「silent」想(目黒蓮)が声で話さない理由 リアルに描かれた紬(川口春奈)との“壁”に「突き刺さった」「考えさせられる」と痛感の声
2022.11.18 11:28
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女優の川口春奈とSnow Manの目黒蓮が共演するフジテレビ系木曜劇場『silent』(毎週木曜よる10時~)の第7話が、17日に放送された。聴者と難聴者の“壁”が描かれた。<※ネタバレあり>
川口春奈&目黒蓮共演「silent」
オリジナル作品となる本作は、川口演じる主人公の青羽紬がかつて本気で愛した恋人である目黒演じる佐倉想と、音のない世界で“出会い直す”という、切なくも温かいラブストーリー。大学時代、聴力を失い始め、葛藤していた想が出会ったのは、生まれつきろう者の奈々(夏帆)。想にとって“唯一の友達”として距離を縮める中、奈々は次第に想への恋心を募らせていた。しかし第6話では、今想の隣にいるの自分ではなく紬であることを痛感し、自身の失恋を悟っていた。
想(目黒蓮)、声で話さない理由
想は、奈々が泣いていたのは自分に原因があると感じていた紬に対し、心配をかけまいと「青羽には関係ないから気にしないで」「巻き込んでごめんね」と線を引く。しかし、紬は「関係ない」という一言に引っかかりを感じ、想との間に壁を感じてしまう。そんな中、職場で声で話さないことに疑問を投げかけられた想。仕事帰りに紬とファミレスで合流すると紬からも同じ質問をぶつけられた。想は「この時間がもどかしいから声で話せよってこと?」と強く聞き返した後、「声が好きなんだもんね」と想の声が好きだという紬に対するやるせない思いを携帯で入力するも、自身の気持ちに蓋を閉じそっと携帯を置いた。想は、声が必要ないから話さないだけだと説明し、紬も「分かった。手話分かるようにもっと頑張るね」と話題を締めたが、2人の間には沈黙の時間が流れた。
紬(川口春奈)と想(目黒蓮)が感じた“壁”
第6話で奈々は想に「聴者とろう者、中途失聴者はみんな違うから分かりあえない」と伝え、同話では紬に3者が違うことを説明。その意味が現実として強く描かれたのは、ファミレスで想が声を出さないことについて話していた直後のこと。食器が割れる音が店内に響き渡り、驚く紬だったが、気付かず下を向いている想に思わず何事もなかったかのように振る舞ってしまう。一方、店員が割れた皿を掃除している姿を見て事態を把握した想は、紬との間に壁を感じるも何も言えず、複雑な表情を浮かべていた。同じ空間にいるはずも、同じものを共有できず、聴こえる人と聴こえない人の間に大きな壁があることを痛感させられた同シーン。視聴者からは「理解したつもりになっていたけど全然わかってなかった」「現実としてリアルに描かれて突き刺さった」「耳が聴こえない人も一括りではないんだよね」「考えさせられる」など様々な声が寄せられた。(modelpress編集部)
情報:フジテレビ
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