ディズニー/ピクサー『リメンバー・ミー』に内田理央・舟山久美子・前田希美が涙 「深すぎる」「ボロ泣き…」<インタビュー>
2018.03.16 19:30
女優でモデルの内田理央、モデルの“くみっきー”こと舟山久美子、モデルの“まえのん”こと前田希美が世界中で大ヒットしているディズニー/ピクサー映画『リメンバー・ミー』(3月16日公開)を一足先に鑑賞。モデルプレスでは、試写後の3人を直撃しインタビューを行った。
『リメンバー・ミー』は、陽気でカラフルな<死者の国>を舞台にした大冒険を描くディズニー/ピクサー最新作。家族に音楽を禁じられた主人公の少年ミゲルが、死者の国で出会うスケルトンのヘクターと奇想天外な大冒険を繰り広げる。タイトルにもなっている主題歌”リメンバー・ミー“がストーリーの重要なカギを握っている。
日本時間の3月5日に開催された「第90回アカデミー賞(R)」では、長編アニメーション賞と歌曲賞(主題歌賞)をダブル受賞。「第75回ゴールデングローブ賞」最優秀長編アニメーション映画賞を獲得するほか、「第45回アニー賞」で11部門も受賞している。“ピクサー史上最高傑作”との呼び声もあり、舞台となっているメキシコでは歴代興行収入1位を記録。その他、アメリカ、中国でも記録的なヒットに。国境や文化を超え話題となっている『リメンバー・ミー』は内田、舟山、前田の心も震わせたようだ。
内田:はい、映画館で流れる予告を何度か観ていて気になってはいたんです。観る前はすごくカラフルな世界でポップなイメージを持っていたんですよ。そのイメージのまま観たらボロ泣きしちゃいました(笑)。良い意味ですごく裏切られたなって。
― 観る前はボロ泣きするとは思わず?
内田:思わなかったです!もっとハッピーな映画のイメージだったんですけど、ストーリーも音楽も家族の絆をすごく大切にしていて。もちろん映像もすごくキレイで、カラフルな<死者の国>は本当に実在するんじゃないかと思うほどリアルでした。
― 特に涙したシーンはどこでしたか?
内田:えー!どうしよう、ありすぎて…。最初の方からちょい泣きしていたんですよ(笑)。でも、最後はズドンと来ましたね。今の年齢だからこそ泣けるシーンというか、暗い涙というよりはハッピーな涙でした。
― 確かに感動するポイントはすごくたくさんありましたね。お気に入りのキャラクターはいましたか?
内田:主人公のミゲルです!本当に純粋で可愛くって、大好きになりました。表情もすごく豊かなんですよね。ミゲルが歌うシーンなんて、「よく頑張った!」って保護者のような気持ちで泣いてましたから(笑)。ミゲルは音楽を聞くことも家族に禁止されていたじゃないですか。最初それがもどかしくて、「家族なんだから許してあげなよ」って思ったんです。でも、最後はそれも「愛」だったんだなと思えました。
― 観終わった後、お墓参りに行きたくなったとも。
内田:そうなんです。私、最近おじいちゃんのお墓参りに全然行けていないんです。私が小学校の時に亡くなったんですけど、すごく悲しくて…。でも一人暮らしを始めると、なかなかお墓参りに行けなくて、「ご先祖様がいたから私がいる」って思うと改めてお墓参りも大切にしなきゃなって感じました。
― 内田さんはカラフルな<死者の国>のような世界はあると思いますか?
内田:私は見たこと無いんですけど、みんな幽霊見たとかいうじゃないですか。それを聞くと信じちゃいますね。小さい頃、お盆になると家の前で火を焚いて、それを目印にご先祖様が帰ってくる「迎え火」をしていたので信じやすいのかもしれないです。
― 「迎え火」はメキシコの風習とも近いものがありますよね。
内田:そうですね。日本の「迎え火」はメキシコの「マリーゴールド」ですよね。あと、おばあちゃんと一緒に作ったナスとキュウリの人形(※1)と同じような、“アレブリヘ(※2)”という生き物も登場してましたね。
(※1)「精霊馬(しょうりょううま)」と呼ばれるナスやキュウリで作る動物の人形。故人の霊魂がこの世とあの世を行き来するための乗り物として用意される。
(※2)作中では人間の魂を良い方へ導く、魂のガイドとして登場。メキシコには「アレブリヘ」と呼ばれる極彩色のフォークアートが存在する。
― 内田さんはメキシコにどんなイメージを持っていましたか?
