

「太っているだけで、なぜ?」 肥満ががんの原因になるワケ【管理栄養士が解説】
【管理栄養士が解説】よく知られている通り、肥満やメタボリックシンドロームは健康によくありません。そして、太り過ぎはがんになりやすいという報告もあります。なぜ太っていることが、がんの原因になるのでしょうか? 分かりやすく解説します。
Q. 「肥満はがんの原因になる」って本当ですか?
Q. 「最近、お腹まわりが気になり始めました。健康診断でも『肥満はがんの原因にもなるので、食生活にも注意してください』と言われ不安です。太っていることで、実際にがんになるリスクは上がるのでしょうか?」
A. 本当です。肥満はがんのリスクを上げるという報告があります
肥満は健康に悪いということは分かっていても、なぜ太っているだけで、がんのリスクまで上がるのか、多くの方が疑問に思われるかもしれませんね。それは体内の炎症が関係あると考えられています。
肥満が進むと、体内に「低度の炎症」と呼ばれる軽い炎症が起こり、慢性的に続くようになります。少し専門的になりますが、このときに炎症性の物質である「CRP」や「TNFα」、「IL6」が多く分泌され、血液やリンパ液に乗って、全身に影響を及ぼしてしまいます。
これらはいずれも細胞に悪影響を与えることがあり、がんの発生を促す可能性があると考えられている物質です。
また、肥満が悪化しメタボリックシンドロームになると、高血圧や糖尿病、脂質異常症などのさまざまな生活習慣病を引き起こします。これらの病気もまた、がんのリスクと深く関わっていると考えられています。
もちろん、必ずしも「肥満=がん」というわけではなく、すべての人に当てはまるものではありません。しかし、肥満による体内環境の変化ががんを引き起こす一因となり得ることを意識して、健康的な体型を維持することが大切です。
メタボ研究を行いエビデンスに則ったダイエットを教える管理栄養士。小田原短期大学 食物栄養学科 准教授。女子栄養大学大学院(博士課程)修了。前職の病院での栄養科責任者、栄養相談業務の経験を活かし、現在は教壇に立つ傍ら、実践に即した栄養の基礎を発信している。
執筆者:平井 千里(管理栄養士)
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