ドライブデートで彼が道に迷ったとき、“彼女がとるべき2つの行動”
2016.05.02 13:25
提供:マイナビウーマン
ドライブデートでケンカのきっかけになりやすいのが、「彼が道に迷った」ことではないでしょうか。素直に道に迷ったことを認めて誰かに聞けばいいものを、頑として聞こうとしない男性。とはいえ「誰かに聞く」ことを提案すればするほど、不機嫌になってしまう彼。女性はこの場合、どうすればいいのでしょうか?
今回は、「ドライブデートで彼が道に迷ってしまったとき、女性がとるべき行動」ついて、黒川伊保子先生にお聞きしました。
■イホコ先生の解説
●男性は「成果重視」、女性は「経過重視」
男性脳はゴール指向型(結果重視、プロセスは最短であることを好む)、女性脳はプロセス指向型(結果より、そこに至るまでのプロセスを楽しむ)脳の持ち主です。
例えば、女性は、何かトラブルが起こったとき、始めからの経緯を長々と語ってしまうことがあります。
<例:A社からクレームが入ったとき>
女性:「3カ月前、A社のB部長に、私がこう提案したら、B部長があまりよく聞いてくれなくて、いきなり必要ないなんて言うから、私がこう返して、C係長はこう言ったんですけど…」
女性が経緯を事細かに語るのは、経緯の中にこそ真実があると信じているからです。実際に、経緯を語っているうちに、根本的な原因に気づき、経緯を語り終えるころには自ら対処法を思いつていることも多々あります。ところが、男性は、結果(現象)を把握し、そこから「すべきこと」「できること」をできるだけ早く切り出したい脳の持ち主。経緯をにわかには知識化できないので、延々と語られると余計混乱してしまいます。したがって、男性上司にトラブルの報告をするときは、「A社から、このように言われています。現状はこうです」のように、結果から伝えましょう。
いきなり経緯から語りをはじめると、「愚痴と言い訳」にしか聞こず、あなたの評価を著しく下げてしまうことにもなります。ご注意くださいね。
●なぜ、男は間違いを認めたがらないのか
プロセス指向型の女性脳は、ことの途中で起こる様々なことを感知しつつ保持しています。脳の中で、「結果」と「経緯」のどちらが細胞をたくさん使っているかといえば、圧倒的に「経緯」のほう。「どこに行って何を食べた」、ということより、「途中で雨が降って、彼が傘をさしかけてくれて」なんていうプロセスの方がずっと思い出に残っているのです。
しかし結果重視の男性脳は、その逆。経緯がどうであろうと、成果が出なかったら何もなかったのと一緒のため、その絶望感は女性より深いのです。
そんなわけで、「道を間違えた=結果が出せなかった」事実はできれば認めたくないのが男性。認めてしまえばそれだけで、「今日1日が無駄になった」と切ない錯覚に陥るからです。
そこで女性たちは、男たちの「成果が出せない」ことに対する絶望感を、まずは慮ってあげてください。信じられないかもしれませんが、男性にとって間違いを認めることは、女性の想像をはるかに超える、「ショックな出来事」なのです。
●彼に間違いを告げるとき
彼が道を間違えたことに気づいたとき、「道を間違えたんじゃない?」といきなり指摘するのは避けましょう。
ベターなのは、「この道、おかしいね。とっくに○○が見えるはずなのに」や、「この地図おかしくない? 左に○○駅があるよ、実際には右にあるのに」と、道や地図のせいにしながらそれとなく指摘する方法です。
すると男たちは「道がおかしいわけないだろ? きみの地図の見方が変なんじゃない?」なんて言いながら、道と地図の関係を見直してくれます。
間違いが深刻なら、あくまでも、あなた自身が地図の見方に混乱したふりをして、「あれ? あれれ? 混乱してごめんね。道がわからなくなっちゃった。いったん停まろう」と言って車を停めてもらい、一緒に地図を見てもらいましょう。
