左から高尾楓弥、高尾颯斗、山下永玖、森愁斗

ONE Nʼ ONLY・山下永玖、高尾颯斗、BUDDiiS・高尾楓弥、森愁斗「会えない期間もファンと絆で結ばれてる」<BATTLE KING!!>

2025.02.13 08:30
左から高尾楓弥、高尾颯斗、山下永玖、森愁斗

TikTokフォロワー数日本人男性アーティスト1位のダンス&ボーカルユニットONE Nʼ ONLYが主演を務める『BATTLE KING!! Map of The Mind -序奏-』が2月14日(金)に、『BATTLE KING!! Map of The Mind -終奏-』が3月14日(金)に公開される。本作は山下永玖、高尾颯斗、草川直弥、上村謙信、関哲汰、沢村玲からなるONE Nʼ ONLYが初主演を果たした『バトルキング!!-Weʼll rise again-』の続編。行き場のないエネルギーを喧嘩で発散していたヤンキーが、ダンスと仲間と出会い、新たな目標に向かって突き進んでいくようすを描いている。WEBザテレビジョンでは高坂源二郎役の山下、直江愛之助役の高尾颯斗、山縣虎太郎役の森愁斗(BUDDiiS)、愛之助の弟・直江龍之介役であり高尾颯斗の実弟である高尾楓弥(BUDDiiS)にインタビューを実施し、作品への思いやアクションシーンの苦労、また本作のテーマでもある“絆”について語ってもらった。

森愁斗「セリフ1つ1つの吐き出し方もすごく悩んだ」

--それぞれ演じられた役作りについて教えてください。

山下永玖:源二郎は前作では喧嘩に明け暮れているぐらいヤンキーなのですが、僕はヤンキーではなかったので、このままだとヤンキー感が出せないと思い、ヤンキーものの映画を見ました。例えば「クローズ」や「ROOKIES」で、青春ものというか目標に向かって突き進む物語は似てると感じて、なるべく源二郎に近づけるといいなと思いました。

森:今回は怖さや強さだけじゃなくて、抱えてる悩みや弱みを出さないようにしつつ、見てる人に伝えないといけないという役どころだったので、台本を読みながらどういうテンションでいようかと考えました。セリフ1つ1つの吐き出し方とかもすごく悩みましたし、撮影中も監督に相談しながら演じていました。

--高尾颯斗さんと高尾楓弥さんは劇中でも兄弟の役を演じられているので役に共感する部分があったんじゃないでしょうか?

高尾颯斗:兄弟の距離感は実際に近い感じで、きっと瀧川監督も当て書きしてくださった部分もあるんじゃないかなと思っています。

高尾楓弥:似てるところもありましたけど、龍之介は性格的なことと思春期とで照れ隠しで言わないタイプで、僕は結構なんでもはやちん(颯斗)に話しちゃうからそこのところは違うかなと思いました。あと、劇中で愛之助にビンタされるんですけど、はやちんはビンタとかしないんで。

高尾颯斗:わかんないよ〜、それは(笑)。もしそういう局面が来たら。

高尾楓弥:ないことを祈りたいと思います(笑)。

山下永玖「動いている筋肉ってかっこよく見える」

--アクションシーンが迫力ありましたが、演じるうえで苦労したことなどありましたか?

山下:まずは筋トレを頑張りましたね。前回も頑張ってはいたんですけど、今見るとたくましさが足りないように思えて、迫力を出すためには筋肉大事だなって思いました。撮影に向けてボクシング映画も見たんですが、動いている筋肉ってかっこよく見えるし。

森:僕は体の大きさでは追いつけなかったので、殴られるシーンの見せ方を研究しました。実際に殴ってるわけじゃないんですけど、当たっているように見える角度とか、大ぶりにすると「今から打ちます」って感じに見えちゃうので、速さを出したり。パンチを受ける方もスピードに合わせてもらったりして、細かいところも意識したので前作よりアクションもパワーアップしてるんじゃないかと思います。

高尾颯斗:個人的には殴るよりも殴られるシーンで、どうやったら痛そうに苦しそうに見えるかを研究しました。喧嘩のアクションがある映画を見て、殴られたときののけぞり方などを参考にしていました。

