ラミ・マレック、映画「アマチュア」への出演理由を明かす「スパイ映画という一大ジャンルをいい意味で裏切りたかった」

2025.04.07 18:44

ラミ・マレックが主演を務めるアクション満載のスパイ・スリラー映画「アマチュア」が4月11日(金)より日米同時公開される。公開を目前に控え、ラミ・マレックよりコメントが到着した。

スパイ映画史上最も地味な主人公が繰り広げる無謀な復讐劇

本作の主人公は、愛する妻と平穏な日々を過ごすCIA分析官チャーリー・ヘラー(ラミ)。しかし、ロンドン出張中の妻がテロリストによって命を奪われたことで、全てが変わる。

「妻を殺した奴を見つけて、自らの手で裁きを下す」と最愛の妻を殺したテロリストたちへの復讐を決意し、チャーリーはCIAの上官・ヘンダーソン大佐(ローレンス・フィッシュバーン)に特殊スパイとしてのトレーニングを志願。チャーリーはCIAにすら予測不能な“彼ならではの方法”で、ヨーロッパ各地に潜むテロリストたちを追い詰めていくが、その裏には驚くべき陰謀が隠されていた――。

スパイ映画史上最も地味な主人公、殺しは“アマチュア”のCIA分析官チャーリーが、最愛の妻の命を奪った国際テロ組織にたった一人で挑む、無謀で予測不能な復讐劇となっている。

ラミ・マレック「地に足のついたキャラクターを演じたい」

「ボヘミアン・ラプソディ」で世界的に名を知られ、その後も「007／ノー・タイム・トゥ・ダイ」「オッペンハイマー」などの話題作への出演が続くラミ・マレック。ラミは本作について「『ボヘミアン・ラプソディ』や『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』をやり終えて、次に何をしたいかと自分に問いかけた。その答えは以外にもアクション映画でヒーローを演じることだったんだ」と告白。

さらに「ボヘミアン・ラプソディ」以来の主演映画に本作を選んだ理由について「エレガントで洗練されていて、賢くて、そして最も期待されていない人物の視点から見た物語を作って、スパイ映画という一大ジャンルをいい意味で裏切りたかったから」と語った。

そんな彼が挑む本作の主人公は、内気な“デスクワーカー”チャーリー。ある日テロ事件で妻が殺されてしまったことをきっかけに、タフな特殊任務の経験はおろか、暗殺経験も戦闘能力もゼロのチャーリーは“アマチュアスパイ”として、たったひとりでテロリストを相手に無謀な復讐計画を企てる。

スパイ映画の主人公にも関わらず人に向かって銃を撃つこともできないという、異色のキャラクター・チャーリーについてラミは「並外れた状況に放り込まれた平凡な人物であるチャーリーのような地に足のついたキャラクターを演じたいと思っていた。ステレオタイプなアクションヒーローではなく、自分なりの方法で何か特別なことを成し遂げるキャラクターだからこそ魅力的なんだ」と、既存のスパイ映画の常識を裏切るキャラクターが誕生したことを明かした。

そして、本作で主演だけでなくプロデューサーとしても携わったラミは「プロデューサーという立場は私と作品の距離を近づけ、自分のキャラクターだけでなく、作品全体に向けて意見を発信することを可能にしてくれました」とコメントを残した。