●彼が間違いを認めたとき、こっちも謝ってあげる
以上のように、やんわりと彼に伝えることで、彼も自分の間違いに気づき、「あれ、さっきの道を曲がらなくちゃいけなかったのかな」なんて素直に言ってくれるようになります。そこで女性のほうも、「私がはしゃいでおしゃべりするから、混乱させたよね、ごめんね」と謝ってあげられれば、かなりいい女かも。
また、素直に間違いを認めてなかったとしても、そっと自己修正をかけるでしょうから、そこは見て見ぬふりを。ま、親しい2人なら、ときには、「あ~、間違った!? 間違ったでしょ!?」なんてつつくのも楽しいですけどね。
●男性は、人に道を聞くのがとてもストレス
さて、道に迷っているにも関わらず、男性が人に道を聞こうとしない理由ですが、ずばり「ストレス」だからです。
おしゃべりに使うバッファ(ワーク領域)が女性の数十分の一しかない男性脳にとって、知らない相手に話しかけるのは、かなりの負担。聞き取る能力が女性の何分の一しかないので、聞き取れなかったどうしようというストレスがあるのです。
さらに、男性は脳の中に仮想空間を持っていて、それぞれ独自の世界観で空間認知をしています。このため、他人の言い方ではピンとこないことも多いのです。そのため、「誰かに道を聞く」のは、ほんとに最後の手段。まずは、2人で地図を見ながら、正しい道を探すことを楽しみましょう。しかしそれでも道がわからない場合は、女性が道を聞く方が無難です。
というわけで、ドライブデートで彼が道に迷った際、女性は道や地図のせいにして、あくまでも彼について行きましょう。それで、彼の好感度が上がれば、デートの目的は十分達成できるんだもの。
<女性がとるべき行動>
・道に迷ったのを「道」や「地図」のせいにして、それとなく指摘する
・最終手段で人に道を尋ねる場合は“女性”が聞く
<NG行動>
・「道まちがってない」などストレートに彼の間違いを指摘する
・「人に聞こうよ」と提案する
(文/黒川伊保子 イラスト/地獄カレー)
次回の「教えてイホコ先生! 男ってなに考えてるの?~男女脳はこんなに違う~」は、5/9(月)更新予定です。お楽しみに!
今回は、「ドライブデートで彼が道に迷ってしまったとき、女性がとるべき行動」ついて、黒川伊保子先生にお聞きしました。
■イホコ先生の解説
●男性は「成果重視」、女性は「経過重視」
男性脳はゴール指向型(結果重視、プロセスは最短であることを好む)、女性脳はプロセス指向型(結果より、そこに至るまでのプロセスを楽しむ)脳の持ち主です。
例えば、女性は、何かトラブルが起こったとき、始めからの経緯を長々と語ってしまうことがあります。
<例:A社からクレームが入ったとき>
女性:「3カ月前、A社のB部長に、私がこう提案したら、B部長があまりよく聞いてくれなくて、いきなり必要ないなんて言うから、私がこう返して、C係長はこう言ったんですけど…」
女性が経緯を事細かに語るのは、経緯の中にこそ真実があると信じているからです。実際に、経緯を語っているうちに、根本的な原因に気づき、経緯を語り終えるころには自ら対処法を思いつていることも多々あります。ところが、男性は、結果(現象)を把握し、そこから「すべきこと」「できること」をできるだけ早く切り出したい脳の持ち主。経緯をにわかには知識化できないので、延々と語られると余計混乱してしまいます。したがって、男性上司にトラブルの報告をするときは、「A社から、このように言われています。現状はこうです」のように、結果から伝えましょう。
いきなり経緯から語りをはじめると、「愚痴と言い訳」にしか聞こず、あなたの評価を著しく下げてしまうことにもなります。ご注意くださいね。
●なぜ、男は間違いを認めたがらないのか
