井浦新

井浦新、私服のまま舞台あいさつに“サプライズ”登壇「本当に突然来てしまいました」<岸辺露伴は動かない 懺悔室>

2025.05.30 21:53
井浦新

俳優の井浦新が、5月30日に都内で開催された映画「岸辺露伴は動かない 懺悔室」大ヒット御礼舞台あいさつに登場。もともと登壇予定はなかったものの、急きょスケジュール調整がついたということで舞台あいさつ直前に高橋一生や飯豊まりえ、玉城ティナ、戸次重幸、大東駿介、メガホンをとった渡辺一貴監督と合流し、一緒に登壇して撮影エピソードを話した。

「岸辺露伴は動かない」の“原点”を実写映画化

「岸辺露伴は動かない」は、荒木飛呂彦のコミック「ジョジョの奇妙な冒険」から生まれたスピンオフシリーズで、2020年12月に実写ドラマ化。2021年12月に第2期、2022年12月に第3期が放送され、2023年5月には映画版第1弾「岸辺露伴 ルーブルへ行く」が公開。今作では邦画初となる全編イタリア・ベネチアでのロケを行い、「岸辺露伴は動かない」の原点とも言える「懺悔室」を映像化した。

5月23日に劇場公開されると、初週の週末興行収入2.6億円、観客動員数17.7万人、興行ランキングでは邦画実写第1位の大ヒットを記録。井浦は、“懺悔室”で露伴(高橋)に自らの犯した「あやまち」を告白する謎の男・田宮役で出演している。

通常の舞台あいさつでのいわゆる“サプライズ登壇”は、観客や一部のキャストにだけ内緒で登壇するというケースがほとんど。ただ、今回は取材陣にもイベント開始約10分前に「急きょ井浦さんも登壇されます。立ち位置が変わります」と伝えられる異例の出来事。いろんな意味でサプライズ登壇だった。

冒頭、戸次から「新さんはなんか今日(衣装が)抑えめですね」と振られると、井浦は「しれっといるんですよね。今日」とほほ笑み、MCが「急きょ間に合いましてお越しいただきました」と説明。高橋が「駆け付けてくださったんです」と観客に伝えると、飯豊も「本当にありがとうございます。新さん!」と忙しい中で駆け付けてくれた井浦に感謝した。

予定になかった登壇だったため衣装ではなく、私服姿だという井浦は「(着て来た)そのまま今登壇しました」と打ち明け、観客から温かい拍手が送られた。

井浦「突然バタバタとさせてしまって本当にすみません」

あらためて、井浦は「(公開から)1週たって、たくさんの方にこの作品を見ていただいて、いろんなSNSや私の周りからも評判の声を頂いています。本当にうれしくて、今日は無理かなと思ったんですけど、みんなにも会いたいし、みんなで見てくださった皆さんに感謝を伝えたいと思い、本当に突然来てしまいました」とあいさつし、「スタッフの皆さん、突然バタバタとさせてしまって本当にすみません。でも、こうやって映画を見終わった皆さんと一緒に時間を過ごせることを本当に幸せに思います」と真摯(しんし)に謝罪しつつ、感謝を伝えた。

ギリギリになってでも参加を決めたのは、井浦自身原作の大ファンであり、今作に対して並々ならぬ思いがあるからこそだろう。

話題になっている高橋演じる露伴の“地団駄シーン”について聞かれると、井浦は「本番中に、『うわっ!露伴が目の前にいる!』ってどこかファン心理が動いたり、『一生くんは本当に露伴だな』って(笑)。『露伴が地団駄踏んでる~!確かに露伴ってこうだよな』って思いながら。そんな露伴を見ている田宮も、今までソトバ(戸次)の霊に取りつかれたり、怪奇な出来事に遭ってはいるけど、生身の人間で田宮を凌駕してくるような人に会ったのは初めてだったんじゃないかなと。そんな気持ちになった瞬間に、地団駄踏んでいる露伴を見つめる表情も自然と内側から奇っ怪なものを見せられているなっていうのが出てきたり…」と述懐。

続けて「(露伴の地団駄から)鳩が飛んで行って、監督のOKが出たときは、映画の神様からギフトを頂いたなって本当に思って、すぐ一生くんの所に行って『鳩すごかったよね!』って言ったら(高橋からは)『そうでした?』って(笑)。『映ってたらいいね』って話をしていました」と振り返った。

また、登壇者がこの作品を周囲におすすめするときのアピール文言を「『岸辺露伴は動かない 懺悔室』は●●」の形でフリップにて発表するコーナーでは、急な登壇だったため回答が間に合わなかったようで、「答えは公式SNSで!」と発表。

「すみません。本当に時間がなくて(笑)。ここに入ってくる瞬間に渡されて、書いてって言われたんですけど、ちょっと時間をください。SNSコンテンツとして書いて(投稿します)」と申し訳なさそうに話すと、大東が「本当に皆さんの前に出るギリギリに新さん来てくださったので!」とフォローし、井浦は「続きはSNSで。頑張ります」と笑顔を見せた。

映画「岸辺露伴は動かない 懺悔室」は全国公開中。

◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT)

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