菜々緒＆鈴木伸之「忍者に結婚は難しい」

「ルパンの娘」シリーズなどでユーモアミステリーの旗手として話題の横関大による最新作「忍者に結婚は難しい」（講談社刊）が原作の本作は、現代に生き永らえる“忍者の末裔（まつえい）”というコミカルな世界観の中で、主人公の菜々緒演じる甲賀忍者の草刈蛍と鈴木伸之演じる伊賀忍者の草刈悟郎が表と裏の顔の二面性を持ち併せて織り成す忍者×夫婦ラブコメディー。

山本は蛍の妹にして、忍者のコスプレ姿でインフルエンサーとして活動する月乃雀を演じており、実際にTikTokアカウントでダンスを披露する姿が話題を呼んでいる。

山本舞香、菜々緒への尊敬語る

姉役の菜々緒との共演について聞かれ「一度絶対共演させていただきたかったので嬉しかったです」と顔をほころばせた山本。現場では「綺麗だからめっちゃお顔見ちゃいます」とつい菜々緒の顔を近くで見つめてしまうとお茶目に明かし「『近いんだけど』って言われるんですけど『もうちょっと顔見せてください』って（笑）」と本物の姉妹さながらの仲睦まじいやり取りも明かした。

菜々緒からは演技面で影響を受けた部分もあるといい「すごい方だなって思いますし、泣き芝居でも蛍ちゃんの強さみたいなのが出ていて素敵だなと思います」と絶賛。それだけでなく「現場で一緒にいてもスタッフさんのことを常に見ているし、いろんな方向の話全部に対応するんです。座長としてしっかりしているなと見ていて尊敬します」と座長としての菜々緒の姿についても尊敬の眼差しで語った。

菜々緒、そして楓役のともさかりえとともに三姉妹を演じているが、これについて「ともさかさんと菜々緒さんと私強くないですか！？」と自らそのインパクトにコメント。姉妹での会話を聞かれると、取材会前にも菜々緒と会話を楽しんでいたといい「美容のこととか、ともさかさんと私が行っている整体が同じで、菜々緒さんに行っている整体を紹介したり、美容トークが多いです。仲良しです」と和気あいあいとした現場の様子についても語った。

山本舞香の“難しいこと”

インフルエンサー・しのびぃとして別の顔も持つ雀だが、正体がバレずにできるならやりたいことを聞かれると「プライベートも変装をしていないので、このご時世じゃないならマスクもしてないと思う」と普段から変装をすることはないと告白。「プライベートで『芸能人なんです』って感じもやりたくないので（笑）、このままで歩いています」と明かし、取材会の笑いを誘った。

また、タイトルにちなみ“難しいこと”も聞かれた山本。「2日、3日後のスケジュール決めるの難しいなって…」と呟き、整体やサウナなど行きたい気持ちはありつつも仕事などの兼ね合いでスケジュールが合わないことも多いことから「本当に申し訳ないことをしているのでちゃんとできるような人間になりたいと思います。難しいです」と苦悩を語っていた。（modelpress編集部）

「忍者に結婚は難しい」第7話あらすじ

互いの正体を知った草刈蛍（菜々緒）と夫の悟郎（鈴木伸之）は、自宅で激しい戦闘に突入する。だが、その間にも幸せだったときを思い出してしまう二人。闘いの最中、悟郎は「好きだ」といって蛍を抱きしめた。蛍も、そんな悟郎にキスをして応えて――。

闘うことを止めた蛍と悟郎は、改めてここ最近の間に起きた出来事を整理する。蛍が赤巻議員の家をドローンで偵察したこと、それが原因で悟郎は蛍と約束したレストランに行けなくなったこと、蛍が赤巻邸に忍び込んだときにはすでに赤巻議員は死んでいたこと、イベント会場の爆弾は甲賀を捕らえるための罠（わな）だったはずが、上の命令で本物の爆弾に変えられていたことを。その際、悟郎は、蛍に結婚を続けたいと申し出るが……。

一方、風富小夜（吉谷彩子）は、赤巻議員を殺したとされる甲賀の女は蛍ではないかと疑っていた。伊賀忍者の総帥でもある祖父・城水（市村正親）にそのことを打ち明けようとした小夜は、ある決心をする。

あくる朝、悟郎は、赤巻議員を殺害した犯人を捜そうと蛍に提案する。伊賀と甲賀の結婚という大問題にどう対処すべきかを考える前に、まず蛍の無実を証明したいというのだ。

そんな折、蛍の妹・月乃雀（山本舞香）のSNSに、「身勝手な者には天罰が下る」というメッセージが届く。“shuriken”を名乗るその人物は、雀の行動を逐一監視しているようだった。

同じころ、蛍には甲賀の仲間から「敵はいつも見ている」という警告が届く。蛍たちを付け狙うのは果たして……。