内田:雑貨屋さんでカラベラ(※3)を見たことがあって、すごく好きで行ってみたい国です。メキシコってみんな歌を歌っていてハッピーなイメージがあるんですよね。写真集を出す時もメキシコを候補に入れたんですけど、ダメでした(笑)。映画を通して、日本とは違うメキシコの世界観に触れられたのも良かったです。
(※3)カラフルに装飾されたガイコツ型の雑貨。カラベラはスペイン語でガイコツを表す言葉。
― 内田さんの中での一番の見所はどこでしたか?
内田:一つに絞るってなると難しいですね…。カラフルな世界観や音楽もすごく良かったんですが、やっぱりストーリーですね。キャラクターも魅力的で。予告で観た「カラフルで楽しそう」というイメージ以上の良さがあるので、ぜひ観て感じてほしいです。
― 最後にどんな方におすすめの映画か教えてください。
内田:私は今一人暮らしで、家族にずっと会えているわけではなくて。だから家族と離れて一人で頑張っている人にこそおすすめですね。あと、今回は吹替えで観たんですけど、ミゲル役の石橋陽彩(いしばし・ひいろ)くんが最高でした!すごく歌が上手なんです。ヘクター役は藤木直人さんでポップな役もピッタリでした。終盤の松雪泰子さん演じるイメルダとミゲルのシーンも鳥肌がたって…。
― やっぱり見所はいっぱいありますね!
内田:そうですね(笑)。観ないと分からない良さがあるので、騙されたと思って観てもらえれば、いい意味で裏切られるはずです。
― ありがとうございました。
舟山:女の子がキュンとくるキラキラした映像もあるし、何よりストーリーで「人はこうあって欲しいし、こうなんだろうな」って思えるような瞬間がたくさんありました。無くなりかけてるけど、無くしちゃいけない大切なことを伝えてくれているような映画です!一番大事なことは何かを伝えてくれているというか。
― 鑑賞前はどんなイメージを持っていましたか?
舟山:「トイ・ストーリー3」や「モンスターズ・インク」と同じリー・アンクリッチ監督(※4)なので、夢が詰まっている映画なのかなって思っていました。未知な世界、空想の世界なのかなって。実際にそういう部分もあるんですけど、すごく自分と重なる部分があったんです。「泣くポイントもあるのかな」くらいに思っていたんですけど、深すぎるストーリーに号泣でした…(笑)。
(※4)監督を務めた「トイ・ストーリー3」でもアカデミー賞を受賞した。
― 舟山さんがグッときたシーンを教えてください。
舟山:主人公のミゲルは、そこまで強い男の子ではないと思うんです。でも、その弱さを上回る気持ちで音楽を追いかけていく姿にグッときました。やっぱり最後のシーンは号泣でしたが、ミゲルが歌うシーンも「ミゲル!頑張った!」ってウルっときました。
― 作中で歌われる楽曲「リメンバー・ミー」も素敵でしたね。
舟山:そうですね。大人になればなるほど家族と会う時間って少なくなると思うんです。それでも「リメンバー・ミー」の中にある「たとえ離れていても心はひとつ」という歌詞はとても共感しましたし、誰もがその気持ちを持っているのかなって感じます。他の曲も素敵で「次はどんな曲なんだろう」という楽しみもありました!
― 舟山さんが共感したキャラクターはやっぱりミゲルでしたか?
