山崎育三郎、発達障害抱える医者役で主演 テレ朝ドラマ初出演の松本穂香がヒロイン<リエゾンーこどものこころ診療所ー>
2022.11.23 05:00
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俳優の山崎育三郎が、2023年1月20日スタートのテレビ朝日系金曜ナイトドラマ『リエゾンーこどものこころ診療所ー』(毎週金曜よる11時15分~)で主演を務めることが決定。本作のヒロインは、同局ドラマ初出演の女優・松本穂香が務める。
「リエゾンーこどものこころ診療所ー」ドラマ化
一刻を争う緊迫感、卓越した技術で挑む手術、命を救う感動。いつの時代も不動の人気を誇る医療ドラマに、メスを持たない医師という、これまでとは全く異なる新たな物語が誕生する。ただでさえ多くの人が生きづらさを感じる現代で、不得意なことがあったり、時に周りを困らせてしまったりする特性=凸凹を持つ発達障害の子どもとその家族は、計り知れない苦悩を抱えている。本作では郊外の児童精神科クリニックを舞台に、自らも発達障害を抱える院長と研修医の凸凹コンビが、発達障害をはじめ、様々な生きづらさを抱える子どもとその家族に真っすぐに向き合い、寄り添っていく姿を描く。
原作は累計100万部を突破し、『コウノドリ』を生んだ「モーニング」(講談社)で現在も連載中の同名漫画。「第4回THE GATE」大賞を受賞したヨンチャンが原作・漫画、「第1回漫画脚本大賞」奨励賞を受賞した竹村優作が原作という、賞レース受賞者の黄金コンビが手掛ける人気作だ。
サラリーマン世代の男性読者から支持される作品が多い「モーニング」の中では珍しく、女性読者からも反響を呼んでいる同作は、児童精神科を舞台に、リアルに丁寧に紡ぎ出されると同時に、人物の心情も丁寧に描かれ、幅広い読者の心に強く響かせる。
※「リエゾン」とは…フランス語で「連携・つなぐ」を意味する言葉。「リエゾン精神医学」とは…医師・臨床心理士などの精神医療の専門家が、他の診療科と、さらに広義には教育・行政・福祉などと連携しながら、ひとつのチームとして総合的な医療サービスを行うこと。
主演は山崎育三郎、ヒロインは松本穂香に決定
そんな本作で主演を務めるのは、ミュージカル界のプリンスと称される一方で、数々のドラマや映画でスマートな役からミステリアスな役まで変幻自在に演じ活躍する山崎。ヒロインは、松本が務める。そして脚本を担当するのは、12月に公開を控える映画『Dr.コトー診療所』をはじめ、映画『涙そうそう』(2006年)、映画『ハナミズキ』(2010年)など感動作を世に放ってきた脚本家・吉田紀子。ヒューマンドラマの名手が、児童精神科の医療現場を繊細かつリアルに紡いでいく。子どもたち1人1人が抱える苦悩、その家族の思い、そこに真っ向から向き合う医師の姿を通して、感動や涙とともに、その背景にある社会問題を考えるきっかけを与えていく。
山崎育三郎、発達障害抱える医者に
山崎が演じるのは、郊外にある児童精神科、さやま・こどもクリニックの院長を務める佐山卓。総合病院を実家に持ちながら、叔母が営んでいた小さなクリニックを引き継いでいる。そのことで一族からは変わり者扱いさるが、そこにはある信念が。それは、自らも発達障害(ASD)を抱え、誰よりもその苦悩を理解する佐山は、患者の子どもとその家族とじっくり向き合う時間を大事にしているということ。ミュージカルではその美声とスマートな佇まいで観客を魅了する一方、『昭和元禄落語心中』(2018年・NHK)では天才落語家役が話題となり、連続テレビ小説『エール』(2020年・NHK)で“プリンス”こと佐藤久志役を熱演、甲子園で「栄冠は君に輝く」を独唱したシーンではその見事な歌声の胸を打つシーンに反響を呼ぶなど、多くの作品でその存在感を放ってきた山崎。
特に、華や色気を感じさせる役は右に出るものがいないと言っても過言ではない山崎だが、本作ではそれら一切を封印。優しく、それでいて確固たる信念を持った児童精神科医として、これまでのイメージにない新たな一面を披露することになる。佐山を演じるにあたり山崎は、「自分自身が子育てで感じていることや想いが重なる部分が多く涙が溢れました。今の自分だから挑める大切な役との出会いとなりました」と意欲をにじませる。どんな魅力的なキャラクターを生み出すのか。
松本穂香、ミス連発のドジな研修医を熱演
山崎演じる佐山とともに、発達障害の子どもに向き合っていくことになる研修医・遠野志保役を演じるのは、松本。近年著しい活躍を見せ、映画にドラマに引っ張りだこの松本は、映画『君が世界のはじまり』や映画『みをつくし料理帖』(共に2020年)など数々の作品で主演を務め、ヒロインを務めたNetflix『桜のような僕の恋人』(2022年)では人の何十倍も早く老いる難病を抱える難役を見事に演じ、映画『“それ”がいる森』(2022年)ではジャパニーズ・ホラーの名匠・中田秀夫監督のもと初のホラー作品のヒロインに挑んだ。2023年にはW主演の映画『恋のいばら』の公開も控え、唯一無二の空気を纏う女優として活躍する松本が本作で演じるのは、遅刻に忘れ物、ミス連発のドジな研修医。小児科で研修をしていた時に、ある重大な失敗を犯してしまい、さらに自分が発達障害(ADHD)だと知り、一度は医者になる夢を諦めかけるが、佐山との出会いが志保の背中を押すことに。
