丸山隆平、息子役のサプライズ登場に「これからが楽しみ、置いていかれないように頑張らなければ」＜金子差入店＞

2025.05.29 12:53

映画「金子差入店」(公開中)の大ヒット記念舞台あいさつが5月28日に都内で行われ、主演の丸山隆平(SUPER EIGHT)、古川豪監督が登壇。スペシャルゲストとして、現役弁護士芸人・こたけ正義感が参加したほか、サプライズゲストとして丸山演じる主人公の息子役を務めた三浦綺羅が登場し、手紙を朗読した。

丸山隆平、古川豪監督とともに本作のレビューを「めっちゃ見ています」

本作は、刑務所や拘置所に収容された人への差し入れを代行する「差入屋」を舞台に、さまざまな事情を抱える人間をドラマ、店を営む家族の絆を描いたヒューマンサスペンス。

5月16日の公開以降、SNS上や各映画サイトで見られる反応に、丸山は「(監督と二人で)めっちゃ見ています」とエゴサーチしている事を明かし、「レビューサイトなどの点数が高かったり、最近の邦画の中でも飛び切り良かったという評判を頂いたり。ご年配の方で『ロングランで広く届いてくれればいい』と言ってくださる方もいて」と高評価にうれしそうな表情を見せた。

本作で長編映画監督デビューした古川監督も「賛否両論あるべきものだと思っていたので、ここまで温かく観ていただけると思っていなかった。捨てたものじゃないと、信じて良かったと思っています。ちなみに初監督でオリジナルストーリーで全国ロードショーの作品は探してもなかなか出てきませんよ」と胸を張った。

こたけ正義感、現役弁護士として本作の着眼点に注目

一方、「金子差入店」の考察動画が話題となったこたけ正義感の登壇は、丸山たっての希望で実現したという。

丸山は「こたけさんの動画は監督にもマネージャーにもシェアして、専門的な切り口と一観客としてどうだったのかを語ってほしいと懇願して今日の登壇がかないました」と話した。

こたけは「弁護士として実際に差入店にお仕事を依頼したことはあるけれど、その方々がどのように被疑者たちに会っているのか、近所からどのように思われているのか、そこまで想像したことはなかった」と本作の着眼点について語り、「システムを含めて僕が知っている某拘置所に酷似していた。実際の場所でロケをしているのかと思った」とリアルな拘置所のセットにも触れた。

今回の役を演じる上で丸山は「監督が描きたいと思うものを信じて演じていくのみだった。どんな仕事をしていても賛否はあるわけで、アイドルも監督も弁護士も勝手に外からの目線で非難されることもある。差入店という特殊な仕事ではあるけれど、葛藤や苦しみはどんな仕事においてもそれぞれあると思うので、“差入店”だからという特別な意識はなかった」などと述べた。

三浦綺羅「ぼくにとって丸山さんはパパであり、お兄さん」

続いて、丸山の息子役の三浦がサプライズ登場。

三浦は、撮影時の思い出や、コンサートでアイドルをしている丸山の様子に触れ「ぼくにとって丸山さんはパパであり、お兄さんみたいな存在です。金子差入店で親子になれてうれしかったです。また丸山さんと一緒にお仕事ができるように頑張ります！」と気持ちを込めた手紙を読み上げた。

サプライズレターに丸山は「そういうのもうやめて～！」と照れた様子を見せるも、「書いてくれたのか、マジか。めっちゃうれしいけれど、どうせまた会えるし。飯も行くし共演もするだろうし。彼の芝居の破壊力は素晴らしい。これからが楽しみだし、むしろ置いていかれないように僕も頑張らなければ」と天才子役の未来に期待を寄せた。