舟山:はい。可能性が低くても「やってみたい」「やってみないと分からない」という気持ちは私も強くて。私自身、親にレールを敷かれていて、その全てに反発してきたんです。ギャルをしていたのもずっと反対されていて、隠れてやり続けていました。最初の雑誌にも親に言わずに出ていたんです。
― 確かに親に隠れて音楽をしていたミゲルと境遇が似ていますね。
舟山:今思い返すと幼稚園の頃から、おもちゃのコスメで遊んでいたんですよ。その頃から好きだったけど、父に反対されていて。ネイルも、髪を染めるのも、眉毛を整えるのも全部ダメ。私の部屋だとばれちゃうから、お兄ちゃんの部屋のコタツにメイク道具を隠して(笑)。メイクもお兄ちゃんの部屋でして、お父さんが来たらコタツの中に隠れていました。
― 今ではご家族も応援を?
舟山:そうですね。私がやりたいことを伝え続けて、とにかく行動で示してきました。それから「決めつけるのも良くない」と応援してくれるようになりました。雑誌の撮影現場の送り迎えもしてくれていたんですが、モデル友達といつのまにか仲良くなって、連絡先を聞こうとするから「本当にやめて」って(笑)。
― (笑)。ストーリーはまさにドンピシャですね。
舟山:そうなんですよ!だから私、家族系の物語に弱くて(笑)。若い頃は何が正しいか分からないけど、色々な選択をすると思うんです。その全てが繋がっていて、自分は間違っていなかったのかなと映画を観終わった後に思えて。周りの方への感謝の気持ちもすごく強く感じました。
― 確かに映画を観終わった後、色々と考えさせられますよね。
舟山:そうですね。私、どんなに忙しくてもお墓参りは絶対に行くんです。どうしてそんなにお墓参りにこだわっているのか自分でも分からなかったんですけど、『リメンバー・ミー』を観て、ご先祖様に対する思いがより深いものになったと感じます。
― 舟山さんの思う一番の見所は?
舟山:ストーリーもいいんですが、カラフルな世界観も最高でした!次観に行くときは背景の細かいところまで観たいですね。最後のエンドロールも色の配色やデザインなど全てが感性に訴えかけてきました。
― 街自体がインスタ映えしそうですよね。
舟山:しそうですね!行ってみたいです!もしカラフルな<死者の国>に行けるなら、おじいちゃんに会ってみたいです。私が物心つく前に亡くなったので思い出はないんですけど、「すごく格好良かった」って話を聞くので、実際に会ってみたいです。
― 最後にどんな方におすすめしたい映画でしたか?
舟山:家族のことで色々悩んでいる方もいると思うんです。そんな方にこそ観て欲しいですね。家族の大切さを再認識できるというか、絆が深まるきっかけになるというか。お互いを知るきっかけにもなるので、カップル同士や、これから家族になる方で観に行くのもいいと思います。私はもう一回観るなら、家族全員で観たいですね。あまり深くは伝えずに、無理やり連れて行きたいと思います(笑)。
― ありがとうございました。
前田:ストーリーも映像も素敵だったんですが、歌がすごすぎて…!観終わった後、吹替えでミゲルの声優をやっている石橋くんのこと検索しちゃいました。
― すごく歌が上手でしたよね。
前田:そうなんです。調べたら初めての声優って書いてあって、最初は初々しい感じで「可愛いなぁ」って観ていたんですけど、歌い始めた時に「すごすぎる!」ってなりました(笑)。ミゲルのイメージとも合っていて、どんどん成長して逞しくなっていく姿に見入っちゃいました。
― 前田さんにとっての1番の見所は音楽?
前田:やっぱり音楽かな。最初の方はギターしか弾かないから「どんな歌声なんだろう」っていうのでワクワクして。歌い始める前のドキドキしているミゲルを観て、こっちまでドキドキしちゃいました(笑)。それでもしっかり歌いだした時は感動でした。すごい素敵な演出で、ミゲルのステージを映画の中の観客と一緒に観てるような気分になりました。
― 確かに感動的なシーンでしたね。
前田:そうですね。あと、最後のシーンはとても良くて、あれはずるいなと思いました(笑)。
― 映画を観る前と観た後では、映画の印象って変わりましたか?
