磯村勇斗、助演男優賞受賞映画作りのおもしろさ語る「やめられないなってすごく感じています」＜日本映画批評家大賞＞

2024.05.22 21:54

俳優の磯村勇斗が5月22日、都内で行われた「第33回日本映画批評家大賞授賞式」に出席。映画「月」にて助演男優賞を授賞し、その喜びを語った。

磯村勇斗、助演男優賞受賞に喜び

日本映画批評家大賞は、「映画批評家による、批評家だけの視点で選出する、他に類をみない映画賞」として、この上ない愛情を邦画に注ぐ映画批評家たちが作り上げた歴史ある映画賞。

磯村は「月」の他にも「渇水」や「正欲」といった、個性豊かな監督の話題作に相次いで出演。その存在感を際立たせることに成功した。磯村は「助演男優賞をいただけたこと、非常にうれしく思います」と喜び「作品の内容もそうですし自分の演じた役ということを考えると、このありがたき賞をどう受け取ったらいいのか悩んでいる自分もいたりします」と素直な気持ちを吐露。続けて「だけど役者としては非常にうれしい賞をいただいたんだな、と、自分の中で今2人が戦っているような感覚です」と明かした。

映画作りは「やめられない」

磯村は「それぐらい難しい役と難しい作品に出会えたことには感謝しています」と告白。「映画作りは、本当におもしろいところもあるんですけど、時に鋭く冷たい部分も持っている」と口にし「そういうことを心で感じていくと、やはり映画・映像作りの現場は楽しいなって、やめられないなってすごく感じています。これからも長い役者人生ですけど、一歩一歩、この賞を糧にしっかりと少しでも映像の世界に華を添えられる役者であれるようにがんばっていきたいと思います」と言葉に力を込めた。