吉柳咲良「緊張した」伸びやかな歌声で実写映画「白雪姫」劇中歌を生歌唱

2025.02.10 20:29

女優の吉柳咲良が2月10日、都内で行われた映画「白雪姫」劇中歌お披露目イベントに、月城かなと、津田篤宏(ダイアン)、諏訪部順一と共に出席。劇中歌を生歌唱し、伸びやかで感情豊かな歌声を届けた。

吉柳咲良、白雪姫をイメージしたドレスを着て「温かい気持ちになります」

本作は、「白雪姫」を新たなミュージカル版として実写映画化した作品。ディズニー初の長編映画であり、世界初のカラー長編アニメーションでもある「白雪姫」。1937 年に発表されてから今日に至るまで、ヒロインの白雪姫は“世界で最も長く”愛され続けているディズニープリンセスであり、純粋で美しい心を持つ彼女の魅力は、時を超えてさらに輝きを増す。誰もが優しさを求める今だからこそ、白雪姫はスクリーンに蘇る。

白雪姫役のプレミアム吹替版声優を務める吉柳は、白雪姫をイメージしたドレスで登場。吉柳は「これを着ると、『私本当にプリンセスの声を務めさせていただけるんだな』っていう実感が湧いて、心が温かい気持ちになります」とほほ笑んだ。

白雪姫役に決定したときのことを吉柳は「決まったという連絡をマネージャーさんからいただいて。『決まったよ！おめでとう！』という感じではなく『決まったらしいです』ぐらいの、すごくフラットな感じできた(笑)」と回顧。「私も現実なのかなんなのか、理解が追いつかない状態からの自覚をどんどんしていくという形でした」と笑った。

周りからの反応については「周りの方から『やっと夢が叶ったんだね』と言っていただけたり、『絶対に白雪姫見に行くね』って言っていただけたり。友達や周りの共演者の方とか、いろんな方から温かいメッセージをいただきました」としみじみ。ファンも喜んでくれたようで、「本当に今回こうしてできてよかったなと思いました」と語った。

吉柳咲良、オーケストラを率いて生歌唱

吉柳は「どうしてもプリンセスって自分よりも遠くにあるものだと勝手に思っていたところがあったんですけど、実はずっと憧れていた存在でもありました」と告白。「声を務めることによってちょっと自分に自信が持てました。すごくうれしかったです」とかみしめた。

白雪姫との共通点を聞かれると、吉柳は「共通点はすごく少ない」と回答。自分はネガティブになりがちな性格だと明かし「白雪姫はいつも前を向いて、常に笑顔で、思慮深くて優しく、本当に人思いなプリンセス。尊敬するところばかりなので、憧れの気持ちを持ったまま、このプリンセスの声を演じるのに恥じないようにと、最近は日々プリンセスの心得みたいなものを胸に刻みながら生きています」と語った。

吉柳はオーケストラを率いて劇中歌「口笛ふいて働こう」と「夢に見る〜Wating on a Wish〜」を生歌唱。吉柳は「緊張した」と口にしながらも、伸びやかで感情豊かな歌声を会場に響かせた。

映画「白雪姫」は、3月20日(木・祝)より全国劇場にて公開。

◆取材・文＝山田果奈映