前田:変わりました!最初はオレンジと紫の色合いだから、ハロウィーンみたいなイメージを持っていたんです。ファンタジー映画なのかなって。でも観終わると、ファンタジーなんだけど、すごく共感できるし身近なストーリーに感じて。誰もが共感できる映画なんじゃないかなと思います。
― 『リメンバー・ミー』は家族がテーマになっていますが、ご家族で映画を観に行くことも?
前田:よく行きます。今、実家に住んでいるんですけど、家族みんな仲良しで。おばあちゃんもおじいちゃんも一緒に住んでいるんですが、映画観終わったら家族と会いたくなりました(笑)。家族みんなで『リメンバー・ミー』を観たいですね。
― 家族と一緒にお出かけすることも多いですか?
前田:両親とは、小さい頃からディズニーランドに一緒に行ったりもしてたし、元々お姉ちゃんがすごくディズニー好きで年間パスポートを持っていたんです。それが影響して私も年間パスポートを買ったので、2人で一緒に行くこともあります。おばあちゃんも今のお仕事をすごく応援してくれていて、私が載っている雑誌とかをすごく楽しみにしてくれているんです。私が出るファッションイベントにも「行きたい行きたい」って言ってくれます。
― 応援してくれるのは嬉しいですね!芸能のお仕事をするのは最初から応援を?
前田:そうですね。12歳から今のお仕事してるんですけど、「こういう仕事がしたい」とはずっと言っていました。
― ミゲルが音楽をやっていたことを隠していたように、前田さんも家族に隠していたことってありますか?
前田:隠し事ではないんですけど、例えば嫌なことがあったのを隠そうとしても、親にはばれちゃうんですよね。気付かれるというか。家族だからなのか、言わなくても気付かれていることってあると思います。それだけ見てくれているんですよね。
― 確かにそうですね。少し話題が変わりますがカラフルな<死者の国>が本当にあったら前田さんは行ってみたいと思いますか?
前田:行ってみたいです!色合いがすごく可愛くて、綺麗で。街自体がインスタ映えですよね。たまに花火が上がったりしていて、こんなカラフルな<死者の国>なら楽しそうで行ってみたいです。あと個人的にガイコツのメイクがしてみたいなって思いました。ミゲルがめっちゃ似合ってて、可愛かったんですよね!お花書いてるガイコツもいたりして、キャラクターに沿ったメイクをしてたから、私だったらどんなメイクになるかなって思います。
― メキシコではガイコツのメイクを実際にするようですね。それでは最後にどんな方に観て欲しい映画だと感じましたか?
前田:私は実家ですけど、家族となかなか会えてない方は、きっとすぐ連絡したくなったり会いたくなると思います。一人じゃないって思えるはずです。
― 『リメンバー・ミー』の歌詞にも「たとえ離れても心ひとつ」というフレーズがありましたね。
前田:そうですよね。この映画でまた家族と繋がれるんじゃないかなって。…やっぱり、家族と一緒に観るのは恥ずかしいかも(笑)。でも、絶対観てほしいからチケットをプレゼントするのも良いかもしれないですね。それがきっかけになって、家族との会話が増えるようになればと思います。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)[PR]提供元:ウォルト・ディズニー・ジャパン
そこは、夢のように美しく、ガイコツたちが楽しく暮らすテーマパークのような世界。しかし、日の出までに元の世界に帰らないと、ミゲルの体は消え、永遠に家族と会えなくなってしまう…。唯一の頼りは、家族に会いたいと願う、陽気だけど孤独なガイコツのヘクター。だが、彼にも「生きている家族に忘れられると、死者の国からも存在が消える」という運命が待ち受けていた…。絶体絶命のふたりと家族をつなぐ唯一の鍵は、ミゲルが大好きな曲、“リメンバー・ミー”。不思議な力を秘めたこの曲が、時を超えていま奇跡を巻き起こす!
