実写版「シンデレラ」に涙と共感…女子の“リアル過ぎる本音”が爆発<試写会レポート>
2015.04.24 12:00
モデルプレスは、ディズニーが贈る実写版映画「シンデレラ」(4月25日公開)の特別試写会を、都内の「ウォルト・ディズニー・スタジオ試写室」にて実施。試写会に参加した人の中には、美しい世界観と愛の奇跡に涙する人も…。3月13日には全米で公開となり、初登場1位と好スタートを獲得した「シンデレラ」、日本での評価を探ってきました。
「シンデレラ」実写化 ラブストーリーの原点が今蘇る
同作は、古くから愛され色褪せることのないラブストーリー「シンデレラ」を絢爛豪華な衣裳と美術、そして一流のフィルムメイカーと豪華キャストのコラボレーションによって実写として描き出した作品。シンデレラ役は女優のリリー・ジェームズ、継母(トレメイン夫人)役はオスカー女優ケイト・ブランシェット、王子役はリチャード・マッデンと豪華キャストが集結し、「マイティ・ソー」などを手がけたケネス・ブラナーが監督を務めました。映画では、ガラスの靴を失くす象徴的なシーンや豪華絢爛なお城での舞踏会など、誰もが知る名場面の数々が美しく描き出され、その世界観はため息モノです。今回特別に招待された来場者は、10代~20代の女子が中心で、雑誌「Popteen」で活躍中の“みずきてぃ”こと西川瑞希さんも参加。上映終了後には、来場者のゆうさん、ちはるさんとともに座談会を行い、「シンデレラ」の感想をたっぷり語ってもらいました。
実写版だからこそ…あなたは誰に共感した?
映画の感想を「どれだけ着飾って、見た目が綺麗でも、本当の美しさは心の優しさだなって改めて思いました。心が綺麗になる映画だな感じました。シンデレラはやっぱり憧れだし、あんな女性になりたい」と語ってくれたみずきてぃ。一方、トレメイン夫人に共感を抱いたというゆうさん、ちはるさんは「今回の映画では特にトレメイン夫人に共感しました。映画の中では悪役ではあるけど、夫に先立たれて、娘を女で1人で守っていかなきゃいけない状況とか、そんな不安を誰にもぶつけることができないって気持ちはすごく共感できる」(ゆうさん)、「素直で美しい心を持ったシンデレラと嫉妬によっていじわるをしてしまうトレメイン夫人の対極が、すごく良かったなと思いました」(ちはるさん)と、それぞれ明かしてくれました。
3人が感じたように今作ではシンデレラはもちろん、トレメイン夫人、王子やシンデレラの実の両親など、キャラクターの背景がしっかりと描かれています。トレメイン夫人がシンデレラにきつく当たる理由や、シンデレラと王子が惹かれ合う理由など、実写版ならではの視線が描かれ、共感ポイントもたくさん。
そのため、「トレメイン夫人が、シンデレラに『あなたが若くて綺麗だから嫉妬している』って言ったんですけど、自分だって十分綺麗なのにって思いました。若い子に嫉妬してしまうところが現代人の本音だなって」(ゆうさん)という意見も。“人間らしさ”を感じるキャラクターの描き方に、これまでとは違った感情を抱く人も多いかもしれません。
王子への意外な本音がポロリ 新たなブームの予感も!?
さらに、女の子の憧れでもある王子の印象を聞いてみると、ここでも3人の本音が…。「最後までシンデレラを信じていて、かっこいい!あんな人が私にも現れないかな?」というみずきてぃに対し、「あの王子にリアリティが感じられない…。だって、あんな人いない(笑)!」とちはるさん。「でも、シンデレラみたいに正直に生きたら、あんな人に会えるのかなって思いました」といい、「自分の持ってないモノを持ってる人に嫉妬しちゃうこともあるけど、優しさとか自分を貫くってことが幸せへの一番の道なのかな」とシンデレラの真っ直ぐな姿に心を打たれた様子でした。映画のもう一つの見どころである豪華絢爛な舞踏会シーンと衣装については、「舞踏会のシーンは、周りの方一人ひとりのドレスもすごく美しくて凝っていて、その中でシンプルな青いドレスを着たシンデレラが一際映えていました」(ちはるさん)。さらに「ヘアアレンジが本当に可愛い。町娘のときの編みこみを真似したい」(みずきてぃ)という意見もあり、「『アナと雪の女王』のアナとエルサの髪型が流行ったことで、最初から『どの髪型なら真似できるかな?』って視点で観るようになりました。キャラクターを前よりも身近に感じることができるようになった」(ちはるさん)と新たなブームも生まれそうな予感です。
映画に込められた「本当の魔法はあなたの勇気」というメッセージ。このメッセージは、今何かに迷っている人、一歩が踏み出せずにいる人、あと少しの“勇気”を持ちたい人たちに向けたエールです。そのメッセージを受け取った3人も「優しさの意味、信じることの大切さを改めて知ることのできる映画」(みずきてぃ)、「人に優しく正直に生きてみようって心があらわれる」(ちはるさん)、「努力してない人のところには、フェアリーゴッドマザーは来ない。ただ、夢が叶うって思っていてはダメなんだと感じることができる」(ゆうさん)と目を輝かせていました。
あなたの“シンデレラの靴”は?<スナップ>
今回の試写会では、「シンデレラ」の象徴である“ガラスの靴”にちなみ、参加者の方に“お気に入りの一足”=「あなたにとっての“ガラスの靴”」を履いて来場していただくという特別企画を実施。会場では、想い想いの“ガラスの靴”をスナップしてきました!中には、「幼稚園の頃、3年間履いてた靴です。お母さんがとっておいてくれたんです」という思い出の靴を持参してくださった方も。このほかにも、「可愛すぎて、一目惚れしたんです!色違いで買いました」という方など、素敵な靴で試写会に参加してくれました。
今回座談会にも参加してくださったゆうさんは、自作のドレス&リメイク靴で“シンデレラ”になりきり。ちはるさんも「“ガラスの靴”のイメージに近い靴を買って、バタフライを付けてみました」とキラキラと輝くオリジナル靴を披露してくれました。
今作で、ディズニーが描き出すシンデレラは、優しさ、強さ、純粋さ、前向きさを持った進化系ヒロイン。ただ運命の人を待っているのではなく、自らの手で勇気を持って運命を切り開いていくシンデレラの姿に、あなたもきっと勇気付けられるはずです。(modelpress編集部)
実写版「シンデレラ」(2015年4月25日公開)
母を病気で、父を事故で失ったエラは、父の後妻である継母とその連れ子のドリゼラとアナスタシアに「灰まみれのエラ」を意味する「シンデレラ」と呼ばれ、召使いのように扱われていた。ある日、耐えきれずに家を飛び出したエラは、森の中で城で働いているという青年キットと出会い、心を通わせる。王子である身分を隠していたキットは、城に帰ると父である国王から政略結婚を勧められるが、森で出会ったエラが忘れられず、彼女を探し出すため国中の未婚女性を招いた舞踏会を計画する。関連記事
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