担任に「あんたにうちの子の気持ちはわからない」と怒鳴り込んだ私→授業参観で見た子どもの顔に言葉を失った
子どもの言葉を信じた
ある夜、子どもが「学校、楽しくない」とつぶやきました。普段あまり多くを語らない子が珍しく口にした言葉だったので、胸にずしりと刺さりました。
次の日も、その次の日も、どこかぼんやりした顔で登校していく後ろ姿を見送るたびに、このままではいけないという気持ちが積み重なっていきました。何かが学校で起きている。親が動かなければ、誰が守るんだ。そう思い私は学校に電話をしました。
職員室で言い放ったこと
電話では埒が明かないと感じた翌日、直接学校へ向かいました。担任の先生は若く、何度も丁寧に話してくれましたが、そのときの私には、全部言い訳に聞こえていました。「見てますよ」「大丈夫ですよ」という言葉が、どうしても信じられなかったのです。
気がつけば、「あんたにうちの子の気持ちはわからない」と口にしていました。職員室が静まり返り、周りの先生たちが視線を逸らすのがわかりました。それでも、正しいことをしたと思っていました。
授業参観で見たもの
数週間後の授業参観。複雑な気持ちを抱えながら教室の後ろに立ちました。我が子を探すと、席でまっすぐ背筋を伸ばして授業を聞いているのが見えました。先生に指名されると「はい!」と元気よく手を挙げ、黒板の前で自分の考えをはっきりと発表しました。
席に戻るとき、一瞬だけ担任の先生を振り返ったその顔が、家では一度も見たことがない表情でした。自信に満ちた、のびのびとした、本物の笑顔でした。
そして…
帰り際、先生に声をかけました。「……先生、うちの子、楽しそうにしてましたね」と言うのが精一杯でした。先生は「はい、いつもそうですよ」と、落ち着いた声で答えました。
家に帰って「学校どうだった?」と聞くと、「楽しかった」と明るく言いました。あの夜「学校楽しくない」と言った言葉は、何だったのか。息子にもう一度聞いてみると、ただ、「私に心配して欲しかった」とのことでした。私は普段仕事で忙しくしていたので、息子に構ってられなかった結果、このような事態を起こしてしまったのだと反省しました。
数日後、再び学校を訪ね、「あのときは申し訳ありませんでした」と先生に頭を下げました。
そして、これを機に私は誓ったのです。自分が一番わかっていると思い込むのではなく、きちんと子供と向き合うことを。
(30代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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