日本時間の3月5日に開催された「第90回アカデミー賞(R)」では、長編アニメーション賞と歌曲賞(主題歌賞)をダブル受賞。「第75回ゴールデングローブ賞」最優秀長編アニメーション映画賞を獲得するほか、「第45回アニー賞」で11部門も受賞している。“ピクサー史上最高傑作”との呼び声もあり、舞台となっているメキシコでは歴代興行収入1位を記録。その他、アメリカ、中国でも記録的なヒットに。国境や文化を超え話題となっている『リメンバー・ミー』は内田、舟山、前田の心も震わせたようだ。
内田理央「良い意味ですごく裏切られた」
― 内田さんは以前から『リメンバー・ミー』が気になっていたと伺いました。内田:はい、映画館で流れる予告を何度か観ていて気になってはいたんです。観る前はすごくカラフルな世界でポップなイメージを持っていたんですよ。そのイメージのまま観たらボロ泣きしちゃいました(笑)。良い意味ですごく裏切られたなって。
― 観る前はボロ泣きするとは思わず?
内田:思わなかったです!もっとハッピーな映画のイメージだったんですけど、ストーリーも音楽も家族の絆をすごく大切にしていて。もちろん映像もすごくキレイで、カラフルな<死者の国>は本当に実在するんじゃないかと思うほどリアルでした。
― 特に涙したシーンはどこでしたか?
内田:えー!どうしよう、ありすぎて…。最初の方からちょい泣きしていたんですよ(笑)。でも、最後はズドンと来ましたね。今の年齢だからこそ泣けるシーンというか、暗い涙というよりはハッピーな涙でした。
― 確かに感動するポイントはすごくたくさんありましたね。お気に入りのキャラクターはいましたか?
内田:主人公のミゲルです!本当に純粋で可愛くって、大好きになりました。表情もすごく豊かなんですよね。ミゲルが歌うシーンなんて、「よく頑張った!」って保護者のような気持ちで泣いてましたから(笑)。ミゲルは音楽を聞くことも家族に禁止されていたじゃないですか。最初それがもどかしくて、「家族なんだから許してあげなよ」って思ったんです。でも、最後はそれも「愛」だったんだなと思えました。
― 観終わった後、お墓参りに行きたくなったとも。
内田:そうなんです。私、最近おじいちゃんのお墓参りに全然行けていないんです。私が小学校の時に亡くなったんですけど、すごく悲しくて…。でも一人暮らしを始めると、なかなかお墓参りに行けなくて、「ご先祖様がいたから私がいる」って思うと改めてお墓参りも大切にしなきゃなって感じました。
― 内田さんはカラフルな<死者の国>のような世界はあると思いますか?
内田:私は見たこと無いんですけど、みんな幽霊見たとかいうじゃないですか。それを聞くと信じちゃいますね。小さい頃、お盆になると家の前で火を焚いて、それを目印にご先祖様が帰ってくる「迎え火」をしていたので信じやすいのかもしれないです。
― 「迎え火」はメキシコの風習とも近いものがありますよね。
内田:そうですね。日本の「迎え火」はメキシコの「マリーゴールド」ですよね。あと、おばあちゃんと一緒に作ったナスとキュウリの人形(※1)と同じような、“アレブリヘ(※2)”という生き物も登場してましたね。
(※1)「精霊馬(しょうりょううま)」と呼ばれるナスやキュウリで作る動物の人形。故人の霊魂がこの世とあの世を行き来するための乗り物として用意される。
(※2)作中では人間の魂を良い方へ導く、魂のガイドとして登場。メキシコには「アレブリヘ」と呼ばれる極彩色のフォークアートが存在する。
― 内田さんはメキシコにどんなイメージを持っていましたか?
内田:雑貨屋さんでカラベラ(※3)を見たことがあって、すごく好きで行ってみたい国です。メキシコってみんな歌を歌っていてハッピーなイメージがあるんですよね。写真集を出す時もメキシコを候補に入れたんですけど、ダメでした(笑)。映画を通して、日本とは違うメキシコの世界観に触れられたのも良かったです。
(※3)カラフルに装飾されたガイコツ型の雑貨。カラベラはスペイン語でガイコツを表す言葉。
― 内田さんの中での一番の見所はどこでしたか?
