彼女に「気にしすぎ」と返した僕→送れない言葉が残った部屋
送れなかった絵文字
仕事で担当していた案件に大きなミスが見つかりました。取引先への謝罪と報告書の作成に追われ、帰宅してもノートパソコンを開く日が続きました。彼女からメッセージが届いても、いつもの絵文字を選ぶ余裕がありません。
「了解」「わかった」と返すだけで、送信後にもう少し書けばよかったと考えることはありました。それでも、すぐ取引先へのメールに意識が移り、そのままにしていました。
「気にしすぎだよ」の裏側
彼女から「最近なんか変わった?」と聞かれ、変わっている自覚がありながら「何が?」と返しました。
「絵文字もスタンプも使わなくなったなって」
その言葉を読んで、僕は「気にしすぎだよ」と送りました。心配をかけたくないのか、説明する余裕がないのか、自分でも整理できていませんでした。数日後にも「別に何もないよ」と返し、彼女の画面にどう映るかを考えませんでした。
散らかったままのリビング
休みの日に彼女が家を訪ねてきました。玄関を開けると、彼女はリビングに残った書類やコンビニの袋を見ました。ノートパソコンも開いたままです。僕自身、その状態を何日も放置していました。
「忙しいなら言ってくれたらいいのに」
僕は「うん、ごめん」と答え、「忙しかっただけ」と続けました。隠すつもりがなくても、説明しない返事が彼女を遠ざけていたことには変わりありません。
そして...
彼女が帰った後、スマホに「お疲れさま」と絵文字が1つ届きました。僕は同じ絵文字を付けて返信しました。
忙しいと一言伝えるだけのことが、なぜ難しかったのか。仕事の話を始めたら弱音まで見せることになる気がして、避けていたのだと思います。同じことを繰り返さないために、余裕がないときほど状況だけは伝えるようにします。
(20代男性・営業職)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)
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