まずはお礼を申し上げたいですね。今後もシーズンが続いていけば、またこういうイベントで皆さんからの感想を直接聞ける機会があると思うので、まだ終わっていないですけどこの先もこの作品を愛してくださるとうれしいです」と、改めてメッセージを送りました。(modelpress編集部)
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