＜女友達と頻繁に会う旦那＞【前編】やめてと言っても「友達なのに何でダメなの？」の一点張りで……

結婚しても、以前からの「友達」とは関係を継続させていきたいと思うことでしょう。しかしその「友達」が「異性」であった場合は、捉え方が人それぞれになってしまうようですよ？
『女友達と会うのをやめない旦那の理屈。みんなだったら何て言い返す？』
ママスタコミュニティに悩みを投稿してくれた投稿者さん。頻繁に女友達と会っている旦那さんに不満を募らせています。「もう会わないで」と何度も話しますが、投稿者さんの気持ちは旦那さんになかなか伝わらない様子。投稿者さんがコメントしてくれた旦那さんとの会話の一部がこちらです。
『私「もう女友達と会うのやめて」
旦「なんで？」
私「私が嫌だから」
旦「心配するようなことは何もないよ」
私「それでも嫌なの」
旦「男友達と会うのと何が違うの？」
私「女じゃん」
旦「性別は女だけど異性としては見てないよ」
私「なんでそこまで会いたいの？」
旦「友達だからだよ」』
「女友達に会って欲しくない」投稿者さんと、「友達に会ってなにが悪い」という旦那さん。平行線のまま交わることがない会話に、果たして結論は出るのでしょうか……？

「友達」でしょ？何がダメなの？

『私、旦那と結婚する前から友達してる男友達と遊んでたわ。私も旦那も友達の性別は気にならない』
『やましい事もなく共通の趣味を楽しんでるだけなのに何が悪いの？　結婚したからってそこまで縛る権利ないと思うけど？』
『私も異性の友達と2人で会うよ。異性の友達も気楽でいいもんだよ？　そんなにだめなことかな』
ごく少数派ではありましたが（苦笑）、ママスタコミュニティにも「異性の友達と遊んで何がダメなの？」とコメントを寄せてくれたママたちがいました。周りがどう思おうと、自分にとって「友達」に性別は関係ない！　結婚したからといって異性の友達と会えなくなるなんていう考えの方が間違っている！　と、投稿者さんの旦那さんと同じ考えのようですね。その考え自体は間違っていないのですが、投稿者さんが言いたいのは「そういうこと」ではないのです。そこで投稿者さんは「その女友達に会わせて」と旦那さんに持ち掛けます。しかし……？

「私も“女友達”に会わせてよ」と言った投稿者さん。でも……？

『私「女友達に私も会わせてよ」
旦「嫌だよ」
私「なんで？」
旦「彼女が嫌な思いするだろ」
私「私が嫌な思いするのはいいの？」
旦「だから、嫌がるようなことは何もしてないって」』
なかなか話が通じないようです。奥さんである投稿者さんに会うと「嫌な思いをする」という女友達の存在に、疑いの目を向けてしまいそうになりますよね。しかし旦那さんにとって「女友達」は男友達を含めた中でも一番気の合う「友達」なのだそう。
『趣味が合うらしくて、美術館や漫画の原画展に行ったり、カレーを食べに行ったり、たまに日帰り旅行したりしている。私と知り合う前から2人でそうしているんだって』
投稿者さんと結婚する前から「当たり前」に過ごしていた、親友（女友達）との関係を「心配するな」と言って手放そうとしてくれない旦那さん。旦那さんにとってはあくまでも「友達」と強調する存在でも……
『なんかそれって普通にデートしてる感じだよね』
『生理的に無理。100年の恋も冷める』
『そんな旦那いるの？　ありえないんだけど』
ママスタコミュニティにコメントを寄せてくれたママたちからは、非難の嵐でした。例え旦那さんにとってみれば「親友」の位置づけの女友達でも、頻繁に2人きりで出かけられては投稿者さんもいい気持ちはしません。するとママスタコミュニティのママたちから、こんな提案がありました！

投稿者さんも同じことをしてみればいい！

『私が男友達と会っても何も文句言わないでねーって言う』
『投稿者さんも好きなことしたら？　男友達に会うもよし、職場の男性たちとご飯や飲みに行ってもよし、旅行だって参加よし。目には目を、だよ』
旦那さんに伝わらないのであれば、「分からせる」ように投稿者さん自身が行動に移すことをおススメするママたち。そうすれば「目には目を歯には歯を」で、きっと旦那さんも投稿者さんの気持ちが分かるのでは……？　という淡い期待を抱いてしまいますが、
『私には2人で会うような男友達がいません』
実際に行動に移せるような男友達がいないという投稿者さん。本来であれば「仕返し」なんて子どもじみたことをしなくとも、旦那さんに投稿者さんの気持ちが伝わってくれるのが一番なのですが……。なかなか難しいですね。そもそも今回の相談が「結婚したら、異性の友達と2人で出かけていいのか悪いのか」という問題ではない気もするのは、筆者だけではないはずです。どうか投稿者さんの気持ちが旦那さんへ伝わるよう願わずにはいられません。

後編へ続く。

文・渡辺多絵　編集・千永美　イラスト・ちょもす