綱啓永、“あまりない”イケメン役に「やっときたか！と。クランクインが超楽しみでした」＜女神降臨＞

2025.02.13 04:30

俳優の渡邊圭祐、綱啓永が、2月12日に都内で開催された映画「女神降臨」完成披露試写会に登場。主演のKoki,、共演の菅井友香、鈴木えみ、津田健次郎、メガホンをとった星野和成監督と共にピンクカーペットで取材陣の撮影に応じた他、舞台あいさつでは作品への思いなどを語った。

WEB漫画「女神降臨」を二部作で実写映画化

同作は、yaongyiによる韓国発のWEB漫画「女神降臨」を実写映画化。前編「女神降臨 Before 高校デビュー編」が3月20日(木)より、後編「女神降臨 After プロポーズ編」が5月1日(木)より、二部作連続で公開される。

誰もが憧れる“女神”として完璧な学校生活を送りながらも、誰にもすっぴんを見せられないという秘密を持つ主人公・谷川麗奈をKoki,が、麗奈を奪い合う同級生の神田俊を渡邊が、俊と因縁の仲で麗奈に心奪われるもう一人の同級生・五十嵐悠を綱がそれぞれ演じる。

出演が決まったときのことを、渡邊は「『いいんですか？』という感じでしたよね。『まだ高校生やらせてもらえるんですか？』というのが素直なところで(笑)。正直迷ったところもあるんですけど、やらせていただいてうれしかったですね」と年齢的(31歳)に高校生役のオファーには驚いたそうだが、「すごく愛されている作品ということはもちろん知っていましたけど、映画の情報が解禁になったときの反応を見ても、日本でも世界でも愛されている作品に携わらせていただいたんだなというのが沁みましたし、気合が入りました」としみじみと語った。

また、あらためて高校生を演じた感想を聞かれた渡邊は「すごく楽しかったです。文化祭とか最高！(笑)　ひたすらに楽しかったです。あの頃を思い出した感覚でした」と回顧していた。

一方、綱は「すっごいうれしかったですね。どの役でも毎回決まるたびに本当にありがたいなという思いなんですけど」とした上で、「今回は言っちゃえば、“イケメン”っていう役だったんですけど、僕はあんまりこれまで“イケメン”っていう役をやっていなくて。どこかでやっておきたいなってずっと思っていたので、やっときたか！という思いで、クランクインが超楽しみでした」と素直な感想を話し、観客の笑いを誘った。

もともとイケメンだけに“役作り”は必要なかったのではないかと思われるが、MCから役へのアプローチを聞かれると「皮膚科に行ったり、(何らかの)クリニックに行ったり、ジムに行ってみたり、いろいろ見た目は頑張りましたね」と、さらに美貌を磨くべくケアをしていたことを伝え、再び観客を笑わせていた。

渡邊、“なりたい自分”は「ツダケンさんになりたい」

そんな中、今作のテーマでもある「なりたい自分になることを諦めない」にかけて、キャスト陣が「なりたい自分」について発表することに。

先陣を切って手を挙げた綱は「なりたい自分ということは夢ってことですよね？」と確認しつつ、「僕の夢は幸せになることです」と発表し、「仕事もそうですけどプライベートも、一人の人間としての幸せをつかみたいなと思っています。簡単に言うと結婚ですかね」と仕事はもちろんのこと、プライベートでも幸せになりたいという考えを明かした。

そして渡邊は「今日の衣装で気付いた人もいるんじゃないかなと思うんですけど…この(パンツの)サイドライン。誰とおそろいだか分かりますか？」と問い掛け、気付いた“本人”津田もサイドラインをアピールしたところで、「僕はツダケンさんになりたい。衣装から寄せていこうという策略でございます」とどこまで本気なのかは定かではないが真面目な顔で話すと、津田は「いやいやいやいや…(サイドラインは)偶然です」と照れ笑い。

それでも渡邊は「いやいや、寄せてます。津田さんになりたくて。近づけてきました」と強調しつつ、劇中では父子の関係ということもあり「もちろん父のほうが太いラインで。息子のほうが細いというこだわりも入っている」と、なぜ父だから太いのかはさておき、リスペクトを伝えた。

これに津田も「めちゃくちゃうれしいですよ。仲良くやっていきましょう。ご飯行きましょうね。まだ実現できていないので」とうれしそうに返すと、渡邊は「シュラスコ食べに行きましょう。公約ですね」と大勢の観客、メディアの前で食事の約束を交わした。

最後に主演のKoki,は「麗奈を演じさせていただいて、なりたい自分を諦めない姿がすごく輝いていて美しいなと思ったので、私もいろんなことにチャレンジして、なりたい自分になれるように頑張りたいなってあらためて思いました」と、役柄とも絡めてきれいにまとめていた。

◆取材・文=森井夏月(STABLENT)