新垣結衣&磯村勇斗、偽装夫婦役は「こういう時代だからこそあるべきもの」撮影振り返る<正欲>
2023.11.11 14:05
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俳優の稲垣吾郎、新垣結衣が11日、都内で開催された映画『正欲』公開記念舞台挨拶に出席。役柄についてトークを交わした。
朝井リョウによる同名小説を実写化した本作は、妻と息子と3人でマイホームに暮らす寺井啓喜(稲垣)、広島のショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月(新垣)、両親の事故死をきっかけに広島に戻ってきた夏月の同級生・佐々木佳道(磯村勇斗)らが織りなす人間模様を描く。この日は磯村、佐藤寛太、東野絢香、岸善幸監督も出席した。
2人は演技や夏月と佳道の関係性について話し合うことはなかったそうで、新垣は「2人のシーンの初日から、自然とそういう空気はできていたような気がしていたので」と語り、磯村は「2人のシーンを重ねるごとに、それでお互いの共有ができていた気がしたので。無理せずゆっくり、寄り添っていけたのかなって思っていますね」と発言。新垣も頷きながら「穏やかでした」と撮影を振り返っていた。
佐藤と東野のシーンに対する印象を問われた稲垣は「素晴らしかったです。2人のシーンが」と絶賛し、新垣も「大好きです」と笑顔。稲垣は「他の方のシーンっていうのは、皆さん仰っていますけど、楽しみにしているだけなので。現場にはいないので。どうなるのかなと思ったけど、素晴らしかったよね」と言い、新垣は「素晴らしかったですね。現場でもスタッフさんからあのシーンを撮ったあと『どうでした?』って聞いたら、『すごい良かったよ』っていう話は聞いていたので、本当に楽しみにしていて。本当に心震えました。あのシーンを見ていて」「泣いた(笑)」と若手の芝居をべた褒めしていた。また稲垣は「皆さん全然、今登壇している時の目の光り方と違う光り方で僕を見ていたのが印象的で(笑)。こんな顔してないんだもんっていうね」と白い歯を見せ、新垣は「啓喜の顔もそうです(笑)。ガラスのような(目)。今と全然違う」と話していた。
改めて新垣と対峙した感想を問われた稲垣は「ガッキーではない目の輝きだったので。また違った光り方をして、こうやって見てくれていたので、それがすごく印象的な。お互いそうですよね」と話し、新垣は「ありがとうございます」と照れ笑い。「ご一緒出来たシーンが、出会いとクライマックスのシーンで。全然印象が違う、お互いに全く違う顔を見せるシーンだったので、本当にぎゅっと濃密な」と述懐。稲垣は「撮影も順でやってくださって。監督が。僕らが演じやすいように。それも本当に俳優としてはありがたいなっていう感じです」と話していた。
本作ではカット割りがない撮影を行ったそうで、稲垣は「自分でも見たことのない自分の顔とか、『あ、こんな表情していたんだな』みたいなことを感じることがありましたよね」とも語り、新垣は「すごく思いました。たまに、現場でモニターとかがあると撮った後にちょっと見させてもらったりすることもあるんですけど、作品によっては。今回は全く、ほぼそういったことはしていなくて。どういう風に映っているのかっていうのを全く考えていなかったので。『あ、こういう顔をしていたんだ』っていうのはやっぱり思いますし。撮影している時に現場で自分の目で見ているのと、レンズを通して見るのとも印象は違いますし。それが本当にすばらしくて素敵でした」と発見があった様子だった。その後、MCから30秒で最後のコメントを求められた稲垣は、30秒ちょうどで映画の魅力をきっちりとアピールし、会場からは大きな拍手が送られていた(modelpress編集部)
新垣結衣&磯村勇斗、偽装夫婦役は「こういう時代だからこそあるべきもの」
