「最近、全然好きって言ってくれないよね」と言った私→「おやすみ」が既読のまま、朝届いた1枚の写真は?
小さなけんか
彼とは付き合って2年になります。その日は久しぶりに2人で出かけたのに、帰り道で言い合いになってしまいました。
きっかけは、私の一言でした。
「最近、全然好きって言ってくれないよね」
彼は困ったように笑うだけで、何も言いませんでした。その態度にむっとして、駅の改札で別れるまで、私はほとんど口をききませんでした。
家に着いて頭が冷えると、言いすぎたと思いました。
既読のまま
私は長いメッセージを送りました。
「今日はごめんね。言いすぎた。でも、ちゃんと好きって言ってほしかっただけなの。おやすみ」
既読はすぐにつきました。いつもなら、彼からも「おやすみ」が返ってくるはずです。
10分、30分、1時間。画面は変わりません。
怒っているのだろうか。それとも、もう面倒になったのだろうか。彼は今頃、私のメッセージを読み返して、ため息をついているのかもしれない。
布団の中で目を閉じても、浮かぶのは改札で別れたときの彼の背中ばかりでした。寝返りを打つたびに枕元のスマホを確かめ、明るくならない画面を見ては、また伏せました。
カーテンの隙間が白んできても、彼からの返事は届いていませんでした。
届いた通知
結局、ひと晩まったく眠れませんでした。
起き上がる気力もなく、布団の中でスマホを握っていました。もう一度メッセージを送るべきか、それとも待つべきか。入力欄に「怒ってる?」と打っては消すことを繰り返しました。
出勤の準備をしなければならない時間が近づいていました。あきらめてスマホを置こうとしたとき、画面の上に通知が表示されました。
彼からでした。けれど、届いたのは言葉ではありませんでした。
「写真を送信しました」
そして...
待ち続けた返事が、写真1枚。
文章で返せないほど怒っているのか、それとも何かを伝えようとしているのか。通知の表示だけでは、何も分かりません。
しばらく迷ってから、私は通知を開きました。写っていたのは、ノートの1ページでした。手書きの文字が、数行だけ並んでいます。
最後まで読んで、私は彼に短く返しました。
「ずるい。眠れなかったんだからね」
続けて、もう1通だけ送りました。
あの長い沈黙のあいだ、彼は何をしていたのか。そして、あの数行には何が書かれていたのでしょう。
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本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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