石川界人、吹替え時の思い出語る「トラウマが吹替え中に蘇ってきて顔をしかめながら声を当てました」<エイリアン:ロムルス>
「エイリアン」シリーズ最新作映画「エイリアン:ロムルス」(9月6日[金]より公開中)の公開直前イベントが9月5日に開催され、日本版吹替声優を務めた石川界人、内田真礼、ファイルーズあい、さらにメイプル超合金のカズレーザー、研ナオコが登壇した。
SFホラーの金字塔「エイリアン」その後の物語
本作は、SFホラー映画の金字塔である「エイリアン」(1979年)の“その後の物語”を描いたシリーズ最新作。鬼才フェデ・アルバレス監督と、"エイリアンの創造主"リドリー・スコットの製作によって映画化される。物語の舞台となるのは、地球から遠く離れた宇宙。人生の行き場を失った6人の若者たちが、生きる希望を求めて宇宙ステーション“ロムルス”へと足を踏み入れる。
「エイリアン」シリーズといえば、第1作目「エイリアン」で大型宇宙船の中でエイリアンに次々と襲われる恐怖を描き、人々を魅了。主演のシガニー・ウィーバーらによる閉鎖された宇宙空間での凄絶な死闘が話題を呼び、第52回アカデミー視覚効果賞をはじめ、数々の賞を受賞した。「エイリアン:ロムルス」では、第1作目のその後を舞台に、エイリアンの恐怖に遭遇する若者たちの姿が描かれる。
石川は、主人公・レインの元恋人タイラーを担当し、内田はタイラーの妹でともに行動するケイ、ファイルーズあいは宇宙船の操縦を担当するナヴァロを演じた。
なお、「エイリアン」などシリーズ過去作はディズニープラスで配信中。
ファイルーズあい「喉がはちきれそうになりながら収録しました」
会場に集まったファンたちの大きな拍手で迎えられ、登場した石川は、「歴史ある大作の吹替えをするのはなかなかない機会だったので、皆さんがどういう風に悲鳴を上げてくれるのかワクワクしています」とよろこびを隠し切れない様子で語った。
また石川は声の収録に関して、「僕が『エイリアン』を観たのはかなり小さいころ。あの時のトラウマが吹替え中に蘇ってきて顔をしかめながら声を当てました。その世界の登場人物になったつもりで声を当てているので、恐怖感がじかに体に伝わってくるという新しい体験ができました」とコメント。
ファイルーズは、「“エイリアン”に会った時の彼女の恐怖たるや、想像できないくらい怖いんだろうなと思いました。アフレコでも恐怖を感じるシーンへの没入感がすさまじいので、喉がはちきれそうになりながら収録しました」と語った。
続けてファイルーズは、「普段は声がかれてしまうので休憩をとるのですが、ナヴァロたちも“エイリアン”から逃げ惑い休憩なんてとれない状況なので、今回はあえて休憩を入れないで収録しました」と話し、サバイバル・スリラーを全身全霊で演じ切ったとアピールした。
内田は自身が演じたケイについて「ケイは強いなと思う瞬間がたくさんあります。彼女が対面している現実があまりにもひどいから、どうやって寄り添ってあげたらいいかなと思っちゃうくらい、観ていてつらくなる。でも、“エイリアン”という強大な存在に、仲間と一緒に立ち向かうからこそ、希望がみえるところもある。彼女たちを応援したいなと思わされました」とコメントした。
石川界人、エイリアンに興味津々「すごいフルメイク!かなりお時間かかりそう」
“エイリアン”トークが白熱する中、急遽会場が暗転し、サイレンが鳴り響く。すると突如、逃げ場のない劇場の密室に、おぞましい姿の“エイリアン”最終形態が襲来。観客たちを脅かし、カズレーザーも腰を抜かしてみせるなど、会場内は大混乱。
この精巧な特殊メイクで現れた“エイリアン”は一体誰なのかと予想合戦が繰り広げられる中、スタッフよりマイクを渡された“エイリアン”は、自ら「研ナオコです!」と正解発表。研は「やりたかったの!エイリアン好きなんですよ!」とご機嫌な様子。
研のエイリアンをイメージした本格フルメイクアップに、「すごいフルメイク!かなりお時間かかりそう」(石川)、「走れたりするんですか?」(内田)、「お手洗いはどうやって行かれるんですか…?」(ファイルーズ)と興味津々な声優陣たちに対し、研は「2時間くらいですかね」「さっき(登場の時)走ったじゃん!」「内緒」とまさかの神対応で、会場の笑いを誘った。
想像を超える盛り上がりに、“エイリアン”イメージのフルメイクアップを行った研も大満足の様子で、「(フルメイクの)全部がお気に入りです」と嬉しそうにコメント。最後に、全員で“エイリアン”ポーズでフォトセッションを行い、イベントは終了した。
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