「結婚するなんて言ってないけど?」→同棲=結婚だと信じてた私が、爆弾発言のあとに取った大胆な行動
「将来を考えて」という言葉を信じて
彼と付き合い始めて2年が経った頃、「将来のことを考えて、一緒に住まない?」と言われました。その言葉が嬉しくて、私は二つ返事で「うん」と答えたのを覚えています。同棲は結婚への第一歩。そう信じて疑いませんでした。
新しい部屋を一緒に探し、家具を選び、少しずつ「二人の生活」を作り上げていく日々。休日には一緒に料理をしたり、将来住みたい街の話をしたり。私の中では、この先に当然のように結婚があると思っていました。彼もきっと同じ気持ちでいてくれている。そう信じていたのです。
はぐらかされ続けた3年間
しかし、同棲生活が始まってから、結婚の話題になると彼の反応はいつも曖昧でした。「まだ早いんじゃない?」「そのうちね」。そう言われるたびに、「彼なりのタイミングがあるのかもしれない」と自分を納得させてきました。
友人たちが次々と結婚していく中、時間だけが過ぎていきます。「まみちゃん、結婚するんだって」と報告しても、「へぇ、そうなんだ」と興味なさそうに返す彼。少しずつ募っていく不安を、私は見ないふりをしていたのかもしれません。
「結婚するなんて言ってないけど?」
同棲3年目の春、私はついに覚悟を決めて彼に切り出しました。「そろそろ私たちも、ちゃんと将来のこと話さない?」。できるだけ穏やかに、でも真剣に伝えたつもりでした。
彼は少し黙ったあと、こう言ったのです。「え、俺、結婚するなんて言ってないけど?」。その瞬間、頭が真っ白になりました。「将来を考えて」と言ったのは彼なのに。
一緒に暮らし始めたのは、結婚を見据えてのことじゃなかったの?問い詰めても、「同棲と結婚は別でしょ」「勝手に期待されても困る」と返されるばかり。3年間信じてきたものが、音を立てて崩れていくのを感じました。
そして...
この人とこれ以上一緒にいても、幸せにはなれない。そう気づいたとき、不思議と心は落ち着いていました。
私は決断しました。「今日、この家を出る」
泣き腫らした目でその一言を言うと、彼は驚きすぎて言葉を失っていました。私はその日のうちに最低限の荷物だけスーツケースに詰め込み、鍵をテーブルに置き、家を出たのです。
決断からわずか5時間のことでした。
最初は寂しさもありましたが、自分のために選んだ家具に囲まれ、自分のペースで過ごす毎日は、思っていたよりも心地よいものでした。
あの経験があったから、「言葉にしてくれない優しさ」を待ち続けることの危うさを知りました。自分の気持ちを大切にすること、曖昧なまま流されないこと。辛かったけれど、あの日の決断は間違っていなかったと今は思えます。次に誰かと将来を考えるときは、ちゃんと言葉で確かめ合える関係を築いていきたい。そう思いながら、私は新しい毎日を歩んでいます。
(30代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
関連記事
「コラム」カテゴリーの最新記事
-
休みの間にできる!簡単にできる自分磨き3選ハウコレ -
「自然体でいることができない...」彼氏の前で自然にいることができないならハウコレ -
【誕生月別】誰もが羨む...!男性に一途に愛される女性ランキング<最下位~第10位>ハウコレ -
【誕生月別】誰もが羨む...!男性に一途に愛される女性ランキング<第1位~第3位>ハウコレ -
【星座別】めったに他人には振り回されない?自分軸が強い女性ランキング<第1位~第3位>ハウコレ -
【星座別】めったに他人には振り回されない?自分軸が強い女性ランキング<最下位~第10位>ハウコレ -
【誕生月別】「別れて正解だった。」潔く決断できる女性ランキング<最下位~第10位>ハウコレ -
「タイプじゃないけど、なんか合う」価値観がバッチリある男性の見つけ方ハウコレ -
【誕生月別】「別れて正解だった。」潔く決断できる女性ランキング<第1位~第3位>ハウコレ