川口春奈＆目黒蓮共演「silent」

オリジナル作品となる本作は、主人公の紬がかつて本気で愛した恋人である想と、音のない世界で“出会い直す”という、切なくも温かいラブストーリー。

川口と目黒のほか、鈴鹿央士、桜田ひより、板垣李光人、夏帆、風間俊介、篠原涼子らが出演する。

想、失いかけた関係取り戻す

久しぶりに実家に帰ってきた想は、空になったCDラックを見て、大学にサッカー推薦で入ったものの、耳が聞こえにくくなったことで部活を辞めてしまったことや、紬に別れを告げると決めた日、母・律子（篠原）に友達には病気のことを隠すようにと伝えたこと、そして大好きな音楽から自分を遠ざけてきた過去を思い出していた。

しかし、周囲に耳のことを知られた日から紬をはじめ、湊斗（鈴鹿）ら友人との関係が徐々に変化し、高校時代と同じ時間を取り戻していた想。大好きだった音楽や好きな人を取られたような喪失感に苛まれ暗い表情だった想には、自然と満面の笑顔が見られるようになった。

そうした変化を経て律子にも「良かった。また普通に話せるようになったから」と打ち明けるとともに、母親に心配を掛けたくなかったというこれまで抱えていた本音を伝え、家族との間にできていた溝も取り戻した。

紬＆想、胸キュンシーン連発に反響

そして、東京に帰った想は紬の働くタワーレコードを訪れ、持っていなかったスピッツの「見っけ」のCDを購入。その後、歌詞カードをじっくり読みながら紬の仕事終わりを待ち続けていた。2人で話していると、想は、紬が高校時代に想のCDにこっそり挟んでいたメッセージカードを取り出す。

このカードは、湊斗（鈴鹿）が紬の後にCDを借りた際、想に対する恋心を目の前にした嫉妬から密かに取り出して、隠し持っていたものだった。紬はすぐに「湊斗？」と気付き、慌てて「返して」と言うと、想はいたずらっぽく微笑みカードを上に上げるなど、2人でじゃれ合うように。

また、帰り道では「ずっと」という紬の手話に対し、そっと手を重ね正しい手話を教えていた想。紬は、好きな人に教えてもらった手話を宝物のかのように「ずっと」と無邪気に繰り返しては溢れんばかりの笑顔を見せていた。

ラストに描かれた紬と想のやりとりに視聴者からは「一気に幸せになった。2人のシーンが微笑ましい」「可愛すぎる。高校時代が蘇ったみたいで本当に素敵な回だった」「これでまだ付き合ってないって嘘だろ…？」など反響が続々。

また、葛藤からなる険しい表情を浮かべていた前半から一変とした軽やかな表情をラストで見せていた想。「表情が変化自在…。喜怒哀楽がすごく伝わる」「表情だけで泣ける」「使い分けがすごい」など目黒の演技力に絶賛の声も寄せられている。（modelpress編集部）

情報：フジテレビ