「栄養が足りていないんじゃない?」義母の隣で黙り続けた夫
義母の質問と子どもの答え
お盆に夫の実家へ帰省した、初日のことです。私と夫は共働きで、食卓には義母の手料理が並んでいました。義母は孫たちに小鉢を取り分けながら、「いつも、おうちで何を食べているの?」と聞きました。上の子は元気よく答えました。「冷凍のグラタンとか、お惣菜のコロッケ!」。義母は小鉢を置き、私のほうを見ました。「栄養が足りていないんじゃない?」。私は「すみません、平日はどうしても手が回らなくて」と頭を下げました。夫は隣で黙ったままです。
届き始めたレシピ
片付けの台所で、義母は「レシピ、送ってもいいかしら。連絡先、交換したままよね」と言いました。結婚のときに交換したメッセージアプリの連絡先は、それまでほとんど使われていませんでした。私は「はい、お願いします」と答えました。帰宅してから、義母のレシピは週に何度も届くようになりました。ひじきの煮物、切り干し大根、鶏と根菜の煮つけ。どれも手間のかかるものばかりで、私は既読をつけたまま返せずにいました。
冷凍食品の棚の前で
仕事帰りに冷凍食品の棚の前に立つと、義母の顔が浮かぶようになりました。かごに入れては戻し、結局レシピの材料を買って、作りきれずに野菜を傷ませたこともあります。応援なら、どうしてあの日、隣で何も言ってくれなかったのか。私はアプリを開き、「送っていただいたもの、全部は作れていません。ごめんなさい」と打って、送信しました。夕食の席で下の子が「おばあちゃんの煮物おいしかったね」と言い、私はうまく笑えませんでした。
そして...
返信は短いものでした。「作れる日だけでいいの。押しつけるつもりはなかったの」。それをどう受け取ればいいのか、今も決めかねています。ただ、うちの冷凍庫には今、義母のレシピで多めに作って凍らせた煮物と、市販のグラタンが並んでいます。どちらも、うちの家族のごはんです。
(30代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
関連記事
「コラム」カテゴリーの最新記事
-
「たった8分じゃん」と言う友人、私が待っていたのは8分だけではありませんでしたハウコレ -
妻宛に【100万円の督促状】が!?「こんなの借りてない!」しかし⇒夫に報告した結果「そんなの…」愛カツ -
家出した妻に【義母の介護】を強要する夫!?しかし直後⇒妻「あれ?忘れたの?」数ヶ月前の“夫自身の行動”が仇になった話愛カツ -
彼「婚約破棄しよう」彼女「えっ、いいの!?」⇒彼女が“大喜び”したワケに「え…」彼は顔面蒼白!?愛カツ -
男性の血液型でわかる!自分の黒歴史を「打ち明けるまで」の期間<O型・B型>ハウコレ -
【星座別】2026年9月後半、色気が溢れている女性ランキング<第1位〜第3位>ハウコレ -
【星座別】今週中、好きな人と距離が縮まる女性ランキング<第1位~第3位>ハウコレ -
好きな人に触れたのに逆効果。男性が本気で嫌がるボディタッチがこれハウコレ -
「また私が合わせるの?」8分遅刻した私を置いて、友人だけが先に乗った理由ハウコレ