内田:一つに絞るってなると難しいですね…。カラフルな世界観や音楽もすごく良かったんですが、やっぱりストーリーですね。キャラクターも魅力的で。予告で観た「カラフルで楽しそう」というイメージ以上の良さがあるので、ぜひ観て感じてほしいです。
― 最後にどんな方におすすめの映画か教えてください。
内田:私は今一人暮らしで、家族にずっと会えているわけではなくて。だから家族と離れて一人で頑張っている人にこそおすすめですね。あと、今回は吹替えで観たんですけど、ミゲル役の石橋陽彩(いしばし・ひいろ)くんが最高でした!すごく歌が上手なんです。ヘクター役は藤木直人さんでポップな役もピッタリでした。終盤の松雪泰子さん演じるイメルダとミゲルのシーンも鳥肌がたって…。
― やっぱり見所はいっぱいありますね!
内田:そうですね(笑)。観ないと分からない良さがあるので、騙されたと思って観てもらえれば、いい意味で裏切られるはずです。
― ありがとうございました。
舟山久美子「全てが感性に訴えかけてくる」
― 『リメンバー・ミー』を鑑賞頂きましたが、いかがでしたか?舟山:女の子がキュンとくるキラキラした映像もあるし、何よりストーリーで「人はこうあって欲しいし、こうなんだろうな」って思えるような瞬間がたくさんありました。無くなりかけてるけど、無くしちゃいけない大切なことを伝えてくれているような映画です!一番大事なことは何かを伝えてくれているというか。
― 鑑賞前はどんなイメージを持っていましたか?
舟山:「トイ・ストーリー3」や「モンスターズ・インク」と同じリー・アンクリッチ監督(※4)なので、夢が詰まっている映画なのかなって思っていました。未知な世界、空想の世界なのかなって。実際にそういう部分もあるんですけど、すごく自分と重なる部分があったんです。「泣くポイントもあるのかな」くらいに思っていたんですけど、深すぎるストーリーに号泣でした…(笑)。
(※4)監督を務めた「トイ・ストーリー3」でもアカデミー賞を受賞した。
― 舟山さんがグッときたシーンを教えてください。
舟山:主人公のミゲルは、そこまで強い男の子ではないと思うんです。でも、その弱さを上回る気持ちで音楽を追いかけていく姿にグッときました。やっぱり最後のシーンは号泣でしたが、ミゲルが歌うシーンも「ミゲル!頑張った!」ってウルっときました。
― 作中で歌われる楽曲「リメンバー・ミー」も素敵でしたね。
舟山:そうですね。大人になればなるほど家族と会う時間って少なくなると思うんです。それでも「リメンバー・ミー」の中にある「たとえ離れていても心はひとつ」という歌詞はとても共感しましたし、誰もがその気持ちを持っているのかなって感じます。他の曲も素敵で「次はどんな曲なんだろう」という楽しみもありました!
― 舟山さんが共感したキャラクターはやっぱりミゲルでしたか?
舟山:はい。可能性が低くても「やってみたい」「やってみないと分からない」という気持ちは私も強くて。私自身、親にレールを敷かれていて、その全てに反発してきたんです。ギャルをしていたのもずっと反対されていて、隠れてやり続けていました。最初の雑誌にも親に言わずに出ていたんです。
― 確かに親に隠れて音楽をしていたミゲルと境遇が似ていますね。
舟山:今思い返すと幼稚園の頃から、おもちゃのコスメで遊んでいたんですよ。その頃から好きだったけど、父に反対されていて。ネイルも、髪を染めるのも、眉毛を整えるのも全部ダメ。私の部屋だとばれちゃうから、お兄ちゃんの部屋のコタツにメイク道具を隠して(笑)。メイクもお兄ちゃんの部屋でして、お父さんが来たらコタツの中に隠れていました。
― 今ではご家族も応援を?
