ディズニー最新作「ベイマックス」の美しすぎる日本向けビジュアル解禁
2014.10.16 17:00
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ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが手がける最新作「ベイマックス」の日本向けのビジュアルが16日、解禁された。
ポスターのテーマは“夕焼け”
日本向けに特別に作られた今回のポスターのテーマは日本の夕焼けで、サンフランソウキョウに降り注ぐ夕日を描いたもの。実は空気感(光の加減)についても強いこだわりを持って描かれるこの街は、昼間の強く真っ直ぐな光のイメージはサンフランシスコから。そして、夕方から夜の少し屈折したファンタジックな光のイメージは日本のそれをイメージしている。それはまさに、映画「ベイマックス」で描かれる事になる、最愛の兄タダシを失った天才少年ヒロの悲しみと、その穴を埋める用に寄り添う優しすぎるベイマックスの何処か切なくもありながらも心温まる2人の関係性、そして感動的なストーリーをイメージさせるポスターとなっている。ポスターに込めた思い…監督のコメント
リサーチで来日したドン・ホール監督とクリエイターメンバーはそれぞれ日本の文化に感銘を受け、特に光は印象的だったという。「僕らが見た日本の光はとても美しかったんだ。ネオンの光も含めてね。東京はとてもモダンでクールなテクノロジーがあり、サンフランシスコの特徴的な土地と混ぜ合わせる事でとてもクールで興味深く、新しい独創的な世界が作れると思ったんだ」と語った。その言葉通り、今回の夕焼けはまさに日本の光のイメージを反映して描かれ、私たち日本人がノスタルジーを感じてしまうビジュアルとして仕上がっている。監督は「このポスターは映画のストーリーをしっかりと照らしていて、私たちが映画の核だと思っていることそのものです。つまりそれは悲劇的な喪失を味わったヒロと、ベイマックスの関係です。私たちが深みのある没入的な世界を作り上げたということを分かってもらえたら嬉しいです。そして(日本に影響を受けた)美しい照明とストーリーに込めたハートを感じてもらいたいです」とコメントした。
日本人アーティストも参加
日本人の心に刺さる街“サンフランソウキョウ”。実はこの街のコンセプト・アートには日本人イラストレーターの上杉忠弘氏が参加している。彼はストップモーション・アニメ「コララインとボタンの魔女3D」でデザインコンセプトを担当し、アニメーション界の権威であるアニー賞の美術賞を日本人で初めて受賞している世界的なイラストレーター。そんな彼が「ベイマックス」でコンセプト・アートに協力し、日本の光の使い方をディズニーのクリエイターに印象付けた。
ディズニーのクリエイターは「忠弘はたくさんのコンセプト・アートをやってくれたんだ。彼の作品は本当に素晴らしいよ。彼はすべての作品でとてもマジカルな光の使い方をするんだ」と話し、ドン・ホール監督は「日本の文化を描くために正しい知識と、アーティスティックな感覚を持った日本人にどうしても協力して欲しかったんだ。世界的に有名なタダヒロ・ウエスギ(上杉忠弘)に助けてもらったんだ。彼は遠く離れた日本からこの作品に参加してくれた。彼の広大な知識と日本的な特色を多くの与えてくれたんだ。本当にラッキーだったよ」と絶賛。サンフランソウキョウが日本人の心に刺さる理由はこんなところにも隠されていた。
なお映画は、12月20日全国公開。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
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