広瀬すず“ほぼ一発撮り”感情爆発シーン回顧「頭で考えてもできることじゃない」【宝島】
2025.05.05 20:39
views
女優の広瀬すずが5月5日、都内で行われた映画『宝島』(9月19日公開)の完成報告会見に、主演の妻夫木聡、共演の窪田正孝、メガホンをとった大友啓史監督とともに出席。感情を爆発させるシーンの撮影を振り返った。
広瀬すず、感情爆発シーンは「ドキドキしていました」
戦後沖縄を舞台に、歴史の陰に埋もれた真実を描き切った真藤順丈による小説『宝島』を実写映画化した本作。混沌と暴力に満ちた時代を命がけで駆け抜けた“戦果アギアー”(米軍基地から奪った物資を住民らに分け与える若者)たちの姿を通じて、誰も描けなかった沖縄、誰も知らない空白の20年、そして戦争に翻弄された運命に絡め取られた人々の姿を圧倒的熱量と壮大なスケールで描くエンターテインメント作品である。ヤマコ役を演じる広瀬は、完成した本作を見た感想を聞かれると「とってもいい意味ですっごく疲れました(笑)」と告白。「監督にはすぐ『いろんなものを喰らいすぎて疲れました』って言ってしまったんですけど、血が騒ぐようなシーンが多くて、自分が(撮影現場に)いなかった知らなかったシーンもたくさんあったので、これは大変だっただろうなって。撮影の日々が濃厚だったなって思い返す瞬間もたくさんありましたね」と語った。
また、オファーを受けた際の心境について「私自身も沖縄の作品に携わらせていただいたことがあって、当時、自分が役を通して体験したことと、沖縄にある問題みたいなことを表現するってすごく覚悟のいることであり、すごく難しいことだろうなと思いながらも、原作を読ませていただいたときに登場人物は男性がとても多くて、その中に太陽のような存在で食らいついて生きてやるぞというヤマコという女性が眩しくて、この覚悟を自分ができたらいいなって素直に思いました」と回顧。「(撮影期間は)すごく苦しかったし、すごく濃厚な毎日を過ごしていく中でもいろんな感情に出会って、楽しいって言ったらあれなんですけど、お芝居というものに対してなかなか出会えなかったエネルギッシュな感覚がこの現場で体験できたなと思うシーンもあったりして、面白く、楽しく、苦しみながら、もがきながらも演じさせてもらえたことはうれしい経験だったなと思います」と充実した表情を浮かべた。
さらに、感情を爆発させるシーンに挑んだという広瀬は「頭で考えてもできることじゃないというか、だからこそシーンを通したり、沖縄に滞在している時間でいろんなものに触れたり、見たりして、でもずっとドキドキしていました(笑)」と振り返り、「監督がテイクを重ねて、いろんな角度からたくさん撮るイメージだったんですけど、文句じゃないですけど(笑)、ヤマコは(永山瑛太演じるリーダーの)オンちゃんへの感情を言葉にしたり、体で出すシーンが多く続いて、何日かに分けて撮影するときも段取りを見た監督が『一発で今から全部撮ろう』みたいな感じで、すごくテンションが上がってくださっていて、ほぼ一発で一連で撮影できました」とにっこり。これに大友監督は「僕の歴史であまりないことなんですけど、5日用意されていたんですけど2日で撮っちゃいました。これ、最高ですよ!」とアピールしていた。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
関連記事
「映画」カテゴリーの最新記事
-
土屋太鳳、坂口健太郎の元婚約者役で「盤上の向日葵」出演決定 映画オリジナルの重要人物を熱演モデルプレス
-
舘ひろし&眞栄田郷敦、血まみれで抱き合う 映画「港のひかり」特報映像公開・黒島結菜&斎藤工らの出演も決定モデルプレス
-
漫画「WIND BREAKER」が実写映画化 疾走感のあるアクションやバックショットが公開WEBザテレビジョン
-
人気不良漫画「WIND BREAKER」実写映画化決定 ファーストルック&特報映像解禁モデルプレス
-
なにわ男子・大橋和也、M!LK・山中柔太朗ら事務所の垣根を超えたボーイズグループのメーキング動画が解禁<君がトクベツ>WEBザテレビジョン
-
菜々緒、母に「騙された」と思った出来事「怒りが収まらなくて次の日まで怒っていました(笑)」【キャンドルスティック】モデルプレス
-
阿部寛、恋人役・菜々緒との“最後のシーン”ネタバレしかける「ダメだ」【キャンドルスティック】モデルプレス
-
阿部寛、母親を“騙した”無邪気なイタズラを告白「子どもながらに『やったな』って(笑)」WEBザテレビジョン
-
“市川準監督生誕77年・「つぐみ」公開35周年”特集「『つぐみ』公開35年記念特番」など6作放送<衛星劇場>WEBザテレビジョン