「女の子はこうじゃなきゃ~」彼女に女性像を押し付けてくるクズ彼氏→正反対の方向に自分磨きした結果
「こうあるべき」に縛られた日々
交際当初から、彼には強いこだわりがありました。「髪は長いほうがいい」「スカートを履いてほしい」「もっとおしとやかに話して」彼の言葉は、いつも「女の子はこうじゃなきゃ」という前置きから始まるのです。
私は彼に嫌われたくない一心で、少しずつ自分を変えていきました。好きだったスニーカーをやめてヒールを履き、楽しんでいたアウトドアの趣味も控えるように。
けれど、どれだけ彼の理想に近づこうとしても、彼の要求は終わることがありませんでした。「もっとこうして」という言葉を聞くたびに、私の心は少しずつすり減っていったのです。
友人の一言が胸に刺さった日
ある日、久しぶりに会った友人にこう言われました。「なんだか、前と雰囲気が変わったね。元気がないように見える」。何気ない一言でしたが、私の胸に深く刺さりました。
鏡を見ると、そこには彼の理想を追いかけるうちに、笑顔を忘れてしまった自分がいたのです。「私は誰のために変わろうとしているんだろう」そう自問したとき、初めて気づきました。
私は彼のためではなく、彼に見捨てられる恐怖のために、自分を押し殺していたのだと。このままでは、本当の私がどこかへ消えてしまうような危機感が、静かに胸の奥で芽生え始めていました。
「正反対」への一歩
私は思い切って、彼が嫌がっていたことを一つずつ取り戻すことにしました。
まず、長く伸ばしていた髪をばっさりとショートに。鏡に映った自分を見たとき、久しぶりに心が軽くなるのを感じました。
次に、クローゼットの奥にしまっていたスニーカーを引っ張り出し、好きだった山登りを再開。汗をかきながら自然の中を歩く時間は、忘れていた私らしさを少しずつ思い出させてくれました。
彼に報告すると、案の定「女の子らしくない」と不満を言われましたが、もうその言葉に心が揺れることはありませんでした。私は私のままでいい、そう思えるようになっていたのです。
そして...
やがて、彼が耐えられなくなったのか、私たちの関係は自然と終わりを迎えました。別れを告げたとき、彼は驚いた顔をしていましたが、私の心は穏やかでした。
あれから少し時間が経ち、今の私は自分の「好き」を大切にしながら、毎日を過ごしています。自分で選んだ道を歩くことがこんなにも心地よいものだったとは、あの頃の私には想像もできませんでした。
いつか、ありのままの私を受け入れてくれる人と出会えたなら、そんなささやかな希望を胸に、私は今日も自分らしく生きています。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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