香川照之(C)モデルプレス

「六本木クラス」 最終回 茂(香川照之)が迎えた辛辣な結末&“土下座”の意味とは

2022.09.30 00:05

俳優の竹内涼真が主演を務めるテレビ朝日系木曜ドラマ「六本木クラス」(毎週木曜よる9時~)の最終話が、29日に放送された。宮部新(竹内)の長屋茂(香川照之)への復讐劇に決着がついた。<※ネタバレあり>

  

竹内涼真主演「六本木クラス」

絶望の淵に立たされた青年が復讐を誓って、金と権力を振りかざす巨大企業に屈することなく仲間と共に立ち向かっていく姿を、下剋上を主軸にラブストーリー、そして青春群像劇を交錯させながら描いた韓国ドラマ「梨泰院クラス」を、日韓共同プロジェクトのもとテレビ朝日がリメイク。ジャパン・オリジナル「六本木クラス」として、東京・六本木を舞台に描く。


新(竹内涼真)、茂(香川照之)に土下座

新木優子、竹内涼真 「六本木クラス」最終話より(C)Kwang jin/tv asahi
長屋龍河(早乙女太一)により監禁された麻宮葵(平手友梨奈)の救出に向かうも、龍河の仲間に銃で打たれた新は意識不明の重体に。病院へ運ばれたが無事意識を回復した。そのニュースを目にした龍河は、茂に電話で葵と長屋龍二(鈴鹿央士)の居場所を伝えた上で、「僕から最後に、父さんにプレゼントを贈るよ」と告げる。一方、龍河から「父さんが俺の居場所を知ってる」というメールが送られた新は、葵の居場所を突き止めるべく、茂の元をたずねた。

中尾明慶、竹内涼真 「六本木クラス」最終話より(C)Kwang jin/tv asahi
そして「この私に土下座できるか?」と土下座を要求した茂に対し、新は「俺が死ぬことよりも受けがたいこと。それは長屋茂に土下座することだった。だけどこの瞬間は何千回でも何万回でもできる」と覚悟を決め、葵を救出するため茂に土下座。

茂は、そんな新を馬鹿にして笑うが、新の真っ直ぐな瞳から目を背けられず、顔を歪ませる。一方、新は復讐しか考えていなかったこと、茂を追い越すことに人生のすべてを懸けてきたこれまでの自分を振り返り「こんなに見苦しい男を追っていたかと思うと情けない。長い年月をかけてようやくわかりました」と権力やプライド、土下座に執着する茂を蔑んだ。

新(竹内涼真)&茂(香川照之)、立場が逆転

平手友梨奈、竹内涼真 「六本木クラス」最終話より(C)Kwang jin/tv asahi
葵の居場所を問いただした新は、葵を救出し、龍河との一騎打ちを勝利で終える。一方、楠木優香(新木優子)の働きかけにより長屋ホールディングスは倒産へと追い込まれていた。助かる術は新が経営する「株式会社RC」の傘下となることのみ。そして「二代目みやべ」を訪れた茂は、新に「許してくれ。全ては私の間違いだった」と必死に許しを請い「長屋を私から奪わないでくれ」と頼み込むのだった。

竹内涼真 「六本木クラス」最終話より(C)Kwang jin/tv asahi
そんな茂を新は「僕をなめてるんですか?」と一蹴。それでもなお、諦めきれない茂は土下座をしようと膝を曲げるも、新は「今のあなたの土下座なんて何の価値もありませんよ」と突き放し、「これはビジネスなんです」ときっぱり。長屋ホールディングスは「株式会社RC」に買収されることとなり、復讐劇は幕を閉じた。

新(竹内涼真)&茂(香川照之)の描いてきた土下座の意味とは

香川照之、新木優子、竹内涼真、平手友梨奈 (C)モデルプレス
家族の誰もが飢えることなく贅沢して暮らせるようにという思いで長屋ホールディングスを設立した茂だが、その思いが届くことはなく、茂が報われることはなかった。この結末に視聴者からは「茂の思いも伝わってきて心が痛い」「全員がハッピーエンドで終わらない結末がリアルで良かった」「新の一言が胸に刺さった」など反響が続々。

また第1話で描かれた高校時代、龍河によるクラスメイトのいじめを目撃し、それを止めようと龍河を殴ったことから茂との出会いを果たした新。校長は新を退学処分にすると告げるが、茂は新が土下座をして謝れば退学処分にせずに許すと言い出す。茂から謝罪を要求されるも、新は父の教えから信念を貫き、謝罪を拒否し退学となっていた。

それから新が経営者となり、ライバル関係となった茂は度あるごとに土下座を要求。そんな2人を通して終始描かれてきた土下座やプライドについて、視聴者からは「土下座って何の意味があるんだろう」「愛する葵のために自分のプライドを捨てた新かっこよすぎ」といった声も上がっている。(modelpress編集部)

情報:テレビ朝日

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