休日の「ダラダラ生活」脱出法
2013.02.26 11:45
提供:マイナビウーマン
毎日が職場と家の往復。仕事に追われ、やっと休日を迎えると、つい目覚まし時計をかけずに寝たいだけ寝てしまう。目が覚めるとすでにお昼をまわっていて、何だか1日損した気分になることってありますよね。疲れをとるための睡眠のはずが、余計に体のだるさを引き起こし、出かける気力さえも失ってしまう。そんなダラダラした休日から「脱したい!」と思っていても、ついパターン化した日常から抜け出すことができない。こんな張り合いのない毎日を変えるには、いったいどうしたらいいの?
「ワークライフバランス」という言葉が少し前に流行りましたよね。『ワーク』=『仕事』と『ライフ』=『生活』の『バランス』=『調和』。つまり、私たちは、充実した気持ちで日々を送り、仕事と生活のバランスをはかることによって、安定した『個』の確立ができるということです。そして、強い『個』の『集団』で組織を形成することにより、高い生産性を生み出すことができるため、ワークライフバランスの必要性が注目されました。
しかし、ワークライフバランスが重要なことは頭ではわかっていても「仕事が忙しい」「会社の体制がすぐに変わるわけではない」「お付き合いで飲み会に行かなくてはいけない」など、仕事(ワーク)に比重が偏りがちな現代人は、生活(ライフ)になるとどうしていいのかわからず、心と体がついていかない傾向が強くなります。そして、「ワークライフバランスなんてできない」という固定観念に捉われてしまうのです。ではなぜ、「できない」と決めつけてしまうのでしょうか? それは、日々の生活やお休みに楽しみや安心感を感じていないためにこういった価値観が生まれてしまうのです。そういう人は一度、生活のペースや『休み』の意識を見つめ直してみてはいかがでしょう?
たとえば、自宅を出てから帰ってくるまでは、すべて仕事モードという人の場合、ひとりになる通勤電車の中や、移動時間、仕事の合間の休憩時間を完全オフモードにし、自分の好きなことだけをしてみてください。5分でもいいのです。何も考えない時間を作る、好きなお茶を飲むなど『休む』ということで得られる安心感を少しずつ心と体に覚えさせていきます。
これは仕事における『緊張』と休憩時の『弛緩』を使い分けることで、消費したものを充電することができ、仕事にメリハリをもたらすだけではなく、効率をあげることにも繋がります。
また、お付き合いの飲み会に無理に足を運んでいませんか? 会社の大きな行事や気分転換になる『飲み会』はとても大切です。しかし、毎週のように同じ同僚や友だちと行くことで疲れやストレスを感じていたら、ひと月に行く回数を決めてしまいましょう。今まで飲み会に費やしていた時間を自分のメンテナンスの時間にあて、自宅でゆっくり音楽を聴いたり、料理をしたり、気持ちをニュートラルな状態に維持できるような安心できる環境に身を置いてみましょう。
そして、つい休みの日はダラダラとしてしまうという場合、そのダラダラはあなたにとって必要なことかもしれません。何も考えずにゆっくり体を休めることも大切です。
ここで無理をして肉体を酷使してしまうと、反復ストレスから精神的ダメージを与え、心のエネルギーが低下し、落ち込んだ状態が続く『うつ状態』を引き出してしまいます。また、せわしない、ストレスフルな日常を当たり前と捉えてしまっていると、重荷から解放されたときに無気力状態になる『荷おろし症候群』『燃え尽き症候群』や、仕事に対して異常なまでにのめりこんでしまう『依存症』、慢性的な興奮状態のため心身ともに休むことができない『不眠症』などを引き起こしてしまう可能性もあり、仕事に支障が出てしまう本末転倒な結果にもなりかねません。
「バランスよく生活をしないと、心の病気になってしまう!」と心配しないでくださいね。毎日、ワークライフバランスを意識しながらの日々では息切れをしてしまいます。1週間の中で無理のない範囲で仕事と生活のバランスを調整し、生活(ライフ)やお休みに安心感を持てるように心がけてみてくださいね。
休日の「ダラダラ生活」から抜け出すには……
通勤中の移動時間や休憩時間を、完全オフモードにしてみる
お付き合いの飲み会は、ひと月の回数を決める
1週間を通し、仕事と生活のバランスを整える
心理カウンセラー 小高 千枝(おだか ちえ)
