

綾野剛主演映画「でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男」柴咲コウや亀梨和也ら重要人物を演じる俳優陣のコメント到着

綾野剛が主演を務める、6月27日(金)公開の映画「でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男」から、綾野演じる主人公の小学校教諭を取り巻く重要人物7人の不穏感漂うキャラクターポスターが解禁。また、その7人の役柄と、演じる柴咲コウ、亀梨和也、三浦綺羅、木村文乃、光石研、北村一輝、小林薫のコメントも到着した。
実話を基にした社会の狂気を描いた作品
本作は、「第6回 新潮ドキュメント賞」受賞の福田ますみのルポルタージュ「でっちあげ 福岡『殺人教師』事件の真相」(新潮文庫刊)の映画化。20年前、日本で初めて「教師による児童へのいじめ」が認定された体罰事件が起き、その報道をきっかけに担当教輸は世間から「史上最悪の殺人教師」と呼ばれ、停職処分に。そして、児童側を擁護する550人の大弁護団が結成され、民事裁判へと発展し、世論も児童側に傾く中、法廷で担当教諭は完全否認したのだった。この福岡市で起きた実話をベースに、思いこみや決めつけ、加熱する報道合戦や偏向報道による世論の流れなど、人間の静かな恐ろしさや社会の狂気を描いている。
監督は、「悪の教典」や「初恋 FIRST LOVE」など幅広いジャンルの映画でメガホンを取り、近年では韓国ドラマ「コネクト」(ディズニープラス)や、TV時代劇「新・暴れん坊将軍」(テレビ朝日系)の監督など、さまざまなフィールドで活躍する三池崇史が務める。
主人公の小学校教諭・薮下誠一を演じる綾野は、「クローズZERO II」以来16年ぶりに「三池組」に参加。そして、薮下を取り巻く中で最重要人物となる氷室律子を演じる柴咲は、「着信アリ」「喰女 クイメ」に続き、今回が3度目の三池作品となる。律子は「息子が薮下から体罰を受けている」と学校へ告発し、メディアと世間を味方に付けて薮下を追い込んでいく人物だ。解禁されたキャラクターポスターで、律子は血の通っていないような、感情が読み取れない瞳を真っすぐこちらに向けており、恐怖を感じさせる。
事件を実名報道し世論に大きな影響を与えた週刊誌記者・鳴海三千彦は、「怪物の木こり」に続き2作目の三池作品となる亀梨が演じる。ポスターでは、薄笑いを浮かべて眼鏡越しに視線を送り、我の強さと危うさを感じさせる。
また、律子の息子で薮下からひどい体罰を受けたとされる児童・氷室拓翔を三浦、逃げ場の無い薮下を懸命に支える妻・希美を木村、薮下の勤める小学校の校長でありながら保身に走る段田重春を光石、550人もの大弁護団を率いる律子側の敏腕弁護士・大和紀夫を北村、そして世間から孤立した薮下の弁護を唯一引き受けた弁護士・湯上谷年雄を小林と名を連ね、現代社会に実在する闇を耐え難い緊張感と底知れぬ絶望感で体現している。
ストーリー
2003年、小学校教諭・薮下誠一(綾野)は、生徒・氷室拓翔(木村)に体罰を行ったとして、拓翔の母・律子(柴咲)に告発された。その内容は、「死に方教えてやろうか」と拓翔を恫喝するなど、体罰という言葉では収まらないほど聞くに耐えない凄惨(せいさん)さで、市の教育委員会は日本で初めて「教師による生徒へのいじめ」と認定した。
この件を嗅ぎつけた「週刊春報」の記者・鳴海三千彦(亀梨)は、“実名報道”に踏み切った。過激な言葉で飾られた記事は瞬く間に世の中を震撼させ、薮下は「史上最悪の殺人教師」としてマスコミの標的となり、過激な報道合戦が繰り広げられた。
誹謗中傷、裏切り、停職、壊れていく日常…次から次へと底無しの絶望が薮下をすり潰していく。
一方、多くの人々が律子を擁護し、550人もの大弁護団が結成され、前代未聞の民事訴訟へと発展。誰もが律子側の勝利を切望し確信していたが、法廷で薮下の口から語られたのは、「全て事実無根の“でっちあげ”だ」という完全否認だった。
