「キリエのうた」ドラマ版「路上のルカ」テレビ初放送決定 再編集で“5時間半超え”
2024.06.05 10:00
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映画『キリエのうた』を再編集したドラマ版『路上のルカ』が、日本映画専門チャンネル(BS255)にて独占テレビ初放送(7月28日よる6時30分~深夜0時40分/全10話)されることが決定。併せてオリジナルポスタービジュアル、場面写真が解禁された。
「キリエのうた」ドラマ版、テレビ初放送決定
2023年10月13日に劇場公開され、第47回日本アカデミー賞話題賞を受賞した音楽映画『キリエのうた』。東日本大震災を挟み、石巻・大阪・帯広・東京と、4つの地での物語が時系列も入り乱れながら描かれた同作だが、実は、監督の岩井俊二自ら書き上げ、撮影でも使用された脚本は、時系列に沿って執筆されており、さらには作品タイトルも異なるものだった。この脚本と、撮影終了後の初期編集版を基に、岩井が公開から1年弱を経て再編集を行った全10話、5時間半超えのドラマ版『キリエのうた』が、『路上のルカ 』として、日本映画専門チャンネルにて放送されることが決定した。
同作で日本アカデミー賞新人俳優賞や報知映画新人賞などを受賞したアイナ・ジ・エンド演じる主人公・キリエと、 松村北斗演じる夏彦とのシーンや、映画本編ではカットされた楽曲「幻影」をキリエが歌唱するシーンなど、DVDの特典としても未収録・未公開の映像をふんだんに使用。日本アカデミー賞において唯一、一般の観客が投票することのできる“話題賞”を獲得するほど熱いファンの期待に応えるような新たな作品が誕生した。
また、『路上のルカ 』オリジナルのポスタービジュアル、場面写真の解禁に伴い、岩井俊二監督から「『路上のルカ』は『キリエのうた』のそれぞれのエピソードをじっくりたっぷり描いていて、物語の向かって行く先は一緒でも、まるで違う体感、読後感の作品になりました。音楽も出来る限りロングサイズに編集しました。怒濤 のように駆け抜けたあの物語をミュージアム感覚でゆっくり堪能して頂けるかと思っております。是非、ご覧下さい!」とコメントも寄せられた。(modelpress編集部)
ストーリー
大阪で放浪生活を送っていた少女・ルカ(アイナ・ジ・エンド)は小学校教師のフミ(黒木華)に保護される。成長したルカは姉の恋人だった夏彦(松村北斗)と北海道帯広で過ごし、女子高生マオリ(広瀬すず)との友情を育むが、彼女を待ち受ける運命は常に過酷であった。東京に辿り着いたルカはミュージシャンとなり、“キリエ”と名乗り路上で歌い始める。そこで再会したマオリは“イッコ”と名乗り、変幻自在なコスプレと男性関係で東京を生き抜いていた。石巻、大阪、帯広、東京。運命に翻弄されながらも懸命に生きるルカによって紡がれる壮大な歌の抒情詩。
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