いつも「眠い」を理由にしていた彼→「私もこの関係に目が覚めた」と告げたら、黙った話
増えていく「眠い」
付き合い始めた頃の彼は、今思えば普通の人でした。デートの約束も守ってくれたし、会話も楽しかったのです。けれど、交際が半年を過ぎた頃から、彼の口から「眠い」という言葉が頻繁に出るようになりました。
「今日会える?」と聞けば「眠いから今日は無理」。電話をかければ「眠いからまた明日」。休日のデートも「眠いから夕方からでいい?」と言われ、結局夜に少し会うだけ。最初は仕事が忙しいのだろうと理解しようとしていました。でも、彼のSNSを見ると深夜までゲームをしている形跡があったのです。眠いのではなく、私との時間を面倒に思っているのではないか。そんな疑念が、少しずつ心に積もっていきました。
流された大切な日
それでも関係を続けていたのは、たまに見せる優しさがあったからかもしれません。しかし、私の誕生日に決定的な出来事が起こりました。当日、彼からの連絡を待っていた私に届いたのは「ごめん眠くて夕方まで寝てた。今日会うの明日にしていい?」というメッセージだったのです。
一年に一度の誕生日すら、「眠い」で片付けられてしまった。私はその夜、一人で静かに泣きました。悲しいというより、虚しかったのだと思います。私はこの人にとって、睡眠よりも優先されない存在なのだと気づいてしまったのです。友人に相談すると「それ、大切にされてないよ」と静かに言われ、心のどこかで気づいていたことを突きつけられた気がしました。
伝えた言葉
数日後、私は彼に会いたいと伝えました。珍しく予定が合い、カフェで向かい合ったとき、彼は案の定「ちょっと眠いんだよね」と欠伸をしていたのです。私は静かに、でもはっきりと言いました。「私もね、この関係に目が覚めたの」。
彼はきょとんとした顔で私を見ました。意味がわからないという様子だったので、続けて「眠い眠いって言って、私のこと何度も後回しにしてきたよね。でも私はもう関係を続けていくのは難しいと思ってる」と伝えたのです。彼は何か言いかけて、でも言葉が出ないまま黙り込みました。言い訳すらできないほど、思い当たることがあったのかもしれません。
そして...
その日、私たちは静かに別れました。彼は最後まで強く引き止めることはなく、「ごめん」と一言だけ呟いていたのです。責める気持ちはもうありませんでした。ただ、もっと早く自分の気持ちに気づいていればよかったと思っただけです。
別れてから気づいたことがあります。私は「眠い」という言葉に慣れすぎて、大切にされていない現実を見ないようにしていたのだということ。今は、自分の時間を大切にしながら穏やかに過ごしています。いつか、私を後回しにしない人と出会えたらいい。そう思えるようになった自分が、少しだけ誇らしく感じられるのです。目が覚めたのは、きっと私で正解でした。
(20代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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