薮下は「殺人教師」なのか、それとも…。これは真実に基づく、真実を疑う物語。
重要人物を演じる7人の俳優が、作品への思いを語る
■柴咲コウ(被害児童、拓翔の母・氷室律子役)
言った言わないやったやられた…当事者にしか分からないようなことを、私情を封印して判別したり裁いたりするということは、本当に難しいことなのではないかと思い知らされる。綾野さん演じる薮下先生の細かな演じ分けは、現場で直に体感しとてもドキドキした。時に無慈悲な、時に感情込み上げる表情や目の奥に「何が真実なのだろう」と探り確かめたくなる。所々でホラー感が垣間見える三池監督の演出には、「好き▽」となりました。
■亀梨和也(「週刊春報」記者・鳴海三千彦役)
今回、再び三池組に参加することができ、とてもうれしかったです。それと同時に、綾野剛くんと久しぶりに共演させていただき、非常に刺激的な現場になりました。台本を読ませていただき、人と人との関わりの難しさ、そしてつながりの素晴らしさについて深く考えさせられました。今回演じさせていただいた役は、物語の流れを大きくする重要な存在です。初めて演じる職業。僕自身もさまざまな思考が交差する難しい役どころでしたが、集中して取り組みました。ぜひ劇場に足を運んでいただき、何かを感じ取ってつながって帰っていただけらうれしく思います。
■三浦綺羅(被害児童・氷室拓翔役)
三池組に参加することができて、とてもうれしかったです! 豪華な俳優の皆さんとの演技で「悔いなく」と思いながら作品に臨みました。最初から最後まで迫力があり、途中に感動もあり、僕も思わず泣いてしまいそうなシーンもありました。実話を基に作られた作品のため、原作を読んで、少しでも近づけられたらと思い努力をしたり、今までやったことない演技もたくさんしたので、そこもポイントとして見ていただけるとうれしいです!! 怖いところもありますが、とても感動する作品です! ぜひ、劇場でご覧ください!!
■木村文乃(誠一の妻・薮下希美役)
胸にずしりと響くこのお話は、昔の話のようで、形を変え今この瞬間も繰り返されていることなんだと思うと、情報過多の時代にどういう人生を歩んでいくべきかを考えさせられます。善悪とは、正解不正解とは、その答えの一つがこの作品にあると思います。
■光石研(誠一が勤務する小学校校長・段田重春役)
久しぶりの三池組に、身が引き締まる思いでした。現場では、エキスパートぞろいのスタッフに加え、綾野さんの集中力、柴咲さんの目力に後押しされ、我ら俳優部、士気が上がりました! どこに正義はあるのか。そもそも正義とは何なのか。ワンカットも目が離せない作品に仕上がってます!
■北村一輝(律子側の弁護士・大和紀夫役)
事なかれ主義。そして他人の間違いに過敏に反応する世の中。不景気だからなのか、皆が幸せになることを忘れているような昨今、このような出来事は誰にでも起きるのだろう。この映画を見て少しでも気付き、変わってほしいと思う。笑顔の多い世の中になってほしい。ぜひ劇場でご覧ください。
■小林薫(誠一側の弁護士・湯上谷年雄役)
三池さんと仕事するのはこの作品が初めてと思っていたら、監督の助監督時代に一度ご一緒したことがあったそうです。でもまあ、それも随分昔の話で、三池作品となれば初参加ということには変わりありません。監督はあの風貌ですから、怖い現場になるのではと緊張して臨みましたが、意外に?優しく穏やかな現場で、背中に汗をかくこともなく臨むことができました。ただ、外ロケの暑さは残暑というより盛夏のそれで、僕も剛くんも汗だけはどうしようもなく、ぼーっとしながら涼しい顔して演技するのが精いっぱいでした。最後に、三池監督お世話になりました。ありがとうございました。
※「好き▽」の▽は正しくは白抜きハート
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