そして、苦悩を抱えながらも、その明るくひたむきな性格で、佐山とともに心の生きづらさを抱える子どもや家族に真っ向から向き合う。「見終わった時には温かい気持ちになるような、1人1人違っていいんだなということを皆が認めて前に進んでいけるような、そういう強さのある作品になればいいなと思っています」と決意を語る松本。山崎とどんな凸凹コンビを魅せるのか。(modelpress編集部)
山崎育三郎コメント
― 本作へのご出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。初めて原作を読ませて頂いた時、今、自分自身が子育てで感じていることや想いが重なる部分が多く涙が溢れました。今回演じる佐山は、どんな子どもに対しても受け止め寄り添いながら、医師と患者の枠を越えた佐山流の診察がとても斬新です。読んだ後に子どもを抱きしめたくなるような温かい気持ちになりました。今の自分だから挑める大切な役との出会いとなりました。
― 今回演じられる佐山卓という役の印象はいかがですか?
佐山は発達障害を凸凹と呼び、佐山自身も凸凹を抱えている医師です。医師としては丁寧で誰もが認める存在ですが、普段は抜けている部分もあり、様々な面が見られる魅力的な役だと思っています。また、佐山は趣味でチェロを弾くので、チェロの練習も頑張っています。
― 共演される松本穂香さんの印象を教えてください。
松本さんは綺麗な目が印象的で、以前、別の作品でご一緒した時も役に対してストイックで、限界まで自分を追い込んで挑む姿を近くで見ていました。松本さんが演じる志保をとても楽しみにしています。また共演出来ることが光栄です。
― 視聴者の皆様にメッセージをお願いします。
佐山が子どもと向き合う姿を見ていると、人に寄り添うことやただ話を聞いてあげること、何も言わず抱きしめてあげることの大切さや、人生を豊かにするヒントが隠されている気がしています。大切な人に会いたくなるような、そんな心温まる作品をお届けしたいと思っています。リエゾンどうぞ宜しくお願いします。
松本穂香コメント
― 本作へのご出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。初めてお話を聞いた時は、原作で描かれているように、発達障害で悩んでいる親御さんやご家族もたくさんいらっしゃると思いますし、演じる上で生半可な気持ちでは向き合えない作品だなと感じました。
― 今回演じられる遠野志保という役の印象はいかがですか?
私が演じる遠野志保は、目の前にあることに、とにかくまっすぐな気持ちで向き合える人物で、とても魅力的な役をいただいたので、私もまっすぐ作品に向き合っていきたいです。ドジな一面もありますが、それも彼女の個性だと思っています。扱う題材を見つめていくと、辛い部分もたくさんあると思いますが、見終わった時には温かい気持ちになるような、1人1人違っていいんだなということを皆が認めて前に進んでいけるような、そういう強さのある作品になればいいなと思います。
― 主演の山崎育三郎さんの印象を教えてください。
山崎さんはとても優しくて、気さくで、全てを優しく包んでくれるような、お兄さんという印象で、またご一緒できて嬉しいです。
― 視聴者の皆様にメッセージをお願いします。
この作品では、志保が自分自身と向き合って成長していく姿が描かれますが、私も彼女と同じように、作品に取り組む中で自分自身と改めて向き合って、いいドラマにしていきたいです。毎週、見ている方の癒やしにもなるような、温かいドラマを作っていきたいと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。
ヨンチャン(原作・漫画)コメント
作中に登場する人々の苦悩や置かれた状況は、私たちのすぐそばにあるかも、あるいは自分のことかもしれない。そうやって少しでも理解が広がり、彼らに寄り添うきっかけになれば、と思います。竹村優作(原作)コメント
目には見えにくい様々な葛藤や生きづらさを抱えた人々がいるということを、実写化をきっかけに多くの人に知ってもらう。そんな機会になることを願っています。浜田壮瑛(テレビ朝日プロデューサー)コメント
原作の漫画と出会ったとき、目を腫らすほど泣いて、同時に様々思いを巡らせたこと、今でも覚えています。そしてドラマ『リエゾン』を作りあげるために、素晴らしいスタッフ・キャストが集結しました。まさにリエゾンチーム。一同想いをひとつに、大切なテーマと真摯に向き合いつづけていきたいと思います。一人でも多くの方に受け取っていただけることを願っています。
【Not Sponsored 記事】
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