「アナ雪」「ラプンツェル」制作裏話　短編映画が生まれるまで＜「D23」現地レポ最終日＞

2015.08.17 06:17 views

米アナハイムのコンベンションセンターにて、ディズニーファンのための公式イベント「D23 Expo 2015」が8月14日（現地時間）開幕。今回、モデルプレスでは、ウォルト・ディズニー・ジャパンから招待された、唯一のWebメディアとして現地取材を実施。最終日となる16日には、短編アニメーションに関するプレゼンテーションが行われた。

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「John Henry」（2000）、「Lorenzo」（2004）、「The Little Matchgirl」（2006）、「How to Hook Up Your Home Theater」（2007）、「Tick Tock Tale」（2010）、「PaperMan」（2012）、「Tangled Ever After」（2012）、「Get a Horse！」（2013）、「Feast」（2014）、「Frozen Fever」（2015）（※すべて原題）などの製作陣が登壇し、それぞれ裏話を披露。

「アナと雪の女王」の短編「Frozen Fever」からは、ピーター・デル・ヴェッチョらが登場。長編の公開直後に制作を依頼されたそうで「すべてのオリジナルキャスト、音楽を使ってやりたい」と考えたといい、「アナとエルサの2人が、長い間離れて暮らしていたからこそ、エルサがアナに子ども頃にしてあげられなかったことをしてあげる、というアイデアが生まれた」。エルサの新しいドレスや新キャラクターの”スノーギース“など、「長編とは違うものを作る」という想いのもと制作を進め、最終的にはそのこだわりが随所と散りばめられた作品が誕生した。

また、「塔の上のラプンツェル」の短編「Tangled Ever After」からはネイサン・グレノ、エイミー・スクリブナーらが登場。ラプンツェルとフリンの結婚式の様子を描いた同作では、「ウェディングの話を作りたい」というアイデアから制作がスタート。「ただのウェディングでは面白くないと思った」そうで、結婚指輪を失くすというシーンを追加。さらに、お城を爆発させるなどし、コミカルな部分を強調した映画に仕上げた。

本家「D23」注目ポイント　今年は日本でも開催

2009年に初開催された同イベントは2年に1度実施されており、ファンにとっては貴重なイベントとして、各国から注目を集めている。今回は、7500席のキャパシティを誇る「Hall D23」を新設し、そこをメインホールとして、「Stage 28」「Stage 23」と呼ばれる全3つの会場でそれぞれ異なる内容のプレゼンテーションが行われる。

初日となる14日には、ディズニー社が大きな功績を残した人を選出する「ディズニー・レジェンド」の表彰式を開催したほか、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ、ピクサー・アニメーション・スタジオの最新ラインナップを発表。15日には実写映画に関するプレゼンテーションや「トイ・ストーリー」の公開20年を記念したセッションを実施。このほかにも、特別展示やこのイベントでしか手に入らないスペシャルグッズが販売される。

なお、11月には6日～8日の3日間、東京ディズニーリゾート内にて「D23 Expo Japan 2015」を開催。アニメーションから実写まで最新映画情報を紹介するほか、米アナハイムの本家でも公開される展示物が、一部お披露目される。さらに、スペシャルプログラムとして、ここだけのプレゼンテーションとディズニーの仲間たちによるショーも実施予定。（modelpress編集部）