プロセス指向型の女性脳は、ことの途中で起こる様々なことを感知しつつ保持しています。脳の中で、「結果」と「経緯」のどちらが細胞をたくさん使っているかといえば、圧倒的に「経緯」のほう。「どこに行って何を食べた」、ということより、「途中で雨が降って、彼が傘をさしかけてくれて」なんていうプロセスの方がずっと思い出に残っているのです。
しかし結果重視の男性脳は、その逆。経緯がどうであろうと、成果が出なかったら何もなかったのと一緒のため、その絶望感は女性より深いのです。
そんなわけで、「道を間違えた=結果が出せなかった」事実はできれば認めたくないのが男性。認めてしまえばそれだけで、「今日1日が無駄になった」と切ない錯覚に陥るからです。
そこで女性たちは、男たちの「成果が出せない」ことに対する絶望感を、まずは慮ってあげてください。信じられないかもしれませんが、男性にとって間違いを認めることは、女性の想像をはるかに超える、「ショックな出来事」なのです。
●彼に間違いを告げるとき
彼が道を間違えたことに気づいたとき、「道を間違えたんじゃない?」といきなり指摘するのは避けましょう。
ベターなのは、「この道、おかしいね。とっくに○○が見えるはずなのに」や、「この地図おかしくない? 左に○○駅があるよ、実際には右にあるのに」と、道や地図のせいにしながらそれとなく指摘する方法です。
すると男たちは「道がおかしいわけないだろ? きみの地図の見方が変なんじゃない?」なんて言いながら、道と地図の関係を見直してくれます。
間違いが深刻なら、あくまでも、あなた自身が地図の見方に混乱したふりをして、「あれ? あれれ? 混乱してごめんね。道がわからなくなっちゃった。いったん停まろう」と言って車を停めてもらい、一緒に地図を見てもらいましょう。
●彼が間違いを認めたとき、こっちも謝ってあげる
以上のように、やんわりと彼に伝えることで、彼も自分の間違いに気づき、「あれ、さっきの道を曲がらなくちゃいけなかったのかな」なんて素直に言ってくれるようになります。そこで女性のほうも、「私がはしゃいでおしゃべりするから、混乱させたよね、ごめんね」と謝ってあげられれば、かなりいい女かも。
また、素直に間違いを認めてなかったとしても、そっと自己修正をかけるでしょうから、そこは見て見ぬふりを。ま、親しい2人なら、ときには、「あ~、間違った!? 間違ったでしょ!?」なんてつつくのも楽しいですけどね。
●男性は、人に道を聞くのがとてもストレス
さて、道に迷っているにも関わらず、男性が人に道を聞こうとしない理由ですが、ずばり「ストレス」だからです。
おしゃべりに使うバッファ(ワーク領域)が女性の数十分の一しかない男性脳にとって、知らない相手に話しかけるのは、かなりの負担。聞き取る能力が女性の何分の一しかないので、聞き取れなかったどうしようというストレスがあるのです。
さらに、男性は脳の中に仮想空間を持っていて、それぞれ独自の世界観で空間認知をしています。このため、他人の言い方ではピンとこないことも多いのです。そのため、「誰かに道を聞く」のは、ほんとに最後の手段。まずは、2人で地図を見ながら、正しい道を探すことを楽しみましょう。しかしそれでも道がわからない場合は、女性が道を聞く方が無難です。
というわけで、ドライブデートで彼が道に迷った際、女性は道や地図のせいにして、あくまでも彼について行きましょう。それで、彼の好感度が上がれば、デートの目的は十分達成できるんだもの。
<女性がとるべき行動>
・道に迷ったのを「道」や「地図」のせいにして、それとなく指摘する
・最終手段で人に道を尋ねる場合は“女性”が聞く
<NG行動>
・「道まちがってない」などストレートに彼の間違いを指摘する
・「人に聞こうよ」と提案する
(文/黒川伊保子 イラスト/地獄カレー)
次回の「教えてイホコ先生! 男ってなに考えてるの?~男女脳はこんなに違う~」は、5/9(月)更新予定です。お楽しみに!
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