偽装結婚をする夏月と佳道の関係性について考えを問われた新垣は「手を取り合ってこの先の未来を一緒に乗り越えていくという意味では、何ら変わりないというか。偽装ということでもないような気がするというか。なので、2人の形っていうのは私は不自然なこととは全く思わなくて。そうだよねって思いました。この2人がこういった形で手を取り合って、この先を乗り越えていこう。それでこの先も一緒にいるっていうのは、すごく納得していました」と返答。磯村は「僕も何ら違和感もなく。家族とか家庭とかっていうのはいろんな形があると思うので。こういう夏月と佳道のような関係性で、2人で過ごすっていうのも、今のこういう時代だからこそあるべきものだと思うし、実際にそういう風に暮らしている人たちもいると思うので。すごくそこは温かったですね。2人の時間が愛おしかったです」と明かした。2人は演技や夏月と佳道の関係性について話し合うことはなかったそうで、新垣は「2人のシーンの初日から、自然とそういう空気はできていたような気がしていたので」と語り、磯村は「2人のシーンを重ねるごとに、それでお互いの共有ができていた気がしたので。無理せずゆっくり、寄り添っていけたのかなって思っていますね」と発言。新垣も頷きながら「穏やかでした」と撮影を振り返っていた。
佐藤と東野のシーンに対する印象を問われた稲垣は「素晴らしかったです。2人のシーンが」と絶賛し、新垣も「大好きです」と笑顔。稲垣は「他の方のシーンっていうのは、皆さん仰っていますけど、楽しみにしているだけなので。現場にはいないので。どうなるのかなと思ったけど、素晴らしかったよね」と言い、新垣は「素晴らしかったですね。現場でもスタッフさんからあのシーンを撮ったあと『どうでした?』って聞いたら、『すごい良かったよ』っていう話は聞いていたので、本当に楽しみにしていて。本当に心震えました。あのシーンを見ていて」「泣いた(笑)」と若手の芝居をべた褒めしていた。また稲垣は「皆さん全然、今登壇している時の目の光り方と違う光り方で僕を見ていたのが印象的で(笑)。こんな顔してないんだもんっていうね」と白い歯を見せ、新垣は「啓喜の顔もそうです(笑)。ガラスのような(目)。今と全然違う」と話していた。
稲垣吾郎「新しい挑戦」
撮影でワクワクしていたという稲垣は「こういうストーリーですからね、そんなワクワクなんて言葉を使っていいのかわからないんですけれども。僕自身の中でもまた新しい挑戦というか、啓喜という人物の目線で、物語を見進めていってくださる方が最初は多いのかなと思っていて。その中からだんだん僕の心が崩れ始めるというか。自分の正義とは何なんだという風にほころび始めるというか」とコメント。「そういったものをなるべく静かに、あまりはっきりとした表現ではなくて、静かに緩やかなグラデーションみたいなものを付けて演じることができればなと思って、いろいろと監督に指示していただいてやってきたので。そういうことがワクワクというか、すごく新しいチャレンジとして楽しかったですね」と振り返った。改めて新垣と対峙した感想を問われた稲垣は「ガッキーではない目の輝きだったので。また違った光り方をして、こうやって見てくれていたので、それがすごく印象的な。お互いそうですよね」と話し、新垣は「ありがとうございます」と照れ笑い。「ご一緒出来たシーンが、出会いとクライマックスのシーンで。全然印象が違う、お互いに全く違う顔を見せるシーンだったので、本当にぎゅっと濃密な」と述懐。稲垣は「撮影も順でやってくださって。監督が。僕らが演じやすいように。それも本当に俳優としてはありがたいなっていう感じです」と話していた。
本作ではカット割りがない撮影を行ったそうで、稲垣は「自分でも見たことのない自分の顔とか、『あ、こんな表情していたんだな』みたいなことを感じることがありましたよね」とも語り、新垣は「すごく思いました。たまに、現場でモニターとかがあると撮った後にちょっと見させてもらったりすることもあるんですけど、作品によっては。今回は全く、ほぼそういったことはしていなくて。どういう風に映っているのかっていうのを全く考えていなかったので。『あ、こういう顔をしていたんだ』っていうのはやっぱり思いますし。撮影している時に現場で自分の目で見ているのと、レンズを通して見るのとも印象は違いますし。それが本当にすばらしくて素敵でした」と発見があった様子だった。その後、MCから30秒で最後のコメントを求められた稲垣は、30秒ちょうどで映画の魅力をきっちりとアピールし、会場からは大きな拍手が送られていた(modelpress編集部)
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