NHKドラマ10「テミスの不確かな法廷」取材会に出席した遠藤憲一(C)モデルプレス

遠藤憲一、鳴海唯の“一言”で「少し心が軽くなった」現場のチームワーク語る【テミスの不確かな法廷】

2025.12.12 16:35

女優の鳴海唯が12日、都内で開催されたNHKドラマ10「テミスの不確かな法廷」(2026年1月6日スタート※全8話)取材会に松山ケンイチ、遠藤憲一とともに出席。遠藤が鳴海の発言を絶賛する場面があった。

  

遠藤憲一「42年間の中で1番難しい作品」

松山ケンイチ(C)モデルプレス
幼少期にASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)の診断を受けた特例判事補の主人公・安堂清春を演じる松山は、年内での会見について「早めの会見になってしまったんですけども、皆さん紅白を見てすっきりして忘れないようにしていただきたいと思いますので、お力添えよろしくお願いします」と笑顔。自称「ダメな弁護士」の小野崎乃亜を演じる鳴海は「弁護士という役を初めてやらせていただくので、緊張もありながらなんですけど、本当に尊敬する先輩方に囲まれながら、おんぶにだっこで(笑)、甘えさせてもらいながらやらせていただいています。良い作品になるように、絶賛頑張っているので、どうぞよろしくお願いします」と語った。

遠藤憲一(C)モデルプレス
安堂の上司・門倉茂を演じる遠藤は「法廷ものは、手を出すのはやめようとずっと思っていました。俳優をやっているのに覚えるのが苦手なので。今までなりの芝居でずっときちゃっているので。大体こんななり、こんな感じっていう演技でずっときていたのが、覚えなきゃいけないことがいっぱいあって。2人よりは全然少ないんですけど、それでも自分の中でいっぱいいっぱいになりながら。今年で俳優人生42年になるけど、42年間の中で1番難しい作品になりました(笑)」とぶっちゃけていた。

遠藤憲一が絶賛 鳴海唯の現場での一言

鳴海唯(C)モデルプレス
台本の覚え方について、鳴海は「シンプルだと思うんですけど、音読と自分の声を録音して、外ではイヤホンで録音した音声を聞きながら。耳と自分の口と、2つで聞きながら覚えてるっていう感じです」とコメント。「毎日誰かしらが長台詞を言っている現場なので、その日皆さん台本で確認して、きっとこの人が今日は大変だなっていうのを、自分以外でも分かってくださっていて。『今日大変だな、でも大変って言っちゃいけない』って思って現場に行くと、先輩方が『今日鳴海ちゃん大変だね。頑張ろうね!』って声をかけてくださったり。逆に私も『今日大変ですね』って言ったり。そういうのですごくチームワークが生まれている気がしますね」と笑顔で語った。

鳴海唯、松山ケンイチ、遠藤憲一(C)モデルプレス
そんな鳴海について、遠藤は撮影中の出来事として「『いやあ、きつい。いっぱいいっぱいだな』みたいなことを言ったら、『みんなですから。みんないっぱいいっぱいですから』って。この言葉がね、すごくいい言葉に聞こえて。『そうだよね!素敵な現場だね!みんないっぱいいっぱいって!』って言って。みんな必死。そんなのないもんね。誰かしらがいっぱいいっぱいっていうのはあるけど。みんないっぱいいっぱいなんだって思ったら、少し心が軽くなったんだよね。ありがとうございました。あの節は」と作品に臨む姿勢を称賛。先輩からの褒め言葉に、鳴海は「こちらこそですよ」と照れ笑いを見せていた。

鳴海唯(C)モデルプレス
先輩から学んだことについて、鳴海は「俳優を始めて今7年経ったんですけど、さっき遠藤さんが42年って言っていて、本当にびっくりしているんですけど、自分が物心ついた時から映画やテレビでたくさん拝見していて、本当に偉大な先輩方なので。全てが勉強させてもらっているんですけど、お2人とお芝居していていつも驚かされるのは、変化球のお芝居がすごくたくさんあって。自分が想像もしていなかったような台詞回しがあったりして。そういうお芝居には都度都度驚かされながら、素晴らしいなと思いながら、私も頑張って応えなきゃという思いでお芝居させてもらっています」と刺激を受けている様子。具体的な台本の難しさについて、鳴海は「今まで喋ったことのない難しい言葉を流暢に話さないといけないので、そこは難しいっていうのは一つと、ネット辞書が常に欠かせなくて。台本を読むうえで。それこそ難しい言葉をちゃんと理解して話さないといけないので、常に新しく出会う言葉の意味を勉強しながら法廷(のシーン)には立っているので、そこは2つの難しさがあるかなと思いますね」と明かした。(modelpress編集部)

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