舟山:そうですね。私がやりたいことを伝え続けて、とにかく行動で示してきました。それから「決めつけるのも良くない」と応援してくれるようになりました。雑誌の撮影現場の送り迎えもしてくれていたんですが、モデル友達といつのまにか仲良くなって、連絡先を聞こうとするから「本当にやめて」って(笑)。
― (笑)。ストーリーはまさにドンピシャですね。
舟山:そうなんですよ!だから私、家族系の物語に弱くて(笑)。若い頃は何が正しいか分からないけど、色々な選択をすると思うんです。その全てが繋がっていて、自分は間違っていなかったのかなと映画を観終わった後に思えて。周りの方への感謝の気持ちもすごく強く感じました。
― 確かに映画を観終わった後、色々と考えさせられますよね。
舟山:そうですね。私、どんなに忙しくてもお墓参りは絶対に行くんです。どうしてそんなにお墓参りにこだわっているのか自分でも分からなかったんですけど、『リメンバー・ミー』を観て、ご先祖様に対する思いがより深いものになったと感じます。
― 舟山さんの思う一番の見所は?
舟山:ストーリーもいいんですが、カラフルな世界観も最高でした!次観に行くときは背景の細かいところまで観たいですね。最後のエンドロールも色の配色やデザインなど全てが感性に訴えかけてきました。
― 街自体がインスタ映えしそうですよね。
舟山:しそうですね!行ってみたいです!もしカラフルな<死者の国>に行けるなら、おじいちゃんに会ってみたいです。私が物心つく前に亡くなったので思い出はないんですけど、「すごく格好良かった」って話を聞くので、実際に会ってみたいです。
― 最後にどんな方におすすめしたい映画でしたか?
舟山:家族のことで色々悩んでいる方もいると思うんです。そんな方にこそ観て欲しいですね。家族の大切さを再認識できるというか、絆が深まるきっかけになるというか。お互いを知るきっかけにもなるので、カップル同士や、これから家族になる方で観に行くのもいいと思います。私はもう一回観るなら、家族全員で観たいですね。あまり深くは伝えずに、無理やり連れて行きたいと思います(笑)。
― ありがとうございました。
前田希美「あれは、ずるい」
― Twitterでも『リメンバー・ミー』を観るのが楽しみだとコメントされていましたね。いかがでしたか?前田:ストーリーも映像も素敵だったんですが、歌がすごすぎて…!観終わった後、吹替えでミゲルの声優をやっている石橋くんのこと検索しちゃいました。
― すごく歌が上手でしたよね。
前田:そうなんです。調べたら初めての声優って書いてあって、最初は初々しい感じで「可愛いなぁ」って観ていたんですけど、歌い始めた時に「すごすぎる!」ってなりました(笑)。ミゲルのイメージとも合っていて、どんどん成長して逞しくなっていく姿に見入っちゃいました。
― 前田さんにとっての1番の見所は音楽?
前田:やっぱり音楽かな。最初の方はギターしか弾かないから「どんな歌声なんだろう」っていうのでワクワクして。歌い始める前のドキドキしているミゲルを観て、こっちまでドキドキしちゃいました(笑)。それでもしっかり歌いだした時は感動でした。すごい素敵な演出で、ミゲルのステージを映画の中の観客と一緒に観てるような気分になりました。
― 確かに感動的なシーンでしたね。
前田:そうですね。あと、最後のシーンはとても良くて、あれはずるいなと思いました(笑)。
― 映画を観る前と観た後では、映画の印象って変わりましたか?
前田:変わりました!最初はオレンジと紫の色合いだから、ハロウィーンみたいなイメージを持っていたんです。ファンタジー映画なのかなって。でも観終わると、ファンタジーなんだけど、すごく共感できるし身近なストーリーに感じて。誰もが共感できる映画なんじゃないかなと思います。
― 『リメンバー・ミー』は家族がテーマになっていますが、ご家族で映画を観に行くことも?