高尾楓弥:僕は前作と比べてアクションシーンが多くて、セリフを言って感情を乗せながらアクションするのが難しくて。全然OKが出なくて、心折れそうになるときもあって苦戦しました。

--前作の瀧川監督と再びタッグを組まれて、新たな気づきだったり、学ばれたことがあれば教えてください。

山下:やはり表情で見せるというのが難しいけれど、大事なことだなって感じました。監督さんからいろいろとアドバイスをもらって助けていただきました。

森:僕も感情を自分ではしっかりと出しているつもりでも、画面で見ると出ていないように感じるところがあって。監督からは「愁斗くんの優しさが出ちゃってるから、そこはもうちょっと怒りの感情を出してほしい」と要望をいただくことも。まだまだ伝わりきらない部分が自分の演技の中にあるんだなと思いましたけど、今回は監督とたくさん話し合ったりしながら、自分から意欲的に動くことができたと思いますし、演じていて楽しかったです。

高尾颯斗:僕は前作もダンス監修をさせていただいて、撮影しながら監督の隣でモニターを見るなど、制作サイドの立ち位置にいたこともあって、続編の撮影に対しても監督の強い熱意を肌で感じられていました。今回はシリアスなシーンも多く登場人物それぞれの背景も重要なポイントになっていたこともあり、役の細かい設定などを監督と詰めることができました。

高尾楓弥:源二郎と対峙するシーンがあるんですけど、撮影前に僕はあまり永玖くんの顔が見れなくなっていって。撮影に至るまでの期間でお互いが作ってきたものをぶつけ合うっていうイメージで撮影に臨みました。カットは何回も回を重ねればいいっていうものじゃなくて、本番がいかに大切なものか感じました。これが映画の面白さで、奥深さだと思うし、監督も撮影前にシーンの説明を毎回話してくださって、僕の感情を引き出してくれました。

高尾颯斗「会えない期間もファンの方と絆で結ばれてるんだなって感じます」

--2年前の撮影から変わったことはありますか?

森:体がでかくなった(笑)。ワンエンは前からちゃんと体を鍛えてるなって思ってたけど、さらに3倍くらいでかくなった。

高尾楓弥:みんな大人っぽくなって顔つきも全然違う。オーラが違っていて、自信に満ち溢れてる感じがしました。

高尾颯斗:楓弥なんか前作は赤ちゃんみたいな顔しちゃってるもんね。たまに回想で出てくると、こんなんだったっけ?って思う。

山下:龍之介は今回のキーパーソンになっていて、前回から豹変して悪い感じが出てたね。

--本作は仲間や兄弟との“絆”が感じられて感動的ですが、最近、絆を感じたことを教えてください。

森:僕はやっぱりライブでファンとの絆を感じています。チケットを買って時間を作って僕たちに会いにきてくれて、それが僕たちのパワーになって、会場もどんどん広くなっていって、ありがたいなって思ってます。

山下:ライブももちろんなんですけど、リハーサルも雰囲気が良くないといけなくて、僕も意識したりはしてるんですけど、助け合ってないと成立しないので。メンバーやスタッフさんとの絆を感じますね。

高尾颯斗:ファンのみんながSNSでコメントをくれたり、応援してくれたり、反応をくれたり、会えない期間もファンの方と絆で結ばれているんだなと感じます。

高尾楓弥:失敗とかミスって何事にもつきものじゃないですか。それこそライブでもミスしたところをカバーしあったり、補い合ったりする場面を目の当たりにするとメンバーとの絆を感じますね。

◆取材・文=入江奈々

撮影=梁瀬玉実

スタイリスト=曽我一平(山下永玖・高尾颯斗)、井上亮(PUNCH)(高尾楓弥、森愁斗)

ヘアメイク=KABUKI RYOTA(山下永玖・高尾颯斗)、KUMA(PUNCH)(高尾楓弥、森愁斗)

衣装協力=ALUDE TOKYO(山下永玖・高尾颯斗)、HARE(森愁斗)、BAYFLOW(高尾楓弥、森愁斗)

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