「私、送りすぎてたかな。ごめんね」と送った私→彼の部屋で光り続けたスマホに「ほか128件」
減っていく返事
付き合い始めた頃の彼は、返事がとても早い人でした。それがここ2か月ほど、半日たっても返ってこない日が増えています。
「駅前のパスタ屋さん、今度行ってみない?」と送っても、届くのは数時間後の「了解」だけ。私の長い文章の下に、短い返事がぽつんと並ぶ画面を見るたびに、自分だけが一方的に話しているようで落ち着きませんでした。
私のせいかもしれない
送る回数が多すぎるのかもしれない。話がつまらないのかもしれない。考えるほど、原因は自分にある気がしてきました。
それからは送る前に何度も読み直し、1日に送るのは2通までと決めました。それでも返事の遅さは変わりません。
とうとう「私、送りすぎてたかな。ごめんね」と送りました。返ってきたのは、数時間後の「そんなことないよ」。否定してくれたのに、その短さがかえって引っかかりました。
次の休日、久しぶりに彼の部屋へ行きました。彼がシャワーを浴びている間、テーブルの上に置かれた彼のスマホが、ふいに光りました。
光り続ける画面
一度ではありませんでした。画面は消えたかと思うと、すぐにまた光ります。のぞくつもりはなかったのに、つい目が向きました。
ロック画面には通知が何件も重なり、いちばん下には「ほか128件」と表示されていました。誰からなのか、名前までは読み取れません。
私には数時間に1通しか返ってこないのに、彼のスマホにはこんなにも未読がたまっている。その数字から目を離せないまま、私はテーブルの前に座り込んでいました。
そして...
シャワーの音が止まったので、慌ててソファに戻りました。彼は普段どおりの顔で出てきて、スマホを手に取ると、画面を見ないままポケットに入れました。
帰り道、迷った末に「スマホの通知、すごい数だったね。大丈夫?」と送りました。あの128件は、いったい誰からのものだったのでしょうか。既読がつくのを待ちながら、私は駅のホームで画面を握りしめていました。
(20代女性・保育士)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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