幼稚園教諭、キャリアカウンセラー等を経て、2007年1月、女性専門のカウンセリングルームを開業。男女関係の問題、依存症、人生観、うつなどのカウンセリングのほか、メンタルトレーニング、企業カウンセリングなどに携わる。2010年9月、精神科医名越康文監修、男女ともに通える『メンタルケアサロン~ピュアラル』を開業。ご相談者それぞれのペース に合わせ問題解決に導くカウンセリングは男女問わず信頼を得ており、リピーターが多い。
「ワークライフバランス」という言葉が少し前に流行りましたよね。『ワーク』=『仕事』と『ライフ』=『生活』の『バランス』=『調和』。つまり、私たちは、充実した気持ちで日々を送り、仕事と生活のバランスをはかることによって、安定した『個』の確立ができるということです。そして、強い『個』の『集団』で組織を形成することにより、高い生産性を生み出すことができるため、ワークライフバランスの必要性が注目されました。
しかし、ワークライフバランスが重要なことは頭ではわかっていても「仕事が忙しい」「会社の体制がすぐに変わるわけではない」「お付き合いで飲み会に行かなくてはいけない」など、仕事(ワーク)に比重が偏りがちな現代人は、生活(ライフ)になるとどうしていいのかわからず、心と体がついていかない傾向が強くなります。そして、「ワークライフバランスなんてできない」という固定観念に捉われてしまうのです。ではなぜ、「できない」と決めつけてしまうのでしょうか? それは、日々の生活やお休みに楽しみや安心感を感じていないためにこういった価値観が生まれてしまうのです。そういう人は一度、生活のペースや『休み』の意識を見つめ直してみてはいかがでしょう?
たとえば、自宅を出てから帰ってくるまでは、すべて仕事モードという人の場合、ひとりになる通勤電車の中や、移動時間、仕事の合間の休憩時間を完全オフモードにし、自分の好きなことだけをしてみてください。5分でもいいのです。何も考えない時間を作る、好きなお茶を飲むなど『休む』ということで得られる安心感を少しずつ心と体に覚えさせていきます。
これは仕事における『緊張』と休憩時の『弛緩』を使い分けることで、消費したものを充電することができ、仕事にメリハリをもたらすだけではなく、効率をあげることにも繋がります。
また、お付き合いの飲み会に無理に足を運んでいませんか? 会社の大きな行事や気分転換になる『飲み会』はとても大切です。しかし、毎週のように同じ同僚や友だちと行くことで疲れやストレスを感じていたら、ひと月に行く回数を決めてしまいましょう。今まで飲み会に費やしていた時間を自分のメンテナンスの時間にあて、自宅でゆっくり音楽を聴いたり、料理をしたり、気持ちをニュートラルな状態に維持できるような安心できる環境に身を置いてみましょう。
そして、つい休みの日はダラダラとしてしまうという場合、そのダラダラはあなたにとって必要なことかもしれません。何も考えずにゆっくり体を休めることも大切です。
ここで無理をして肉体を酷使してしまうと、反復ストレスから精神的ダメージを与え、心のエネルギーが低下し、落ち込んだ状態が続く『うつ状態』を引き出してしまいます。また、せわしない、ストレスフルな日常を当たり前と捉えてしまっていると、重荷から解放されたときに無気力状態になる『荷おろし症候群』『燃え尽き症候群』や、仕事に対して異常なまでにのめりこんでしまう『依存症』、慢性的な興奮状態のため心身ともに休むことができない『不眠症』などを引き起こしてしまう可能性もあり、仕事に支障が出てしまう本末転倒な結果にもなりかねません。
「バランスよく生活をしないと、心の病気になってしまう!」と心配しないでくださいね。毎日、ワークライフバランスを意識しながらの日々では息切れをしてしまいます。1週間の中で無理のない範囲で仕事と生活のバランスを調整し、生活(ライフ)やお休みに安心感を持てるように心がけてみてくださいね。
休日の「ダラダラ生活」から抜け出すには……
通勤中の移動時間や休憩時間を、完全オフモードにしてみる
お付き合いの飲み会は、ひと月の回数を決める
1週間を通し、仕事と生活のバランスを整える
心理カウンセラー 小高 千枝(おだか ちえ)
幼稚園教諭、キャリアカウンセラー等を経て、2007年1月、女性専門のカウンセリングルームを開業。男女関係の問題、依存症、人生観、うつなどのカウンセリングのほか、メンタルトレーニング、企業カウンセリングなどに携わる。2010年9月、精神科医名越康文監修、男女ともに通える『メンタルケアサロン~ピュアラル』を開業。ご相談者それぞれのペース に合わせ問題解決に導くカウンセリングは男女問わず信頼を得ており、リピーターが多い。
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