田中圭、謙虚な志田未来に驚き

どこまで自身の役柄を説明していいのか迷っていた志田は「すごく難しいんですけど、何話か後に、（自身が演じる）桃の感情として、これはどういう気持ちで演じたらいいんだろうっていうシーンがあった時に、圭さんが一緒に監督に相談してくださって。私一人だったら、どうしようって迷っていたところを、一緒についてきてくださって、圭さんが丁寧に説明してくださったので、すごく演じやすくてすごく心強い座長だなと思いながら、今も圭さんの背中を見てお芝居しています」と田中を頼りにしている様子。

これに田中は「またまた」と照れ隠しをしながら、「その歳で大御所大女優ですよね！？ってこっちは思っているんですけど、未来ちゃんがすごい謙虚なんですよ」と志田は芸歴が長いにも関わらず常に低姿勢であることを明かし、「猛暑の中、自転車に乗るシーンで、スタッフさんやマネージャーさんが傘をさしてくださる中で、未来ちゃんは『大丈夫です』と自分で傘をさすんです」と自転車に跨りながら自分で片手で傘をさしていたことを回顧。その後、差し出された扇風機も自分で持ち始め、「すごい面白かったのが、その状態で水を飲もうとしたんですよ。僕は隣で見てて、『これ未来ちゃん、どうやって水飲むんだろう！？』って思ってたら、『あっ…（飲めない）』ってなって、マネージャーさんがすぐやってくれて『ありがとうございます』って言ってたんですけど、そういう方なんですよ」と志田を絶賛。

さらに「僕すごい好きなところなんですけど、毎日現場のお弁当を楽しみにしてるんです。それもすごいなと思ってる」と変わらない自然体な姿を明かし、志田が話していたシーンについては「思うところはいっぱいあるんだけど、スッとやっちゃいそうだなと思ったので、これは一緒に話しに行ったほうがいいんじゃないかなと思って、ただみんなで共有しにいっただけ」と田中も謙虚に振り返っていた。

田中圭主演「ブラックポストマン」

本作は、ごく普通の人が今を生きるために、小さなアクションを起こす。ほんのちょっと勇気を出す。そこから世界が変わっていく様を、二転三転する謎、敵・味方が入れ替わる戦いをエンターテインメントに徹して描くサスペンスドラマ。

田中は、困っている人がいたら放っておけない性格で、つい首を突っ込んで厄介ごとに巻き込まれてしまう、陽気で落語好きな「郵便配達人」の主人公・副島力也を演じる。そんな力也の裏の顔は、警察や司法が手を出さない事件の被害者を救うため、加害者を制裁する「ダークヒーロー」。

明るく爽やかで気配りも忘れない、後輩の郵便配達人・草薙桃を志田。力也の幼馴染で、強気な性格の刑事・祖父江ひなたを高橋。力也と桃の先輩郵便局職員で、局内のムードメーカー・原田遥香を近藤が演じる。（modelpress編集部）