「大丈夫?」に3日間返せなかった俺が、4日目にようやく打てた本音
大丈夫じゃなかった日々
ここ数ヶ月、何もかもがうまくいっていませんでした。任されたプロジェクトが頓挫しかけていて、上司には毎日詰められる。実家からは将来のことであれこれ言われる。やるべきことが山のように積み上がっているのに、何から手をつければいいかわからない。
彼女の前では平気なふりをしていました。心配をかけたくなかった、というのは半分本当で半分嘘です。正直に言えば、弱っている自分を見せたくなかった。情けない姿を知られるのが、何よりも怖かった。
返せなかった
木曜の夜、彼女から「大丈夫?」が届きました。たった4文字。その4文字が、一番きつかった。気づいてくれていたんだ、と思いました。どんなに隠しても彼女にはわかっていた。嬉しいはずなのに、画面を見つめたまま返事が打てません。「大丈夫だよ」と嘘をつけば彼女は安心する。でもそう打ちかけるたびに指が止まる。「大丈夫じゃない」と書けば楽になるかもしれない。でもその先に何を言えばいいのかわからない。
金曜、土曜、日曜。毎日何度もあの4文字を見ては、返事を打っては消しました。未読のまま放置していたのではありません。通知の画面から、何十回と読み返していたのです。
4日目の夜
月曜の夜。帰りの電車の中で、限界が来ました。このまま返さなければ、返さないこと自体が彼女を傷つける。それだけはわかっていました。
まず「ごめん」と送りました。それしか出てこなかった。でもそれだけで終わるのは違うと思いました。少し迷って、打ち始めました。一度書き始めたら、止まらなくなっていました。
そして...
「大丈夫じゃなかった。ずっと言えなくてごめん」。それが長文の最初の一行です。仕事のこと、家族のこと、自分の中で何が壊れかけていたか。全部書きました。普段3行以上打たない俺が、スクロールしないと読めないほどの文章を打っていました。
最後にこう書きました。「お前に心配かけたくなかったんじゃなくて、弱い自分を見せるのが怖かった」。送信ボタンを押す指が震えていました。彼女はすぐに既読をつけてくれました。返事が届くまでの数分間が長く感じました。
「大丈夫?」を3日も放置した俺に、彼女はまだ向き合ってくれるだろうか。届いた返信を開く勇気が、なかなか出ませんでした。
(20男性・総合職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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