前田:よく行きます。今、実家に住んでいるんですけど、家族みんな仲良しで。おばあちゃんもおじいちゃんも一緒に住んでいるんですが、映画観終わったら家族と会いたくなりました(笑)。家族みんなで『リメンバー・ミー』を観たいですね。
― 家族と一緒にお出かけすることも多いですか?
前田:両親とは、小さい頃からディズニーランドに一緒に行ったりもしてたし、元々お姉ちゃんがすごくディズニー好きで年間パスポートを持っていたんです。それが影響して私も年間パスポートを買ったので、2人で一緒に行くこともあります。おばあちゃんも今のお仕事をすごく応援してくれていて、私が載っている雑誌とかをすごく楽しみにしてくれているんです。私が出るファッションイベントにも「行きたい行きたい」って言ってくれます。
― 応援してくれるのは嬉しいですね!芸能のお仕事をするのは最初から応援を?
前田:そうですね。12歳から今のお仕事してるんですけど、「こういう仕事がしたい」とはずっと言っていました。
― ミゲルが音楽をやっていたことを隠していたように、前田さんも家族に隠していたことってありますか?
前田:隠し事ではないんですけど、例えば嫌なことがあったのを隠そうとしても、親にはばれちゃうんですよね。気付かれるというか。家族だからなのか、言わなくても気付かれていることってあると思います。それだけ見てくれているんですよね。
― 確かにそうですね。少し話題が変わりますがカラフルな<死者の国>が本当にあったら前田さんは行ってみたいと思いますか?
前田:行ってみたいです!色合いがすごく可愛くて、綺麗で。街自体がインスタ映えですよね。たまに花火が上がったりしていて、こんなカラフルな<死者の国>なら楽しそうで行ってみたいです。あと個人的にガイコツのメイクがしてみたいなって思いました。ミゲルがめっちゃ似合ってて、可愛かったんですよね!お花書いてるガイコツもいたりして、キャラクターに沿ったメイクをしてたから、私だったらどんなメイクになるかなって思います。
― メキシコではガイコツのメイクを実際にするようですね。それでは最後にどんな方に観て欲しい映画だと感じましたか?
前田:私は実家ですけど、家族となかなか会えてない方は、きっとすぐ連絡したくなったり会いたくなると思います。一人じゃないって思えるはずです。
― 『リメンバー・ミー』の歌詞にも「たとえ離れても心ひとつ」というフレーズがありましたね。
前田:そうですよね。この映画でまた家族と繋がれるんじゃないかなって。…やっぱり、家族と一緒に観るのは恥ずかしいかも(笑)。でも、絶対観てほしいからチケットをプレゼントするのも良いかもしれないですね。それがきっかけになって、家族との会話が増えるようになればと思います。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)[PR]提供元:ウォルト・ディズニー・ジャパン
ディズニー/ピクサー最新作『リメンバー・ミー』
主人公は、ミュージシャンを夢見る、ギターの天才少年ミゲル。しかし、厳格な<家族の掟>によって、ギターを弾くどころか音楽を聴くことすら禁じられていた…。ある日、ミゲルは古い家族写真をきっかけに、自分のひいひいおじいちゃんが伝説のミュージシャン、デラクルスではないかと推測。彼のお墓に忍び込み美しいギターを手にした、その瞬間──先祖たちが暮らすカラフルな<死者の国>に迷い込んでしまった!そこは、夢のように美しく、ガイコツたちが楽しく暮らすテーマパークのような世界。しかし、日の出までに元の世界に帰らないと、ミゲルの体は消え、永遠に家族と会えなくなってしまう…。唯一の頼りは、家族に会いたいと願う、陽気だけど孤独なガイコツのヘクター。だが、彼にも「生きている家族に忘れられると、死者の国からも存在が消える」という運命が待ち受けていた…。絶体絶命のふたりと家族をつなぐ唯一の鍵は、ミゲルが大好きな曲、“リメンバー・ミー”。不思議な力を秘めたこの曲が、時を超えていま奇跡を巻き起こす!
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